美炎-miho-馬頭琴コンサート | |
日時 |
2017年12月9日(土) 受付 17:30/開演 18:00 |
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会場 |
アース・メイト 八千代市村上南2-16-25 |
出演 |
馬頭琴 美炎 キーボード 竹井美子 ドラム 前田仁 |
チケット |
大人¥1500 子ども(3歳以上)¥500 |
チケット販売 お問い合わせ |
前田 TEL&FAX 047-459-3751 |
海辺のカフェ。
というか海辺の駅舎がカフェというところへ腹ごしらえに。
岩手でご一緒だった舞踏家の太田直史さんが熊本へ来ているところに何がどうして合わさったのか、摩訶不思議ですが、それにより美紀さんが滝の上美術館での不思議トリオを組んでくれて、山の中へ。
倍音演奏家のシマカワコウジさんと。
不思議な場所で不思議な時間はあっという間でした。
また山を降りて、
美紀さんのお宅で長崎のご馳走をいただきました。
双子の弟さんもご両親もみなさん陶芸家。
先にメイン席に陣取ってます。
お母さんは美紀さんが高校生の時に亡くなられて、家のあちこちにはお母さんの絵や陶芸が残っていて、美紀さんの作風の中に繋がっているんだなと。思ったり。
お父さんの作品がまた面白い。
調子にのっていろいろ見せてもらっていると、それ気に入ったならあげるよ。
と言われ、これはーーーもらえません。
代わりにこれを。ってちゃっかり小さなものいただいたきました。
台所から食器が出てくるたび、この家の誰かの作品であるか、はたまた、それ誰の?という質問が飛べば、誰々の。という答えが。
普通の家にはないことです。
一人でワクワク。
陶芸家の友人の方も来たり、陶芸あるある話を興味津々に聞いて夜はふけ。
竹灯籠まつりの日。
じつは着火作業だけかとおもったら、終わった後の消化作業がなかなかでした。
ふーふー消してたら、酸欠になるよ!とうちわを貸してくれてあおいでも、なかなか消えず、10個も消さないうちに、皆さん全部消し終えてました。
このおまつり、川棚町にある片島魚雷発射場跡地で開催されており、地元の有志の方々で成り立っています。
この地で平和を願う意味が、考えなくても、そこで演奏することでじわじわと。
今回が3回目ということで、皆さん試行錯誤で毎回改善工夫しながら、素敵な手作りのイベントをされていて、どこの地域にも本当にこういう方々がいて、地域がいろんな意味で潤っていくんだなと思いました。
こういう人達と行政がもっとがっつりと組み合ったらお互いやりやすいんだろうなと思ったり。
相変わらず私はそういうところに便乗して外から眺めるだけなのですが、少しでも花が添えられたら、皆さんの思いを共有できたらと思います。
長崎最終日は美紀さんの工房。
はーー。全部欲しいという欲を押し込めて、売れたらどうしよう!
売れなかったらどうしよう!
というわけのわからない心境です。
12月14日は三鷹のギャラリーカパリスンにて昼の回は満席ですが、夜の回はお席あります。
五時半より。
三鷹駅からジブリ美術館に向かって、風の通り道沿いの素敵な洋館です。
美紀さんの作品もたくさんご覧になれます。
美紀さんの陶器を使っての夜はオードブル付き。
7月からの二回目になる渋谷のサラヴァ東京にて馬頭琴美炎LIVEです!
こちらもぜひお待ちしています^ ^
今回の棚田コンサートの撮影の映像も流す予定。
銀河夜行のアニメーションも必見です。
棚田から企画の廣田さんたちも来てくれます。
いつもの3人他、ベースとシンセサイザーが入ってより拡がります。
クリスマスのものも♪
お楽しみに。
さて前回からの続き。
雪の峠道を飯田へ。
ピッツアヒコノキは6月からの二回目でした。
ドラムの前田さんの元生徒さん林さん。
一流ホテルで修行した腕によりをかけてのビュッフェと共にLIVEです。
林さんのお父様と、林さんの飯田でのドラムの先生木下佳典さんのご協力で、全く縁もゆかりも無い飯田の地でのライブもお客様が来てくれました。
伊那から私の高校時代の同級生も来てくれたりと、こういう時に会えるってなんだか幸せだなー。
あんまり話したりする時間はなくとも、なんか会えただけでも心暖かくなるものです。
さて!
