馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 読書の時間- 2016/04/04 -

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信長読み終わって、今日はやっと秀吉読み終わり、

次は家康だー。

司馬遼太郎の本だと、戦国時代の話がちゃんと入ってくる。

他の本はほとんど頭に入らず、誰が誰で時系列がどうなってるのか、さっぱり分からなくて、堂々巡り。
司馬遼太郎

「私の小説というのは、初めから、外国人に読ませようと思って書いたんですから。『外国人』というのはつまり特定の外国人じゃなくて、日本人であってもいいのですけど外国人的な、つまり日本歴史について何の知識もない人に、それが読者なんだと思うところから出発しますから、『義経は』といったらすぐ打てば響くような読者を想定して書いた作品はないと思うのです。」

とありました。

なるほどだからだ。

私常識的にはほとんど外国人ですもの。

そして舞台の場所。現地に行く。

その土地に行って、その土地の空気を吸うと、思いもかけないことがわかるのだという。

その姿勢ってすごく共感できる。

私も色んなことを知りたい。

それにいろんな人の話を聞きたいし、いろんなものを見て、いろんなも場所に行きたい。

そして知ったことも、経験したことも、感じたことも、わからなかったことも。

ただそのままにする。

きっとそれが何かの折にふと繋がることがある。

そしてどこかで一段深い理解へとつながり、その理解は、感じにも繋がり、作品へと生きてくる。

きっとそういうものだ。

今度の岡山への車の往復も、あ、ここはあの場面に出てくるあそこか〜って、楽しみになってくる。

今回の岡山行きでは、ライブの他に、劇団四次元ステージさんとの新しい出会いと、そのあとは一回行ってみたいと思っているところへ足を伸ばしてみようと思っています。

しかし戦国時代の武将達の男気はすごいなー。武家の女性も強いよね。

強くなろうと思った時期があった。

なれるだけ強くなろう。

今もそうかもしれないな。

私がなりたい強さは、ブレないこと。

覚悟ができてるってこと。

  

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 琴つながり- 2016/04/03 -

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久しぶりの銀座。

久しぶりの電車。

花見へ行く人で賑わっている。

着物の人もちらほら。

いいな〜春。

今日はハープの中村愛さんのCD「風と愛」

発売イベント。

改めてハープと共演できる幸せを噛み締めたひと時。

作曲家が三人も会場で自作の解説。

その後愛さんが演奏。

お客としてはすごーく贅沢な内容で面白かった♪

チラシより拝借しました。

ポスターを撮ればよかったな。

ある意味同じテーマから違う人が曲を作る。

それを聞き比べる。

そういえば、私も田口ランディさんの詩から作ったメロディー。こうふくのしま。

他の方々のメロディーと聞き比べて、なかなかそんな機会もないので、とても面白いなと思いました。

とにかくどれも違うことは確か。

不思議なことになんか聞いてその人がおぼろげながらわかる気がします。

音楽ってこわい!
表現であるかぎりは、やはり伝えるだけではなく、伝わっちゃうんですね。。

  

数年前に愛さんから馬頭琴とやりたいと声をかけていただき、アルパ奏者の池山由香さんとともに何度か三人で演奏したこともありました。

あまり華やかという印象のない馬頭琴において、この二人の若く美しい竪琴奏者に囲まれて両手に花で演奏できる。

お客さんもその意外性と様々な音の重なりに喜んでくださいます。

彼女たちとはまだ先ですが、8月27日に清里でコンサートがあります。

  
ちなみに右端の楽器がアルパです。

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 星をみつける- 2016/04/01 -

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夕方から急に冷え込みましたが、千葉市内も桜満開に。

  
新しい曲のメロディーができて、それをまだ馬頭琴で弾いてみてなくて、伴奏もつけてなくて、でも自分の中には確かな感覚としてその曲はもう存在していて、でもまだ手にしていない時のこのひと時がとても愛おしいものなんだな。

まだ見つけていない星を探してるみたいな。

美炎さんオリジナル曲を弾いてるのは面白いですね。民族楽器で珍しいですね。

とたまに言われます。

はたと考える。

モンゴルの民族楽器。

民族楽器はその地と歴史とが生み出したもの。

民謡はその楽器のルーツそのもので、それを知らなくては元も子もない。

根元がないまま葉は茂らず、実もならない。

そう思うから、初めの何年かはただただ民謡の習得に力を入れて、何も考えず、ひたすら。

そのうち自分の中にある表現欲を舞台という場に出す機会が増えていくにつれ、逆に、馬頭琴をモンゴルの民族楽器で終わらせたくない。そんな想いと、自分の表現欲が合わさったのでしょうね。

私にとって曲を作るというのはごく自然なことで、ひょっとすると、演奏するよりも好きで、大事なんじゃないかと思うこともある。

でも、やはりその曲を自分の馬頭琴を通すことではじめて生きる。

そんな曲をつくるということと、弾くということが一心同体。

もはや馬頭琴は私の声で私の身体。

そしてまだ私に届いてない未知なる曲たちがこの空のどこかに見つけてもらうのを待っている。

私はそう思っています。

そしてそれがどこかの誰かの心に届くまで、どんな偶然をかいくぐり、出会うことができるのか。

そんな素敵な必然をこれからの人生の中でいくつ作り出すことができるか。

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