馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 コウモリと似てる- 2014/11/07 -

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瀬戸内から戻り、馴染みのある風の村ロッジでのミニライブ。

とても大切な事に気づかされた時間でした。
音楽とは不思議だなと思います。
弾く前には気づかない事が弾く事で気づく事がよくあります。
音は振動なので伝わり具合を通して何か感知する。
あ、コウモリみたい。
そうだなコウモリだ。

話はかわり、自分のこころの内に気づかないふりしてることってやっぱりあります。
何かのきっかけでそこに気づいたら、やっぱりどこかでそれを無視してる訳にも行かなくなります。
その余裕がうまれるタイミングもあるんだと思います。
思い浮かんでいるお面があり、それを自分の内に発見し、ちょっとみてみたいと思うタイミングです。
これ、作品にしたいところです。
村上春樹さんが、こんな事を言っていました。

村上春樹

直接的な意見を言うとステートメント(声明)になってしまいます。
小説家はステートメントを出すのではなくてフィクションという形に想いを昇華させ立ち上げていくものだと思います。

この数年ずっと思っていたこと、とても共感するとともに音楽もそうだとおもいます。
本当は説明のいらない世界。題名もなくていいのかもしれない。

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 瀬戸内の旅の中で- 2014/11/04 -

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父語録
「そういえばお父さん、ネクタイしてるの見たことないな。」

「体縛られるのいやだもの。」

そうだよね。私も指輪と腕時計が苦手ですが。
そもそも父は人生の中で冠婚葬祭に出たことがないと思う。身内含めて。
そんなの時間の無駄だと思うのだろう。
「単純だから、嫌なことはやらない。やりたいことだけやるの。」
父が住む近所にいきつけの喫茶店があり、そこと海辺ホテルのレストランと両方に通って仕事場にしている。
どちらも、パソコンの調子が悪いとマスターがなおしてくれます。

喫茶店には風変わりな若者も集まるらしく、それぞれ風変わりゆえに意見も相反するらしいのだけど、皆さん父には寛容なよう。

喫茶店では父はやりたい放題らしく、疲れると靴下脱いでソファーに横になっているらしい。
そんな父をみて、これでいいんだーー!
って思うらしい。
いいのだろうか?笑
だが父はホテルのレストランへ行くときはスーツを着て通う。
「ちゃんとしてないとホテルだからね。追い出されちゃうでしょ。笑」
だそうです。

さて、そんなことより、この瀬戸内の三日間。三箇所でライブを。
他ミニミニライブ一つと、子供の為のスーホの白い馬朗読と演奏では、元アナウンサーの山川建夫さんに朗読していただきました。
山川さん。
去年秋に仕事でご一緒して、その時から宇摩ちゃんっていう津軽三味線奏者がいてね。
と私に話していて、
宇摩ちゃんにも山川さんが、美炎さんていう馬頭琴奏者がいてね、と話していてお互い会いたかったのです。

春に父が倒れたというので、岡山へ行くと、宇摩ちゃんはなんと父の家からそう遠くない所に住んでいて、父の相方とも仲良し!

そこで父の家ではじめてあい、何故かお互い楽器を持っている。笑
そして、宇摩ちゃんの弾く民謡にあわせてみる。
みんなで、これいいねー!やろうよ!

とその場で盛り上がる。
ここまではよくある話しですが、宇摩ちゃんは本当にコーディネートしてくれて、今回のはこびとなりました。

私は幼少の頃より家にあった高橋竹山のレコードが大好きでよく聞いていたので、いつか津軽三味線とやりたかった。
日本各地の民謡と津軽じょんがらにあわせる。
その演目もとても勉強になるし、楽しい。
連続で演奏できたこともよかった。
リピートで来てくれたりして最終日は人が増えたのもありがたかったです。
中日のカフェでは人が入りきらずにお断りしたので、ぜひまた来てください!とメールまでいただきました。

父が通う整体の先生一家が中国から引き揚げていらした方達で、先生のお父様が日本語あまり話せない。
ライブに来たかったのだが、仕事があけられず、どうしても行けなかったというので、父をみてくれているお礼に演奏しに行きました。
子供達もお父様もいらして、それなら古い民謡を弾いたらもしかしたら知っているかもしれないと、知らなくても私の主に勉強している民謡は内モンゴル自治区のものが多いので、懐かしい感じがするかもしれないと思いました。
演奏をはじめると、お父様、一緒に歌ってくれました。
あー知ってるんだなーと思いながら、私も内モンゴルの風景がまたいつもとは違う感覚を伴って感じました。
馬の曲もとても楽しそうに聞いてくれました。
これはきっとお父様元気になるに違いないとおもいました。

夜に先生の奥様からメールがきて、あの後みんなで興奮して感想を言いあっていたら、お父様が大きな声で中国語で先ほどの曲を歌ったのでみな驚いて、みなで喜んでいます。ということでした。

また瀬戸内に行こうと思いました。
お世話になった方々、聞きに来ていただいた方々、宇摩ちゃんありがとうございました。

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 似た者同士- 2014/11/01 -

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昨晩の父との会話から、え?若い頃人形劇に関わってたの?と知って今夜は晩酌の後で、それってどんなものやってたのか聞いてみました。

なんでも最初にテレビが出来た頃、はじめて人形劇をやることになって、台本を頼まれたんだそうで、当初の予定が数回の短いものだったのが、当時人形が動くだけで見る人は大喜びで評判が良かったので伸びに伸びて、お話もふくらましにふくらまして、前日に次の日の分を書き上げ、当日ぶっつけ本番でというのが当たり前の現場だったようです。

そんな現場にいたとは初耳。考えてみれば父が何してきたかよく知らない娘でした。

そんな父も娘が何してるのかよく知らなかったと思いますが。
似た者親子。 牛窓。 収穫したばかりのオリーブのアクを抜いて塩漬けにしたこの時期だけの初物。 はじめて食べましたが美味すぎです。
青いレモンも。 今日はとても素晴らしいお寺でコンサートでした。
住職が音楽やアートの人の心に与える影響と、アーティスト自身が心をみつめて精進しなければアートも生きてこないという事に気づいて、お寺でのコンサートやアート展を企画しているのだそうです。

本当にアーティストをサポートしてくれる方だと感じました。
こういう人や場所との出会いを作ってくれた津軽三味線奏者の宇摩ちゃんにも本当に感謝です。 日本の民謡に関われる喜びもあります。
彼女の声と音とまだ2日合わせられるのはとても楽しいし、楽しみです。

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