このピッツアヒコノキ。
Facebookやインスタで投稿を見ていると、美味しそうな季節のピッツアや、オリジナルレシピもさることながら、なんだかここ最近、すごくかわいいやつ。
真っ黒で小さいのがちょいちょい登場してくる。
もしかして会えるのかな〜と楽しみにしていた。
まずはお店でドタバタと楽器をおろし、セッティングして、とうとうあれこれやる事も終わり、そろそろお客様が来るかなと、林さんの家の方の控え室に。
そういえば、あの黒猫ちゃんは、どこなんだろ。って話してたら、チリチリチリチリと、かわいい鈴の音がして、キキが来ました。
ここからめくるめくかわいい黒猫ちゃんとの絡みをご覧ください。
お気づきだと思いますが、竹井さんは猫アレルギーのため、触れず。
でも私の実家でのリハーサルの時に実家の猫とやむなく触れ合って、だいぶ軽症になってきました。なぜか。
もう、拉致したい衝動にかられっぱなし。。
ちょっと発声練習したら、ものすごく驚いて、まん丸な目で、私の口の中まで顔を入れてきました。
面白すぎる。
そんなんでデレデレふわふわしたまま、客席に行くと、案の定、プログラムメモした紙を忘れて、隣の竹井さんの譜面台を盗み見ながらの進行でした。
ここのヒコノキの看板は、魔女の宅急便が好きだという林さんの手づくり。
なんと庭に迷い込んできたのだそうです。
確かに黒猫を飼いたくて、でもお父様が猫嫌いで、犬もいたので半ば諦めていたとか。
結局、お父様もデレデレだそうです。
そのお父様がなんと当日お誕生日で、林さんより、アメージンググレイスのリクエストがありました。
最後に帰る時に、お父様が走ってきて、今日産んだチャボの卵といって4つくれました。
早速卵かけご飯にしました。
ご馳走さまでした!
さて戻ってきてからしばらくして、再び私は絵と陶芸の西美紀さんのところへ。
長崎にあるアトリエ、ミキクオーレ。
こちらにも黒猫\(^o^)/
スピラー氏
黒猫ってみてると絵になるし、かわいいのに、写真にとるとなんだか黒い毛のかたまりになってしまい、写真撮るのがむずかしい。。
美紀さんが滞在中何度も淹れてくれた紅茶が美味しい。
それもそのはず、まず12月にまた美紀さんとコラボレーションする三鷹のギャラリーカパリスンのオーナーが推薦する紅茶。
ここの洋館は何もかも素敵なのですが、オーナーがとてもお洒落で素敵な方です。
宮崎駿監督が三鷹のジブリ美術館の洋館のカーテンをここのオーナーにオーダーしたらしいです。
次の日の朝は近くの山の麓の神社に水汲みに。
ここの湧き水がおいしい。
それで紅茶を淹れていたようです。
さらに!
