ちょいと間が空きました。
ぼーっとしていたわけではなく。笑
CD録音などしていました。
2月に入ってからは小学校をまわることが増え、早起きの日々です。
先日行った幾つかの小学校で、先生や校長先生に、今まで馬頭琴は何度か聞きましたが、今日のが一番良かった。感動しました。親御さんや、他の学年にも聞いて欲しい。
と大変褒めていただきました。
ありがとうございます。
思うに、私は本場の人間ではなく、日本人であるし、モンゴルの文化や民謡にとても詳しい訳でもなく、ただ、モンゴルへは数え切れないほど行き、いろんな場面、生活を経験したり、沢山の馬頭琴の音楽にも触れ、自分の感覚の中にはある程度の世界があります。
この人の民謡が一番響くなという人の演奏を真近で聞く機会や、教えてもらう機会が多かったのも幸運でしたし、そこに近づくためにひたすら練習していた日々もありました。
そこから私は美炎として、馬頭琴の音色をより、可能性のあるものとして、自分が描きたい世界を追求する方向へと進んできたと思います。
今でも、モンゴル音楽、馬頭琴を紹介してください。という趣旨の元、依頼される時、自分がそれにふさわしいのか考える時がありますが、それも最近ではあまり迷わなくなりました。
もちろん、民謡や、モンゴル音楽、文化も自分なりに自分の経験を通して語り紹介しますが、私が自分を通して感じている世界を馬頭琴の音色で、馬頭琴の演奏で届けたいという気持ちが強いからだと思います。
あくまでも、音楽。
特に子供達には、美しい、楽しい、驚き、哀しい、時には怒り。そんな感覚を音楽で感じて欲しい。
それがモンゴル音楽であっても、私のオリジナルであっても、他の音楽であっても。
そして共演してくださる人との息のあった演奏から生まれる楽しさや奥行きや、驚きも感じて欲しい。
お年寄りの方を前にした演奏もそうです。
懐かしい曲だけでなく、全く聞いたことのないようなもの。
激しい元気なもの。
切ないもの。
美しいもの。
心の扉が自然と開くように、いつもそんな想いで演奏します。
もうその時には、モンゴル音楽もオリジナルも、その他も無いです。
だから、依頼される時、モンゴル音楽をお願いします。とか、みんなの知っている曲中心でお願いします。という時もありますが、みなさんを前にして、一曲ずつ弾く時、いつのまにか、皆さんが初めて聞く、私のオリジナルが多くなり、最終的に、あれ!今日は民謡少ししか弾いてないとか、知ってる曲一曲しか弾いてないという結果になっても、依頼してくださった方も、そんな注文を忘れて、ひととき、とても楽しんでくださっているのを感じ、これで良かったのだろうと思うのです。
もちろん、少しずつですが、美炎の馬頭琴を聞きたいという依頼もあり、そんな時には本当にありがたいと思うとともに、次はどんなシーンをどんな風に彩るか、自分の今できることを見つめ直す日々です。
最近新しい曲が増え、なかなかプログラムに収まりきらないのが悩みです。笑
今回製作中のCDは、本当に同じメンバーで弾いてるのか?というくらい、全く違うシーンが続いています。
七色の音
私が目指しているのはそんな音楽です。
確かに引いてみれば美炎の馬頭琴の音色ですが、人生にいろんなシーンがあるように、自分の感情にいろんな扉があるように、自分という人間の引き出しの分だけ、沢山のシーンを描きたい。
そんな欲深な私です。
できれば、小学校でも、老人ホームでも、どんな場所であっても、今回のCDメンバーは、毎回ご一緒してくださるピアノの竹井美子さんと、ドラムパーカッションの前田仁さんに加えて、シンセサイザーのRyuta くん、ベースの山田章明さんと加わることで、よりロックな感じや壮大な感じを描くことができたので、そんなバラエティーも提供できればいいなと夢見ております。
満員電車みたい。
そのくらいぎゅーぎゅー。
想像より小さなところに沢山人が入ったライブを聴きに行った時のこと。
満員電車とか満員のエレベーターとか閉所で人が沢山いるのがとても苦手なんだけど、音楽がはじまったら気にならなくなった。
ブラジル音楽ショーロ。
たまたま日本にきて、もう今日しか聴くチャンスないらしいというので、集まった人達。
とっても自然な感じにはじまって、曲数が重なるうちにどんどんのってくる感じがまた自然で、いつのまにか奏でる独特なリズムにひきよせられる。
あの柔軟で自由で自然で遊びがあるのはブレない身体性と気持ちがあるなだろうなと思った。
馬のことに例えると(え?なんで?馬好きだから。)
馬を知らない時、私はモンゴルの草原でいきなりのったので、とくに教えてくれる人もなく、頭にあるイメージで、そういえば背すじピンとして、リズムに合わせて腰をあげたりさげたりしてたなー。とそんなものをやってみたけれど、
牧民さんは全然そんな乗り方してなくて、みてると、馬の自由な動きに吸いついてるみたいだった。
正確なリズムを刻んでリズム通りにと思ってると、追うのが一生懸命になってしまう。
どうしたら牧民さんみたくのれるんだろう。
あれこれやってみたり、乗れるようになってきて分かったのは、馬の背中で馬と一つになってしまうことだ。
それには腰が据わった状態で、体はぐにゃぐにゃにしておくと、馬の動きに柔らかく合わせながら、リズムはずれずに、ぴったりしておけるから、体が多少おいてかれても、腰は合ってるので落ちない。
音楽も似たような感覚がある。
腰が据わっていれば、どんなに元になるリズムから行ったり来たりしても、一貫したものは確かにあって、行きつ戻りつの遊びを体感しながら、安心感という心地よさがある。
すっごく気持ちいい!
