馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 二つの顔- 2015/05/28 -

Category : BLOG

ご縁というのは不思議なもので、先日下北沢で新しい二つのCDの完成祝いを、ジャケットの絵を描いてくれたお二方と共にしたのですが、みんな早く着いてしまって、おのおのブラブラしていたらバッタリ待ち合わせするお店とは違うお店で出くわして大笑いしたのでした。

「天との約束」を描いてくれたイラストレーターの田村セツコさん

「ファイブエレメンツジャーニー」を描いてくれたCGデザイナーの中島菫さん

田村セツコさんは、去年秋にとある会合でお会いしてから、誕生日パーティーに呼んでいただいたり、何かとお世話になっていまして、私も水曜日は渋谷の教室なので空き時間にセツコさんに、打ち合わせと称してお茶してもらったりしています。

セツコさんの可愛さと面白さと気の使い方は一緒にお茶してるだけで感嘆してしまいます。

完成した音源を聴いていただいたときに、CD聴いて泣くことないのに、号泣しちゃったの。でもCDのコメントにそんな私的なこと書かない方がいいなと思って、冒険に出かけませんか!って書いちゃったんだけど、良かったのかしら?

と何度も心配してました。

中島菫さんは、去年秋にお会いしたお母様の米本久美子さんと、東京で打ち合わせした時にお会いして、スーホの白い馬の公演にお母様の久美子さんが描いた白馬を映像にして、コラボレーション出来ないか?

と持ちかけたのがきっかけでした。

二つのCDは私の音楽世界でもありますが、同時にお二方が感じた馬頭琴美炎でもあります。

CDの帯の裏面に加工してある絵を隣り合わせにすると、二つの馬頭琴美炎の顔が並びます。

示し合わせたような共通点があるのは不思議です。

ジャケットに合わせて、曲調も、二つのCDとも違うテイストにしてあるので、ぜひ二つ合わせて聴き比べていただけたらなと思います。
まあ、本当に、この音源を録音するのも中々な思い出で、ファイブエレメンツなんかは20分ノンストップで、今時超珍しい、いっせいのせ!でライブ録音しているので、臨場感溢れまくりです。笑

バイオリンの佐久間聡一さんの美しい音色も冴えわたっていますし、(彼は広島交響楽団のコンサートマスターでもあります。)ますます息がぴったりと巷で噂の(笑)ドラム今成英樹とピアノ竹井美子とのコンビネーションも楽しめます。

ファイブエレメンツと私の代表曲である、風と空のうたも、今回はバイオリンとのデュオバージョンで、編曲の木村祐さんにかっこよく、美しくアレンジしていただいています。 

               

 巻き込むのがお上手- 2015/05/26 -

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初演が終わりました。 馬頭琴✖️人形浄瑠璃✖️映像 「スーホの白い馬」 一部のコンサートは新曲のオリジナル曲や、馬頭琴でやるとどうなんの??というアナ雪や、様々なものを詰め込んだので、聞いていて飽きない内容だったのではないかと思います。 二部の八王子車人形五代目西川古柳さんの古典の演目二つと、解説も分かりやすく面白い。 本当にこの方が演じるとぐっと空気が変わり、かっこいい!! 会場のお客様の興味津々と、場の盛り上がりが手に取るように分かりました。 さて三部。 こちらは今回の見所は日本の伝統芸能である人形浄瑠璃芝居でモンゴルの民話を演じ、セリフや解説ほぼ無しで、芝居と音楽で情景を作っていくというところです。 これには、白馬の映像が不可欠でした。 しかし映像となると普通は細かく時間が割り振られ、芝居も音楽もきっちり当てはめて割っていかなければなりません。 しかし最初から古柳さんの即興的な芝居も、私のテンポがゆれる音楽も、当てはめてしまいたくありませんでした。 そうするとどういう事が起こるかというと、シーンごとに映像操作が必要になります。 お陰様で芝居も音楽も自由にのびのび出来ましたが、映像操作と照明と、全てのタイミングを音楽と芝居に合わせていく必要があり、裏方スタッフの方々のご尽力やいかに。 ほぼ前日の午後と当日の一度の通しのみで本番を迎えたわけですが、君津市民文化ホールの舞台監督小田さんを筆頭に、照明、映像操作、シンセサイザーの竹井さん、ドラムパーカッションの今成さん、車人形の古柳さん、お弟子さんの菅原さん、皆がみな、少しやるごとに、何がはまって何がはまらなかったか、 本番に向けて調整していく感じが素晴らしいと思いました。(←人ごと?) そして本番、はじめて全てのタイミングが合い、お客様のタイミングと共に先ずは完成したわけです。 しかし古柳さんが言うように完成はこれからです。 二度、三度と経ていくうちにより良いものにしていかなくてはなりません。 また7月の夏休みに予定している岡山での3公演は今回と全く違う状況ですので、一から作り直しと言っても過言ではありませんが、 それもまた古柳さんと作っていけるなら、どんなに楽しいだろうと、頭を抱えながら、ワクワクしてしまうのです。 打ち上げの席で皆さんが、美炎さんは本当にみんなを巻き込むのが上手いね! と、古柳さん、映像制作の中島菫さん、絵を描いてくれた米本久美子さん、君津市民文化ホールのスタッフ、そこへ繋げてくれたイベントKさん、共演者、皆さんが被害者同盟を組んでいました。笑 巻き込むのが上手いと思ったことは無いのですが、私はこれはいい!と惚れたものには真っしぐらになってしまうので、その真っしぐらになっている最中は何がどうなってるのか分かりません。 で気がつくと被害者が増えているという状況なんだと思います。笑 まあ兎に角、お客様が大変喜んでくださって、帰って行かれたことが何よりでしたし、お客様もスタッフもほぼ全員が、これは子供達に見せてあげたいと思った事でした。 でもこの内容のどこにも子供向けに制作しているわけではなく、大人も子供も楽しめると思います。 本番の写真はまだまだ出来て来ないのですが、というよりも、ほぼ映像で記録しているので、紹介用のプロモーション動画が出来上がりましたら、このホームページでもご覧いただけると思います。 取り急ぎ、ノーメイク、ノー衣装、ノーテンションの私も写っているリハーサルの写真をアップします。                            

