馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 泣くおじさん- 2016/08/29 -

Category : BLOG

濃いなーーー

なんか、知ってるこの空気。

どうしてだか思い出せないけど、なんだか初めてではない感じ。

清里で乙女達と別れてから、高速道路を長野方面へ。

途中諏訪湖のサービスエリアでは必ず温泉に入る。

それから再度出発。

雨だ。雨のノボリクダリの高速道路はなんか危なくていやだ。

そう思いつつ、慎重に松本市目指して。

久しぶり一人で移動。

高校時代の先輩が松本市で農業をやっていて、そのイベントに呼んでくれたのだが、Facebookのやり取りしかなく、Facebook機能のメールのやり取りができるメッセンジャーがなぜか清里に来てから機能しなくなり、多分夜八時頃着きます!

というメッセージを最後に途絶える。

ナビで出ないかも。という情報に、住所を打ち込んだものの、不安。

この車のナビ、なんでここに案内したの??

っていう、一体誰に呼ばれてしまったのか?

と思わず思うような変な所へ案内することがたまにあるのだ。

山の中腹という見当のみ頼りに。

ここ絶対違うよね。

というあまりに細い山の中へ行くうねうね道に案内され、何もないところでナビ終了。

泣きそうになりながら、先輩の電話番号も知らないし、宴会してるというから酔って、Facebookへのメッセージに気づかないかもしれない。。

同じ住所を打ち込んだのに、また全く違う山の中に案内されて再びナビに放置されたところで、先輩が気付いてくれて、無事たどり着く。

中山東花園。

真っ暗の半外な感じの屋上温室の中で皆さん良い具合に出来上がっていらっしゃいました。

いらっしゃーい!

と歓迎してもらい、合鴨の心臓や鯨の焼肉など、不思議なものをいただいて、自家製の梅酒をいただく。

先輩の菅谷さんは、私が一年生の時の三年生。

皆さんが、なんで?どんな接点があって、美炎さんを呼べたのか?

と不思議がるので、菅谷さんが、まあ実はそんなに親しくはなかったけどもね、三年男性に普通は一年女性は憧れるものだけど、この人はそういうの関心なかったから。というような話のくだりで、

あ!!菅谷さん、同じ畜産部でしたよね!

と私が接点を見つけて言うと、

俺、園芸部だから。

と。

あ!誰かと間違えてるな!と皆さんが笑うので、なんだかもうその日の宴会は、その話題でひとしきり。

大笑いの絶えない宴会。

老いも若きもどうも、皆さんひとくせあるような個性的な人達だ。笑

そんななかでも、何となく、皆さんがどういう繋がりで、この会がどういうものかおぼろげながら分かってくる。

いつもイベントの時にギターの弾き語りをしている会のメンバーのユージさんが、あ!美炎さんあと15分遅れてたら、高速道路事故で通行止めだったよ。

と携帯に来た緊急連絡を見て教えてくれる。
とにかく、明日は外にこの日のために作ったステージで、なんとしてもやりたい。

雨よふらないでくれ!

菅谷さんの並々ならぬ、このイベントにどうしても馬頭琴美炎を呼び、イベントを成功させる!という夢だ。という熱意に、私も、もう本当に晴れてくれるしかない。。と思いつつ、まあとにかく、どんな状況でも絶対喜んでもらおうと思う。

というところでお開き。

先輩の菅谷さんが、私のためにお付きのものを用意したと、ゆかちゃんを紹介してくれ、この二日間はゆかちゃんとこのイベント会場でもある、会の本拠地の家に寝泊まりする。

ゆかちゃん、天然記念物並みに笑顔の素直な可愛い女の子。

わたくし幸せ。

次の日、まだ早い中ゆかちゃんが、そーっと起きて、どうやら朝ごはんを支度してくれている。

二度寝した私はゆかちゃんにそっと起こされて、朝ごはんできましたよ。

食べましょう。

と言われ、外に出ると、雨の気配はない。

曇ってはいるが、少し晴れそうな気配もある。

やった!

