瀬戸内に去年あたりから通うようになり、だんだんご縁ができてきて嬉しいかぎりです。
今回急遽決まった二つのライブでしたが、津軽三味線奏者の蝦名宇摩ちゃんが快く引き受けてくれ、彼女はこの辺りでは大活躍なので、顔が広く、皆さん急にも関わらず集まってくださり、無事楽しいライブが出来ました。
父がお世話になっている中国から引き揚げていらしたご家族の鍼灸師の先生が、木曜日なら休みだから、ライブに行きたい!という鶴の一声で、流石に急で本番までの日にちが無かったので、ライブは一箇所と思っていたのが、次の日木曜日もやる事になり、先生は総勢5名のご家族で来て、お客様も方々から集まっていただいたのでした。
以前、はじめてこの先生の所へお邪魔して、先生のお父様もいらしたので、古い内モンゴルの民謡を弾いたら、一緒に歌ってくださり、家に帰った後、とても嬉しそうに大きな声で歌を歌ってくれたと、お嫁さんから報告がありました。
民謡というのはそういう力があるなと思います。
その土地のエッセンスが詰まっていて、人々の想いや暮らしも反映されているような、中々面白いものだと思います。
美しく聴かせるのももちろんですが、前回JAZZサックス奏者の中村誠一さんとモンゴル民謡を演奏してみて、とても面白く、いろんなエッセンスが入るなと思ったので、いつかそれに特化して、やってみたいなと思いました。
お世話になっている牛窓のカフェてれやさんのオーナーでもあり、アーティストでもあるテレサさんが、ここで、スーホの白い馬の映像できるよ!
と言った何気ない一言に、
この雰囲気ある土間で車人形さんの芝居を見たい!!
と思ってしまった私。
皆さんすみません。
そいうしていつも沢山の人を巻き込み、お世話になり、お陰様で形になっていくのだと思います。
すぐに次の日のライブで、ぜひ、馬頭琴✖️車人形✖️映像の「スーホの白い馬」を岡山でやりたいと思っています。
と話したら、夏休みに三ヶ所での講演がほぼ決まりました。
というわけで7月末、車人形さんと共に再び岡山へ参ります!
そして津軽三味線奏者の蝦名宇摩ちゃんと、11月後半に関東でライブするので、皆様お楽しみに♪
彼女は、師匠に津軽三味線だけできてもダメと言われ、沖縄三線、奄美の三線、尺八、太鼓、唄と、一通り叩き込まれ、全国の民謡が唄え、その優勝歴もすごいです。
芯のある歌声と三味線の音。私はとても心地よいなと思いながら、馬頭琴で絡ませてもらっています。
さて、5月23日の君津市民文化ホールの馬頭琴✖️車人形✖️映像「スーホの白い馬」も、いよいよ後初演まで2週間。
とにかく本番を迎えるのが楽しみです。
はじめて八王子車人形の五代目西川古柳さんの芝居を見たとき、この芝居に馬頭琴の音をのせてみたい。と思いました。
古柳さんの芝居はとても音楽的だと思いました。舞のような、激しい動きと、緩やかな動きと、間や息づかい、全部が音楽のようです。
米本久美子さんが描いてくれたスーホの白い馬の沢山のシーンの絵も、本当に映像だけ見ていて涙が出そうな程美しいです。