馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 はじまりはじまり・・・- 2015/01/28 -

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偶然にも同じ手帳の人。そう。
中島すみれさん。
違う件のお仕事で絵本の挿絵をされる米本久美子さんとお会いした時に一緒に来ていた久美子さんの娘さん。
打ち合わせで手帳を出したら二人であっと!驚いて、この手帳私も持っています。
といったのがすみれさん。
午年終わったのに2015年も馬の手帳を持つ人はなかなかいないかも。笑
正確にはユニコーンですが。
お母様の久美子さんがこの手帳をすみれさんにプレゼントしたそうです。

すみれさんはゲームのキャラクターデザインをしていて、それも3Dの。
という私には想像もつかない世界。
お母様の久美子さんの作品をいろいろ見ているうちに、白馬の絵が数枚あり、ふと、

例えば、久美子さんが描いた白馬を映像にして舞台に投影するとかできるのでしょうか?
といったのが発端。
つまり久美子さんが白馬の様々な絵をかき、すみれさんがコンピューターの中でそれを操って、八王子車人形の芝居とコラボレーションするという、大胆なことを提案。

久美子さん母娘とさようならをした帰りの電車の中で私はそれを想定して一気に台本を書いてお二方に送り、
それには細かい合わせと打ち合わせが必要になるので昨日、すみれさんをお連れして高尾の車人形さんのところへ行ったのでした。

もうすでに沢山の方が才能と協力を惜しみなく出してくれているこの「スーホの白い馬」の公演。
最初にご協力くださったのはもちろん八王子車人形五代目の西川古柳さん。
器の大きい方なので私が声をおかけできた訳です。
その古柳さんにご協力していただけるのも、今度の五月にやります公演の君津市民文化ホールのスタッフの方々が全面的に共催してくださるからなのです。

とにかく、好きなことやりな!と私に君津ホールを紹介してくれたイベントKの奈良輪さんご夫妻がそもそもの話のはじまり。

と、たどればそこへ行くのですが、チラシデザインをしてくださる事になったセブンウェルズさんと共に高尾の八王子車人形さんのところへ打ち合わせに行ったおり、たまたま取材で来ていた、日本広告写真家協会の長嶋正光さんが、古柳さんを撮影されていたので、その写真を今回の八王子車人形と馬頭琴美炎のコラボレーション公演「スーホの白い馬」に使わせていただける事になりました。

と、度重なる幸運は、協力してくださる皆様のおかげなのです。

私の写真はというとチラシデザインの方が棚田の写真が一番雰囲気が合っているということで、毎年コンサートをしている栃木県那珂川町の山の棚田コンサートでいつも写真撮影をしてくれる小川琢磨さんの撮影したものを使わせてもらいました。

さて、昨日はすみれさんを連れて古柳さんのところへ行き、三人で頭をつきあわせ、また舞台の上でからだを動かしながら、笑
一つ一つのシーンにわけて、いよいよ具体的に描がかけてきました。
とはいえ、古柳さんは速攻で閃いてお芝居を作っていく方。
美炎さんもそうでしょ。とニヤッとして笑う古柳さん。
何を見透かされているのだろう・・とドキマギしながら。
え、ええ。と笑っておく。笑

すみれさんは、どこかのアニメのキャラクターか?のように美しく若い。
ゲームデザインされているのでご自身そうなるのか?
なんだか伝統芸能の古柳さんとゲームデザインキャラクターのすみれさんとに挟まれ、すでに浮世ではない世界にいるようです。笑

そこに米本久美子さんの描く白馬が合わさる。

もちろん馬頭琴美炎の音楽で物語を彩っていくわけです。

チラシが完成しましたら再度ご紹介します。
お楽しみに。

写真はすみれさんとお揃いの手帳の記念撮影。
と、なぜか今年は人魚の手帳だというロマンチストの古柳さんの手帳も。

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 もっとおバカさんになろう- 2015/01/27 -

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この数日はあちらこちらにお邪魔していました。
パーティーといいますか、そういうものに行くとはじめてお会いする方と席やテーブルが一緒になるのですが、何気なく話ていて話がはずむ時、自分の事を話そうとは思ってもいなくても、自然にそんな話になり、蓋を開けてみると、必然な出会いというのがあると本当に思います。