良かった。

菅谷さん夫婦が作っている農園のブルーベリーを卸している松本市内のパン屋さんのパンと、ご自慢の手作りブルーベリージャムと、ゆかちゃんが作ってくれたスープとコーヒーとで2人で朝ごはん。

こんなお嫁さん欲しいです。

おしゃべりしながらゆっくり食べていると、アレヨアレヨと言う間に会の皆さん到着。

農家の方々は朝早いですなー!

慌てて私も到着した前座で弾き語りをするユージさんにPAをお願いして、カラオケのバランスなどとってもらう。

さて、

いろんな方と少しずつお話するうちに、すぐステージの下にお馬さんたちがいることに気づく。

そして、馬主のおじさんがまたとっても個性的な方。

ポニーはサラブレッドでも中間馬でも誰とでもやるから、どんなのが産まれてくるか楽しみだよ。

出来てると、もう拒否するから、出来たのがすぐわかるよ。

不思議なことに、絶対木曽馬は、他のとやらないんだよね。

拒絶するの。

ポニーは軽いの。

どうもポニー伊藤です。

とご自分をついでに紹介。笑

下にいる一頭をコンサートの時に横に連れてきてくれた。

コンサートしながら、たまに聞こえる馬のいななきと、横に見えるお馬さんにテンション上がりながら、皆さんの並々ならぬ、今日のイベントに向けている期待感を感じ、いい風よ吹いてね。

と祈りつつ、演奏。

農業体験で親子30組が集い、また近隣の方々や、会のサポートメンバーなど、老若男女。

皆さんの気持ちが一つに集まり、私の音に集中してくれているのを感じながら、だんだん晴れて日差しが出て、風が吹いて袖が揺れるのを楽しみつつ、一曲、一曲。

この時間が私には、何よりも愛おしい。

今日だけの音。

今だけの時間。

今だけの人の輪。

同じ時間はもう二度とない。

終わった後の皆さんの笑顔も本当に素敵で、尽力してくれた菅谷さんに、それに協力した沢山の会のメンバーの人たちのお陰なんだなとしみじみ思う。

地主のおじいちゃんが杖をつきながら、ステージにきて、馬頭琴のことをいろいろ聞いてくれる。

馬主の伊藤さんが、俺は馬に乗れるから、馬頭琴弾ける!といって、少しおしえると、ほんとに弾けてる。

うん。すごい。

弾き語りのユージさんは、本当に神経つかって、PAをこなしてくれて、何とか少しでもいい音になるように汗をかいてくれ、最後にアンコールでは無茶振りに答えて共演してくれました。

で、伊藤さんが、私のところに来て、美炎さん、来年は俺が個人的に頼むから、今度は絶対共演者連れてきて、生伴奏でライブしてほしい。

と。

いうことで、来年がもう菅谷さんを置いて先に決まりました。笑

その日の夜の宴会で、皆さんが、伊藤さんさ、ライブの時にビール片手につっ立ったまま、涙流して泣いてたよ。

俺も泣きそうになったけどがまんした。

という話をきいて、伊藤さん!!!

ってなりました。

目をつぶって音を聞いてると風を感じるんだよな〜

と言ってくれた感想に、外でできて本当に良かったなと、ステージをつくってくれた菅谷さんにまた感謝でした。

みんなが後片付けしてる中、菅谷さん命令で、ゆかちゃんに連れられ、一押しの温泉へ連れて行ってもらう。

ゆかちゃんも初めての浅間温泉街。

たくさんある温泉旅館の中からオススメの枇杷の湯が果たしてみつかるからうろうろしてると、あった。

それがすごく素敵な古い和風旅館。

サルスベリの大木。花がゆれている。

なんと1617ねんくらい由来の温泉。

ふと、玄関横の広い上がりに涼んでいるご夫婦を見やると、なんと有名な二胡奏者のジャンジェンホァさんと琵琶奏者の旦那さんではないですか。

数年ぶりの再会にお互いに驚く。

そんなこともあるのね。。ゆかちゃんと風呂上がりにジェラートを満喫して、また戻る。

するとお母さん達が用意してくれた宴会の食事ができていて、夜遅くまでまたいろんな話を聞いたのでした。

それにしても、皆さん、私がまさかこんな所に来てくれるとは思わなかった!というのは、何か勘違いされているような気もしましたが、私こそ、皆さんのお仲間に入れていただいて、来年もまた来てくださいと言ってくれることがどんなに嬉しいことか、珍しく熱弁して、みなさんと別れ、

ゆかちゃんとまた2人で眠りにつく。

次の朝、またゆかちゃんに、朝ごはんですよー。

と起こされ、外にでると!

