書くことが溜まると、まるで小学校の時の夏休みの宿題のように、ますます手がつけられなくなり、もうこれ以上猶予ならんというとこまできて、やっとやる。
ブログ。
書きます。
どうしても言いたかったのが、どこのツアーの時だか、竹井さんと前田さんと車にのっていて、運転手(たぶん前田さん。)が眠くなったのでクイズやろう!
ということで、私が2人にはハードルの高い、日本列島何県がどこにあるかクイズー!
(小学生レベルじゃない?)
私「じゃあ、日本海側に移ります!新潟県の左横は何県でしょう?」
前田「茨城県!」
わりと私が2人の方向音痴をdisるので、二人ともレベルを上げてきたかのように思えた昨今。
全然そんなことはございませんでした。
問いはめぐって、
私「愛知県の右隣は何県でしょう?」
竹井「えー!わかんないー!えーと、えーと。。。
静岡県は隣に何もないし。」
私・前田「・・・」
私・前田「・・・???!!!!!」
静岡県=島
みんな一気に目が醒めるのでした。
そんなお二人と車であちこち長距離移動するのは飽きません。
でもひとり、ふと何か虚しさを感じずにはいられない。
あんなにあちこち行ってるのに、二人はどこへ行ってるのか分かってない??
ここにもう一人ごく普通に分かってる人がいてくれたら、私の想いは報われるのかもしれないけれど、三人なので、なんか2人に、だって美炎さんが特別だからだよ!的に言われるのはなんか違う!!!
さて、そんな前田さんと常磐道をまっすぐに太平洋側を北上して、ええ。
太平洋側の茨城県を北上して(何度も何度もこのルートは通ってます。でも茨城県が日本海側の新潟の横なんて。泣)
さて、お盆の頃、再びの岩手へ。
初日は6月に台湾ツアーで声をかけてくれた舞踏の太田直史さんの花巻の家へ。
銀河の里と、りんご園のわいんさっぷというカフェでのパミールの花公演。
前田さんがおじいちゃんおばあちゃんに話しかけて、皆さん照れながらも、嬉しそうに楽器を手に取り、祖父母が亡くなった私には、嬉しい時間でした。
ツイッターで知り合った遠野のドラマーの方が、素敵な奥さんを伴って来てくださり、ツイッターやってて良かった。と思いました。
このわいんさっぷのオーナーがまた素敵な方で、一緒にいたスタッフの方が、昔家におじいちゃんが飼っていた農耕馬のことが大好きで、思い出して泣けてきました。と話してくれました。
花巻。
素敵な時間が過ごせました。
そうそう、常磐道を通る時には必ず寄る、南相馬市のサービスエリア。
そこで先日の野馬追の時に一緒だった大道芸のエンジョイジョイくんとばったり。
サービスエリアにつくなり、土砂降りになったので、屋根の下に古びた皮のトランクと、エンジョイジョイの赤いジャケットが置いてあって、わかり過ぎる。
浪江焼きそば。初めて食べたら、お皿には野馬焼きのお馬さん!
9頭いるのは、何事もウマくいくように!
という縁起物だそうです。
さてお世話になりっぱなしの太田さんの花巻の後は、去年のお盆に岩手三陸ツアーでお世話になった太田さん紹介の今橋さん。
とっても変わってる方です。
というのも、図書館みたいな人で、何か一つ質問すると、次から次へと数珠繋ぎのように色んな話が出てくるウィキペディアです。
とってもわかりやすいんですが、数珠繋ぎなので、いつのまにか質問した話からだいぶずれてます。
今橋さんの次々にキテレツな思いつきで、私たちは番屋に泊まったり番屋フェスに飛び入りしたり、さっぱ船にのって弾いたり。
泊まった番屋
唯一、今橋さんの後ろ姿。
山葡萄染めです。
岩手の岩泉で山葡萄染めをして織物を織っている、うれいら織の糸ばた工房さんを訪ねました。
山葡萄百パーセントとかいてあるジュースでも、水で薄めたりしてるのがほとんどだと聞き、本当の原液なんて濃すぎて飲めないということで、原液をいただきました。
確かに。
なんというか、
血。
いや、前から飲むたびに鉄分を感じていたので、女性に良さそうな飲み物だとは思ってましたが、正に薬ですね。
これは。
岩泉ヨーグルトにかけて食べるととても美味しいと、出してくれました。
本当に美味しい。
山葡萄のあつかい、織り方、などお話を聞いていて、手間のかかるものだなと思いました。
和久石タイ子さん。
お盆の忙しい時に、伺いたいと連絡し、工房を開けて待っていてくれました。
ありがとうございます。
盛岡にある石雲禅寺へ。
高校の時の後輩がこの禅寺にいます。
慈光さんです。
二年前?岩手の遠野で馬と暮らす町遠野の方々の企画で野外コンサートの時に、仲間を連れて来てくれました。
その時撮った写真が二枚目。
1枚目は去年の6月に絵と陶芸の西美紀さんと盛岡の石雲禅寺さんでライブした時の写真です。
座禅はたかだか30〜40分くらいなのに、考える→考えない→考えない努力→考える。
という葛藤で終わり。
お経。
読み方が面白いなーと思っているうちに気づいたら足が死んでる。
修行には程遠いレベルでした。
みんなとのおしゃべりや、初めてお会いした住職との話が面白すぎて、また去年ここにいた金太郎が、紆余曲折あったのち、福島の高校生になり、按摩を勉強中とのことで、その素晴らしい腕前を披露してくれて、前回の盛岡から九州までほぼ無銭で、手ぶらに近い状態で歩いて旅した話もすごいけど、少し落ち着いて大人になった金太郎にがたまたま居合わせて、また話ができたのも嬉しい事でした。
それにしても住職の若い頃の逸話がすごすぎて顎が外れそう。
後ろ髪引かれながら安比高原へ。
そうそう。
あのユウロウへ会いに。
続く。
お知らせ。
9月1日宮島
絵と陶芸の西美紀さんの展示会にて。
.