デザイナーの小林先生の新年会では、音楽や映像、ダンスにショーと今回見るのが2回目ですが、本当に刺激になります。
魅せる側。表現する側の徹底した形。

さてハープとアルパのリハーサルも順調です。2人の若く美しい乙女の調べです。まさに!
ハープとの中村愛さんとアルパの池山由香さんはお二人でデュオもよくされているので、息はぴったり。
馬頭琴は楽器の性質上、メロディーにまわるしかなく、ハープとアルパの素晴らしい音色の伴奏に委ねて弾けるというのがとても贅沢です。
コンサートで弾く様々な曲も、このユニークな3つの楽器によく合っていると思います。

昨晩はイラストレーターの田村せつこさんの所へ。
大御所の方々の席に混ぜていただいて美味しい天丼をご馳走になりました。
田村せつこさんの作り出す世界。
絵だけでなく、せつこさん自身に会って話しているとそのまんまです。
せつこさんの好きな詩。
ナディーヌ・ステアというアメリカの女性の85さいの時に書いたものの一節。

今度は思いきって もっと多くの失敗をしてみよう

リラックスして もっとしなやかになろう

この人生での私よりも もっとおバカさんになろう

<略>春はより早く素足になり

秋はより遅くまでそのままでいよう

もっと踊って

もっとメリー・ゴーランドに乗って

もっとたくさんのデイジーを摘もう

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 風穴は自分であけるもの- 2015/01/24 -

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以前からホームページにブログを書いてはいましたが、一方通行だったのもあり、フェイスブックをやるようになって炎上とかそういうのがあると知るようになった。

何か問題があると、そこに十人十色な意見があるのは当然。
何をどう思うのもその人の自由だし、意見を表明したり表現するのも自由。

それを自分のものとして自分の場で発表するのがいいのではないかと思う。

インターネットがある前も様々な意見があったけど、発表するのは特定の人が特定のやり方で
発表することさえ特別な手続きや方法が必要だったと思う。
例えばそれはプロの範囲だった。

それがいつの間にかインターネットをするすべての人達のものになった。
それはとても面白い事だと思う。
でも、同時に考えなければいけない問題は増えたと思う。

圧力。

炎上というのは結果として圧力になる。

表現する人にとってそれは大問題だ。
表現することを仕事にしている人は、社会に何をもたらしているかというとそれは多様性だ。

インターネットによって簡単に相手に圧力をかけることが可能になった。

それによって前ほど自由な表現が狭められてしまったとしたら、それは社会の損失だ。
まわりまわって窮屈な感じを招いてしまうのは自分自身にかえってくる。

これについてこう思う。
という意見は自分の場で発表するのがいいと思うのは、炎上を避けるためだ。
炎上が面白いことのような風潮があるけれど、それに乗ってしまうときっといつの間にかまわりの世界が窮屈に、自分自身も窮屈になってしまうんじゃないだろうか?

胸が痛む事件や問題も多い中で風穴をあけるのは、普段の自分のものの見方や考え方なのだと思う。

そしてその風穴は、多様性という恩恵に通じている。
その風穴を世のマイナスの風潮によって塞いではならないと思う。

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 韃靼の馬- 2015/01/19 -

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「韃靼の馬」
読み始めて、とても面白い。
はい。単純に題名と馬の写真に惹かれて買いました。
でもね、読み始めて驚いたのは去年の秋に訪れた岡山の牛窓でたまたま出会ったお祭り、
朝鮮通信使の行列。
昔朝鮮通信使と言って朝鮮から役人やたくさんの人が船に乗ってきて、この辺りに上陸して、賑やかで華やかな行列でもって都まで延々と旅を続けた。