 レクチャーコンサート- 2015/05/15 -

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最近はじめたツイッターやフェイスブックページに手軽に更新していると、つい済んだ気になって、ホームページが滞るな、と反省です。

レクチャーコンサート、モンゴルの写真をプロジェクターで投影しながらいろいろ話する訳ですが、ほぼ自分の経験談ですので、面白いかもしれません。(自分で言いました。)

そしてもちろん馬頭琴の演奏もします。
曲は、モンゴル民謡から、オリジナル曲、皆さんが良く知っている曲、この曲馬頭琴でやるとどうなるんだろう?というのまで、様々です。
モンゴルでは随分いろいろな経験をさせてもらったなと思います。
ほぼ毎年1〜2回は行っていたので、20回はこえているかと思います。
中国の内モンゴル自治区も、モンゴル国もいろいろな旅をしたり、勉強をしたり、演奏会をしたり、思い出すとキリがないのですが、そんな訳でエピソードもキリがありません。

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 音楽的な芝居- 2015/05/09 -

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瀬戸内に去年あたりから通うようになり、だんだんご縁ができてきて嬉しいかぎりです。
今回急遽決まった二つのライブでしたが、津軽三味線奏者の蝦名宇摩ちゃんが快く引き受けてくれ、彼女はこの辺りでは大活躍なので、顔が広く、皆さん急にも関わらず集まってくださり、無事楽しいライブが出来ました。

父がお世話になっている中国から引き揚げていらしたご家族の鍼灸師の先生が、木曜日なら休みだから、ライブに行きたい!という鶴の一声で、流石に急で本番までの日にちが無かったので、ライブは一箇所と思っていたのが、次の日木曜日もやる事になり、先生は総勢5名のご家族で来て、お客様も方々から集まっていただいたのでした。

以前、はじめてこの先生の所へお邪魔して、先生のお父様もいらしたので、古い内モンゴルの民謡を弾いたら、一緒に歌ってくださり、家に帰った後、とても嬉しそうに大きな声で歌を歌ってくれたと、お嫁さんから報告がありました。

民謡というのはそういう力があるなと思います。
その土地のエッセンスが詰まっていて、人々の想いや暮らしも反映されているような、中々面白いものだと思います。
美しく聴かせるのももちろんですが、前回JAZZサックス奏者の中村誠一さんとモンゴル民謡を演奏してみて、とても面白く、いろんなエッセンスが入るなと思ったので、いつかそれに特化して、やってみたいなと思いました。

お世話になっている牛窓のカフェてれやさんのオーナーでもあり、アーティストでもあるテレサさんが、ここで、スーホの白い馬の映像できるよ!
と言った何気ない一言に、
この雰囲気ある土間で車人形さんの芝居を見たい!!
と思ってしまった私。
皆さんすみません。
そいうしていつも沢山の人を巻き込み、お世話になり、お陰様で形になっていくのだと思います。

すぐに次の日のライブで、ぜひ、馬頭琴✖️車人形✖️映像の「スーホの白い馬」を岡山でやりたいと思っています。
と話したら、夏休みに三ヶ所での講演がほぼ決まりました。

というわけで7月末、車人形さんと共に再び岡山へ参ります!

そして津軽三味線奏者の蝦名宇摩ちゃんと、11月後半に関東でライブするので、皆様お楽しみに♪
彼女は、師匠に津軽三味線だけできてもダメと言われ、沖縄三線、奄美の三線、尺八、太鼓、唄と、一通り叩き込まれ、全国の民謡が唄え、その優勝歴もすごいです。
芯のある歌声と三味線の音。私はとても心地よいなと思いながら、馬頭琴で絡ませてもらっています。

さて、5月23日の君津市民文化ホールの馬頭琴✖️車人形✖️映像「スーホの白い馬」も、いよいよ後初演まで2週間。

とにかく本番を迎えるのが楽しみです。

はじめて八王子車人形の五代目西川古柳さんの芝居を見たとき、この芝居に馬頭琴の音をのせてみたい。と思いました。

古柳さんの芝居はとても音楽的だと思いました。舞のような、激しい動きと、緩やかな動きと、間や息づかい、全部が音楽のようです。

米本久美子さんが描いてくれたスーホの白い馬の沢山のシーンの絵も、本当に映像だけ見ていて涙が出そうな程美しいです。

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