アルプス一望!

あー早く今度はキーボードとパーカッションの生演奏で一番いいものを皆さんに聞いてもらいたいな。と山を見ながら思う。

早く来年にならないかなー。笑

   
    
    
    
    
   

ところで、菅谷さんがつくってくれた今回のライブのポスター。

皆さんに、この写真の合成うまくできてるね!と褒められたとか。笑

いえいえほんものですよ。

  
それにしても、中山東花園の取り組み、素晴らしいです。

栃木の山の棚田コンサートを筆頭に、岩手の遠野といい、皆さんの地域を思う気持ちと、外から来る人へのおもてなしの心。

素晴らしいなといつも思います。

私は本当にただ弾くだけですが、それが何かのお手伝いになることがとても嬉しいのです。

 ルート- 2016/08/29 -

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同じ道を行く。

何度目だろう。

やはり不思議だな。

呼んでくれる人は全く横のつながりが無いのに、全然別のところから声をかけていただいて、またここへ来ることができた。

たぶん、演奏でくるのは6回目くらい。

清里への山へ続く高原のまっすぐな上り坂。

旅の途中、あ、ここいいなー。と思うと、いつかここで演奏したいなって思う。

するとそれが叶うことが多い気がします。
また別に、ずっと昔からここでやりたいなという場所に一向にご縁ができないということもあります。

例えば屋久島。

でもきっといつか叶う。

そしてその時になって、なぜ今なのか絶対にわかるんだろうなと思います。
そして、なぜだか分からないけれど、同じルート、同じ方面、同じ場所に何度も呼ばれることがあります。

声をかけてくれる方は全然違う方なのに。

だから、演奏するときは、その場所との、まずは巡り合わせに思いを馳せます。

きっと場所というものにも意思はあるのだから。

3つの琴。

ハープとアルパと馬頭琴。

琴といっても、馬頭琴は名前に琴がついてるってだけですが、たくさんの弦の重なりのなかで、馬頭琴の束になった弦の響きをまた重ねられる幸せを感じながら演奏できる機会。

ハープ中村愛さん。アルパ池山由香さん。

三人で弾くのは3回目。

銀座十字屋の中村会長が、三人の調べを気に入ってくださり、清里の森の音楽堂の涼風祭と繋げてくれました。

前日に森の音楽堂で音を合わせ、ペンションにとまり、すっかり女子会を満喫。

音楽女子同士しか話できないことがけっこうありまして、そんな事を話しながら、三人だけで、うんうん。と共感しあい、励ましあい、慰めあうのでした。笑

次の日は演奏。

台風の近づいている中、雨の森の音楽堂。

それでも一瞬の晴れ間がのぞいたりと、ドラマチックな空でした。

ご縁のある方や、一度東京で聞いてくれた方なのが、足を伸ばして、聞きに来てくれたのには、本当に感謝でした。

また聴きたいからコンサート情報みます。

と言ってくれる方が多いのですが、なかなかお近くでできる機会がないだろうなーと想像すると、申し訳なく思います。

せめて少しでも最近はライブの動画をアップしたりもしますが、生ライブを聞いてくださったみなさん一様に、生は違う!!

と、そりゃ当たり前ですよね。

もっともっとたくさんの所で演奏をできるように、ただ、それにつきますね。

琴のお二人と名残惜しく別れてから、車を飛ばして松本市へ。

それは面白い物語の幕開けでした。

つづく

   
    
   

 わ- 2016/08/25 -

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自分にとって何が一番大切か。

もってるひとは、存在感が違うなと思います。

自分にとって何が一番大切か。

それがあれば、選択するときに迷うことなく選択できる。

実は試練が伴ってるから選びたくない方だったりするんだけど。

今日はJAZZサックスの中村誠一さんのお宅でリハーサル。

誠一さんの教え子でもあるピアニストのセタさんと、ドラムの前田さんと、私と四人。

誠一さんは、前にもご一緒した時に、話してくれたいろんな話、今回も休憩のお茶の時に、色んな話をしてくれました。

誠一さんは、今までの音楽経験の中で感動した話をしてくれます。

本当に音楽好きな人だなって心から思える。

色んなすごい経験の中で、本当に感動した話やら面白い話、聞いていると、それが蘇ってくるようで、また、そうだよね。音楽って、そんなところが醍醐味で、たいせつで、だから、音楽してるんだよねって、とても共感できます。