美紀さんたち家族は何の感慨もないのだと思いますが、私にはいちいち出される食器の類が、いちいち美紀さんの作品だったり、双子の弟さん達のや、ご両親の作品だったりと、わー!素敵!ってなるので、一人で心の中で騒いでました。
続く。
朝一で車に楽器を詰め込み、まず前田さんの運転で出発。
前田さんの場合、だいたいすぐにお腹が空いて、良さそうなサービスエリアまで長らく運転をし、食べた後も大丈夫ですよ!と運転をしてくれますが、眠くなって運転を変わる。
というサイクルです。
名古屋近い。
いつも三人で新東名を走るときはそのまま岡山まで行くことが多いので、あらもう着いた。という感じでした。
美紀さんの絵と陶芸の作品展の中で、美紀さん繋がりのお客様がいらっしゃり、いつものライブを。
いつものライブですが、自然に美紀さんの作品世界と繋がり、面白い。
美紀さんの今回の作品には、遠野で一緒に旅したモチーフも多く、遠野の風景、馬、馬頭琴、はたまた白龍など、大人買いしたい衝動に駆られました。
馬頭琴を聞いたことがあるというお客様もいて、民謡は想像できたけど、オリジナル曲の世界が想像を越えていてとても良かったですよ。と暖かい反応でした。
皆さん、プログラムを配らないのに、割と曲名を覚えていてくれて、あれとあれはどのCDの中に入ってるかしら?と探してくれます。
そしてまんべんなく色んなCDの中に散っているので、困って笑うお客様と、ええい!全部買う!と太っ腹なお客様と、そんな時のやり取りが楽しいです。
オリジナル曲が増えて、ほぼオリジナル曲ばかりを弾くことも増えてきました。
皆さん言われるのが、風景が見える。
ということです。
私も演奏する度に、その日によって見えてくる景色が変わるので面白いのですが、そんなことをお客様も見ているのかなと思います。
それはいわゆる風景の場合もありますが、時にはそこに感情の色のような風が押し寄せたりして、面白いのです。
美紀さんとゆっくりする暇もなく、泣く泣く名古屋を後にして、岐阜へ。
実に6年ぶりくらいの恵那市串原村にあるゴーバルへ。
こんなに山の上だったっけ?と思いながら真っ暗な山道をぐるぐる上へ。
前田さんが、美炎さんの現場は本当に山の上とか山の中が多いよね。
え!こんなところ入ってくの?っていう道が多いよね。と言われて、その通りだと思いました。
普通に、この楽器満載の乗用車が健全に辿り着けるだろうかという漠然とした不安と、ワクワクしてしまう気持ち!
竹井さんも毎度、えー!大丈夫なの?えー!すごいところだね。と感心してます。
道道、何か食べようと思っていたら何もない。
これはきっと最後のコンビニだろうと唯一あったコンビニによってパスタのみ買う。
ゴーバルに行けば、野菜や手作りのハム、ソーセージが沢山あるだろうと目論んでのこと。
何度か迷って、電話でやりとりしながら、たどり着く。
なんだーご飯食べてないなら言えばいいのにとナオコさんに言われながら、勝手にパスタを茹でて、野菜とハムソーセージをモリモリ入れて皆んなで作る。
なんか合宿みたいだね、いつもこんな感じなの?と聞かれて、滅多にないけど、そういう時もある。
ゴーバルと言えば、このストーブテーブル。
手作り。
ゴーバルに来るのは久しぶりだけど、親戚なのであちこちでたまに見かけているのであまり久しぶりな感じはない。
豆炭を専用ケースに入れて、お布団の中へ。
これがお風呂に入ってるくらいあったかい。
暑くて一度目がさめる。
そしてそのまま布団の中に入れておくと、次の夜まであったかいという優れもの。
次の日の朝、ゆっくり目覚めるとススムさんがコーヒー淹れてくれました。
ストーブで焼いてそのままそこで食べる。
出た屑も、ストーブの上の小さな穴から蓋を開けて下の火の中へ。
めちゃくちゃ合理的です。
バナナの皮も何もかも焼いて、翌日の焚き付けに。
バナナも薄切りにしてストーブで焼いて乾燥チップスに。
へー!っていうことばかり。
筋肉すごくてチワワに見えない。
夜まではゆっくり温泉に入ったり、楽器出して遊んだりしながら過ごし、夜のライブ。
そして夜は更け
朝。
昼までゆっくりしてからゆっくり出発。
温泉に寄りつつ、峠の途中で雪。
紅葉の綺麗な山に降り注ぐ雪が絵のようで幻想的。
前田さんの元ドラムの生徒さんの林さんのお店。
ピッッツアヒコノキへ。
続く。。。。
明日から始まる名古屋、岐阜、長野ツアー。
実は名古屋で演奏するの初めてです。