ってなるときは馬も音楽もこんな風にリズムは一貫してなくても芯が一貫していて振れ幅は自由でわざとずらすにしても、ぴったり合わせるにしてもウマく行く時だ。
先に馬にのれるようになったから、なんかそれは良かった気がする。
モンゴルの先生が馬に上手に乗れるようにならないと馬頭琴は上手に弾けるようにならない。といったのは、こんなこともあるのかな。
競馬は競り合うから、こちらが前にでたり、向こうが前にでたり、、行きつ戻りつ競り合いながら、ときにはピッタリと真横に並んでいつまでも同じ動きで並走する時もある。
あの面白さってあるなー。
あくまでも見る競馬でなくて、自分が乗る競馬なんですけどね。
モンゴルの人たちと競争したあの面白さはやっぱり馬のリズムの音楽をひく時に蘇る。
本当に乗らなくても、この文章から少しは伝わるように、想像力があればそれでいいのだと思う。
あ、また馬に乗りたくなってしまった。
一月は新しいCD製作です。
とても素敵な環境で撮れることになったのでとても楽しみ。
新しいメンバーも2人入ります。
写真は馬旅800キロの時の頼もしい相方ヘイダーシ。
~お子さん、お孫さんとご一緒に~美炎さんの馬頭琴コンサート | |
日時 |
2017年3月30日(木) 11:00開演(10:40開場 12:00終演予定) |
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会場 |
千葉市民会館 小ホール 全席自由席 ℡043-224-2431 |
出演 |
馬頭琴 美炎 キーボード 竹井美子 パーカッション 前田仁 |
チケット |
一般 1900円(中学生以上) 小学生以下 600円(0歳以上) ペア券 2400円(一般1枚+小学生以下1枚) ※12月20日発売開始 |
チケット販売 お問い合わせ |
千葉市民会館 043-224-2431 千葉市文化センター 043-224-8211 京葉銀行文化プラザ 043-202-1790 千葉市男女共同参画センター 043-209-8771 千葉市若葉文化ホール 043-237-1911 千葉市美浜文化ホール 043-270-5619 |
~第6回大畑駅桜まつり~桜の下で音楽コンサート | |
日時 |
2017年3月26日(日) 10時30分~13時30分 |
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会場 |
大畑駅 JR利用の場合:(肥薩線)人吉発→大畑駅 自家用車利用の場合:梅園駐車場で駐車し、大畑駅まで徒歩5~10分 |
出演 |
馬頭琴 美炎 ハープ奏者 永山有美子 キーボード 竹井美子 パーカッション 前田仁 |
チケット |
無料 |
チケット販売 お問い合わせ |
お問合せ先 人吉市大畑駅を愛する友の会 ☎24-6898 人吉市経済部観光振興課 ☎22-2111 人吉観光案内所 ☎22-2411 |
ふれあい塾あびこレクチャーコンサート | |
日時 |
2017年3月23日(木) 10:00~11:30 |
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会場 |
我孫子市生涯学習センター(アビスタ)ホール |
出演 |
馬頭琴 美炎 キーボード 竹井美子 パーカッション 前田仁 |
チケット |
参加費:700円(当日申し受けます) 定員:120名(申し込み順、当日申込みは受付順) |
チケット販売 お問い合わせ |
主催:NPO法人ふれあい塾あびこ メール:nobottaono@poplar.ocn.ne.jp 電話:080-1364-0371 ファックス:020-4623-8052 |