それが、やっぱり演奏していても、同じだなと思います。

その人が何を一番大切にしているか、やはり音楽にあらわれてくる。

だから、こんなにJAZZわかんないは、アドリブも経験少ないは、なのに、楽しい!と思えて私は委ねられるんだなと思います。

来春あたりに、モンゴル民謡でJAZZ!!

もあるし、誠一さんや、私のオリジナル曲、JAZZスタンダードなど、様々にプログラムくむ予定なので、お見逃しなく。

一人立つ瞬間。

心は真っ白。

自分の中にふと生まれるものを感じてみると、感情がどこへ行きたがってるか、それによって表現がうまれてくる。

それが即興だったり、作曲だったり、演奏の表現だったり。

自分を自由にさせてあげること。

それが自在にできると、懐に招き入れる余裕が生まれる。

そうすると、一人でも遊べるし、誰とでも遊べる。

そんな輪が生まれた瞬間、その世界が、完全になる。

そしたら、その体験が、どう生きたらいいか教えてくれる。

そんなものなのかもしれない。

(リハ中のセイイチさんとセタさん。)

  

 ほっぺにキス- 2016/08/22 -

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外が真っ白で雨がざんざん降っていて、木々も揺れていて、そんなのを窓から眺めてただ座ってるか、寝転んでる。

っていうのが好きです。

ふと時間がない場所に行きたいと思う。

人が何キロも住んでないような海岸線の小屋の窓から真っ白に煙る空と海とただ眺めてるだけで、それ以上もそれ以下もおこらず、そのまま。

明日のことも昨日のことも考えず、ただ嵐の様子を眺めてたい。

そんな場所が欲しいから人は別荘を買うのだろうな。

ふと目を閉じたらその場所があって、次に目を閉じるまでそこにいられたらいいな。

湯河原へ行きました。

作家の田口ランディさんからの声かけで、発達障害の子供達とその家族の方々やボランティアスタッフの方々、アーティストの中津川浩章さん、音楽家の巻上公一さん達との濃い2日間。

相変わらず無知の状態でもぐりこんだ人。

でも、子供の時からなぜだか、人に懐かない動物や、人に懐かない人に(⁈)懐かれる事があるのは、同じ匂いがするからなのか。

かわいい女の子に沢山キスされたりと、なんのご褒美だろう?

どちらにしても、自分のできることは限られていて、その場にただ居るようにするっていうのが自分のできることだったりする。
音楽弾く時も。

昼間はTシャツに絵を描く。

中津川浩章さんは、障害を持った子供達との絵を通した活動も沢山されている絵描きの方で、どんな風に絵を描くのかなとか、ただみていたくて、見れて満足でした。

そして流石に、他の人の描いた絵と一線を画しているのでした。

ご本人は、それじゃだめだ!と自分のことをおっしゃっていましたが。

あれは不思議。

思いついてその場で遊ぶように描いているのを見てましたけど、何かがくるくる働いて、ここにはこれ!ってあるみたいで、出来上がったものは作品でしたから。

でもそれは即興演奏も同じかな。

誰でも即興演奏はできる。

でも、きっとここはこれ!っていう瞬間があるかないか。

巻上公一さんはドラえもんみたいに不思議なバックから不思議な楽器や楽器じゃない物をあれこれ取り出して解説してくれて、それだけで面白い人でした。

巻上公一さんとの即興演奏はあー、まだまだもっとやってたいなー。というくらい面白い。

その間、重度の障害を持つ子供達がわらわらと吸い寄せられてきて、私は巻上さんと演奏することに夢中でいながら、一方で、よくこんだけ沢山近くにまとわりついてきてるのに、弓にひっかかったりしないで、邪魔なようでいて邪魔じゃないという不思議な光景を楽しんでもいました。