歴史で習ったかどうか、さっぱり忘れてましたが何だか興味を覚えました。
牛窓は日本のエーゲ海と言われ、なかなか瀬戸内の風光明媚な所で知られていますが、このお祭りは知らなかったし、
牛窓の役所の人と小学生達が朝鮮通信使の役人の格好をしたり、華やかな踊りの披露や音楽の披露があり、朝鮮学校の学生の参加や、少数ですが韓国からの人達もいるようでした。

牛窓の近所の人がちらほら行列を見に来てるくらいで、行列は華やかでしたが、お祭りとしては大変賑わってるという感じでもなく、
なんだかもったいない感じ。

きっと朝鮮通信使はとてもとても華やかで、また迎える方も、朝鮮の方もそりゃあ大変な準備と苦労と、いろんな話があるだろうに、

考えてみたらすごいこと。
参覲交代でもすごい苦労があったとはよく地方でも聞きますけれど、きっとその比ではないでしょう。
なのにそんな話がどの地域に行っても聞こえてこない。
なんだか寂しいです。
その後の歴史でのいろいろな事が作用しているとはいえ、
昔あったこと、知りたいな。とその行列を見てうっすら思っていたら、
巡り合ったお話。
「韃靼の馬」
歴史小説。
朝鮮通信使の事が事細かく書いてあるではないですか!
まだ上下あるうちの上の真ん中ですが、面白いです。
しかも題名の通り、馬の話もあってワクワクします。
去年秋に仕事の話をいただいた中に、歴史物語の話があり、その内容がやはり馬絡みでした。
歴史というのは諸説ありますよね。
当然ですが、見る角度や視点、思想によって同じ事実でも幾通りも話があります。

私は別に人に話はしませんが、その中からやはり自分の視点によって、こうじゃなかっただろうか?という歴史のストーリーがあります。
これは常に更新可能です。
最近は手塚治虫の火の鳥の第1巻にあるような話に興味を持ち、そうなるとなぜかそんな話を話す人や本との出会いが続きます。
まあ馬はもともと日本にいなくて大陸から渡ってきたのですから、この渡ってきた辺りになんだか面白い話が幾つもあるのですね。
たまたまでしょうが、結構仕事で呼ばれた場所が馬にゆかりのある場所がとても多いです。

馬というのはやはり歴史をみると戦に欠かせない動物。
胸が痛い話ですがそうなりますね。
人と関わり、幸せになった馬もいればとても辛い目にあった馬は数え切れないでしょうね。

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 めくるめく弦のしらべ- 2015/01/15 -

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ハープとアルパ。
本日リハーサル。
ハープはみなさんご存知の美しいまろやかな調べ。
アルパは南米のハープより小柄なしっかりした音色の弦の響き。
どことなく東洋的な音もする。
ハープとアルパが重なるとすごく豪華な響きの中、私は馬頭琴で朗々と弾いてしまいます。
シルクロードとかlet it go とか例えばモンゴル民謡の白鳥からのサンサーンスの白鳥とか。
あれもこれも・・・
なかなか面白く、美しく、楽しく、面白い。笑。欲張り。
もちろんそれぞれのソロや、それぞれのデュオも聴き比べて楽しめます。
なかなかすぐに実現する組み合わせでもないので、ぜひこの機会にいらしてください。

二月二日
夜7時より
銀座十字屋ホール
ワンドリンク付き
4200円

あー今からとても楽しみです。
ハープは9月にご一緒した中村愛さん
アルパは池山由香さん
二人とも若く美しく朗らかでリハーサルでも笑いがたえません。
そしてお二人にはそれぞれ私のオリジナル曲の伴奏もしてくださり、また違う雰囲気で、わーわーと一人で興奮しています。

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