そんな場所へ導いてくれた絵と陶芸の西美紀さん。
城下町の昔の風情が残る通りにあるギャラリー。
美紀さんのイメージとギャラリーのイメージ。
どの衣装が合うかな。
そんなことを考えていますが、もう出発です。
その次の週には西美紀さんのアトリエのある長崎へ。
美紀さん企画では、裏方や集客全ておんぶに抱っこです。。
また、長崎では今回1人なので、持ち歩けるサイズのアンプスピーカーを探したり、カラオケを作ったり、一緒に行けないピアニストの竹井美子さんも、ドラムの前田仁さんも、なんやかんやとアドバイスや製作を手伝っていただき、誠に有り難いです。
周りで支えてくれる色んな方々に恵まれすぎている為に、ものすごく自分はダメ人間になってるんじゃないかと思います。
もしかしたら、当たり前だと思っている。
もしかしたら、自分は何もできることをしてない。
もしかしたら、ぐうたらになっている。
非常にあり得るところです。
当たり前だと思ってはいけません。
ともあれ、今回、名古屋のギャラリーでの西美紀さんの作品もとても楽しみです。
普通に美紀さんワールドのファンとして。
そして一緒に岩手の遠野を旅した思い出がどんな風に作品になってるのかなという興味として。
作品は、長崎でも、12月は三鷹でも共にコラボレーションするのでご覧いただけます。
ぜひお越しください^ ^
名古屋の次の日は岐阜の恵那市にあるハムソーセージ工房のゴーバルさんへ。
最後に訪れたのは何年前だろう。
けっこう何度か行ってまして、大好きな場所です。
山の中です。
何家族かが、共同で経営していて、無添加で本格的な味わいのゴーバルの食品。
ここにくると、家に戻ってきたみたいな感覚になってしまって、寛ぎすぎてまた迷惑をかけるのではないか私。
最終日は長野県飯田市にあるピッツアヒコノキ。
ドラムの前田仁さんの元生徒さん。
都内の一流ホテルで修行した腕前で美味しいピッツアや様々な料理のビュッフェと共にライブです。
中部地域での3つのコンサート。
どれも大切なご縁からうまれた企画です。
いつも行く前は、わりとぼんやりと、ああこういう人たちがいて、こういう場所で演奏するのだと、ざっくりしたイメージなのですが、実際行ってみると、ああなるほど、それで呼ばれたのだな。とか、様々なことがはっきりと目の前に次々現れるので、ものすごい凝縮した時間を過ごし、そして帰ってきて暫くは、それを反芻するという事を含めて、
全体として一つの物語をいただいたような感じになるのです。
きっとそれはなんらかの形でどこかに繋がっているものです。
長崎の旅もなかなか濃いものとなりそうです。
今回、竹井さんも前田さんも行けなくて、私が一番残念なのですが、というのも、こういう旅ではあり得ないような不思議なことや、びっくりすることや、面白い事が目白押しなので、それを同じ視点で共有する人がいないのが非常にもったいないなと。笑
そして12月のサラヴァ東京ライブへと繋がるのだな。
前回7月のサラヴァ東京でのライブでは、久しぶりに自分企画だったので、以前来てくれた方などに久しぶりに案内を出したり、また新しく出会った方が来てくれたり、どちらにしても、メンバーも五人で、ここ最近の新しい曲がロック寄りだったりすることもあり、皆さんに楽しんでいただけたのではないかと思います。
なんでもっと早く教えてくれなかったの!というお叱りのような嬉しい言葉もいただき、ある方は、馬頭琴のコンサートというより、美炎さんの世界ね。
いままで生きてきた美炎さんの世界がわかる。と言っていただきました。
そう思います。
馬頭琴はまだまだ珍しい部類の楽器であるので、生みの親であるモンゴル民謡と共に、伝統的な世界にあり、まだ限られた場所にあると思う事がありますが、私は外国人ということもあり(モンゴルから見て)、自分の表現の手段としてこの楽器を用いていると思います。
それはご縁であり、また馬が好きだからでもあり、
ある程度繋がりあってしまったこの楽器をどのように最大限生かすか。
ということなのです。
なので、馬頭琴、モンゴルの世界ではなく、美炎の世界が展開されるのだと思います。
そんなわけで、その世界、わかる!好き!と思ってくれる方がいることがとても有り難いです。
名古屋から始まる旅と、長崎の旅、そしてサラヴァ東京でのライブ。
どんな模様になるかは、またのお楽しみ。
まずは中部ツアーはいつもの三人で参ります!