ランディさんが作ったモンゴル草原が舞台の子馬の物語。

子供達も大人達もめいいっぱいの朗読で、ヒカシューの元メンバーだった、このサマースクールの舞台でもある幼稚園園長の井上誠さんか描いた、モンゴル草原が、本当にモンゴル草原。

ぶっつけ本番の演奏もまた、巻上さんと楽しくやりました。

ランディさんはそれにしても本当にエネルギッシュ。

夜は特別⁈ランディさんの家に泊めてもらい、和室の客間から続く庭からは海が一望でき、蚊帳の中で寝っ転がると、朧月がみえて、波の音と虫の声と、涼しい風で、夢見心地で、さっきまでの濃い楽しい時間と共に、いつのまにかぐっすり寝ました。

そして、普段聞くことのない絵と、演劇にまつわる業界裏話を控え室で夜遅くまで聞けたのが興味深かったのと、ヒカシューってどいう意味ですか?と巻上さんに聞いて、思わぬ面白い話が聞けたのも贅沢な時間でした。

あー巻上さんとアルタイ行ってみたくなっちゃったなー。

そしてランディさんともっとゆっくりお話ししたかったなー。

中津川さんが絵を描いてるところをもっとみていたかったなー。

っていう2日間でもありました。

この2日間で出会ったどの人もなんだか初めてあったような気がしない不思議な出会いでしたが、2日目にご家族の方々に寝っ転がってもらっているところで演奏してたのはまた不思議な経験。

対面しながらの普通のコンサートは、やはりどう持っていくか、何をどうしてどうなるというある程度のコントロールが聞く場所だというのを改めて知る。

いろんな場所や機会やシチュエーションを与えられていることに感謝です。

それにしても子供達のエネルギーとそれに負けない大人のエネルギー。

の渦に巻き込まれる私。

なんとか弾くだけは弾いたという感じでした。

皆様お疲れ様でした!!

ランディさん誘ってくれてありがとうございます。

  
  
あとランディさんの旦那さんが作ったカレーライスと朝のお味噌汁が美味しかったな〜〜。

 みちること- 2016/08/18 -

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月がみちる

今日は満月のようです。

そういえば先日の八ヶ岳の夜のライブでは縄文の博物館館長さんが、三日月は人間が肉眼で見える月なので、新月から3日目に復活再生するという思想が古代にはあるという話。

陰暦の月に沿って生活するととてもぴったりくるという話。

陰暦の話はよく種まきや収穫など、陰暦の通りだと聞く。

館長さんはとても縄文の文化を愛していて、自分もそんな思想や生き方を少しでもしたいなと思っているけれど、もう陰暦にかわることはこれからないのだから、そういう現実をちゃんと踏まえて、どこまでなら取り込めるかと考えている。

という、なんかとても共感できる話でした。

もう陰暦にかわることはこれからないのだから、というあたり、陰暦にまた戻すべきだと思わないあたりがなんだかじーんとするのでした。

変えることのできない状況ってある。

若い頃はなんでも変えられると思っていたな。

今考えるととても守られていた環境にいた。

変えられない状況は確かにあって、それは大きな波のよう。

満てちくるものを止められない。

それなら自分はどうするか。

その大きな力の前にどう立つのか。

まともに波をくらうのか。

波をくぐり波の底で耐えて通過する波を見ながら、のる時を見極める。

諦めることとは違う。

今ある状況の中での一番の理想を思い描く。

波を読むこと。

それでも、

どうしようもなくて、かなしかったら泣くしかない。

それがあとから力になる。

悲しみをちゃんと受けたら、その悲しみは自分の力になってくれる。

なぜなのか

なぜなのか

答えなんかない

悲しみをしっかり通過した先に

わかることがある

月はみちるものだと。

月みちる

先日のサマーアースライブ2016

ひょうご環境体験館でのライブの動画

オリジナル曲の月みちるです。

馬頭琴 美炎

キーボード 竹井美子

ドラム 前田仁

ちなみにこちらは牛窓てれやカフェでの月みちる。

最初に荒城の月を弾いてからの月みちるです。

どちらも違うので聴き比べてみてください^ ^

荒城の月〜月みちる

  

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