♦︎ 西美紀 個展 〜 響く HIBIKU 〜 .
♦︎ 期間2018年8月30日(木)〜9月4日(火) .
♦︎時間 10:00-18:30(定休日.水曜日)※初日30日は13:00-18:30 最終日4日は10:00-16:00まで(入場無料) .
♦︎場所 @ぎゃらりぃ宮郷 http://ww4.tiki.ne.jp/~miyazato
広島県廿日市市宮島町幸町東表476 町屋通り
0829-44-2608 .
.
♦︎9月1日(土) 個展イベント 馬頭琴 美炎(ミホ)演奏会
18:00〜19:30頃 予定
要予約 2,000円(1drink付き、西美紀の器にて)
お支払いは当日
予約はぎゃらりぃ宮郷 0829-44-2608 または
Miki Cuoreミキクオーレ 0956-59-4032,FBメッセージ,などで
(軽食等食べられたい方は、別途 ご注文ください)
演奏 馬頭琴 美炎 、ドラムパーカッション 前田仁 .
西美紀の絵と陶芸の展示会 (即売)
連日作家在廊
(ふらりと宮島内をお散歩している可能性ありますので、この日のこの時間行きます!という方は事前に、メッセージくださると嬉しいです。) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カフェギャラリーなのでゆっくりお茶できます。
ぎゃらりぃ宮郷さんのオープン時間10:00-18:30(ラストオーダー18:00) @gallerymiyazato .
250年続く宮島商家、杓子問屋跡を改装した古民家ギャラリー
「 ぎゃらりぃ宮郷」さん。
商店街を1本山側に入った通りで静かなところです。
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そして!
9月2日は広島市内。
こちらもぜひぜひよろしくお願いします♪
馬頭琴コンサート | |
日時 |
2018年9月2日(日) 開場 15:30 開演 16:00 |
---|---|
会場 |
OTIS! 広島市文化交流会館(旧厚生年金会館)前 |
出演 |
馬頭琴 美炎 パーカッション 前田仁 |
チケット |
¥2000(別途1ドリンク) |
チケット販売 お問い合わせ |
082(249)3885 |
馬頭琴コンサート | |
日時 |
2018年9月1日(土) 18:00~19:30 |
---|---|
会場 |
ぎゃらりー宮郷 広島県宮島 |
出演 |
馬頭琴 美炎 パーカッション 前田仁 |
チケット |
¥2000(別途1ドリンク) |
チケット販売 お問い合わせ |
ぎゃらりー宮郷 082(944)2608 |
馬頭琴コンサート | |
日時 |
2018年9月16日(日) 16:30集合:上毛役場大平支所前 / コンサート17:00~18:00 2018年9月17日(月祝) 開場 17:30 / コンサート18:00~20:00 |
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会場 |
16日「里山夕暮れの調べ」 福岡県築上郡上毛町友枝川河川敷(雨天・増水時は大平支所内) 17日「月待ちの調べ」 福岡県築上郡上毛町中央公民館支館 |
出演 |
馬頭琴 美炎 ドラム・パーカッション 前田仁 キーボード 竹井美子(17日のみ出演) |
チケット |
16日 全席自由 1000円 17日 全席自由 前売り2500円/当日2800円 小・中・高 前売り1300円/当日1500円 |
チケット販売 お問い合わせ |
circle ねこの手 090(9657)1066 熊谷 090(9564)4344 末延 |
今朝、駅でアイスカフェオレを飲もうとしたら、台風の為どこも閉まっている。
喉が渇いていて、とっても飲みたかったからかなりがっかりした。
目的地でもそんなに時間はないから、水を買い飲む。
有楽町に着いたら、目的の映画上映時間まで15分ある。
ふと目前には素敵なカフェのお店。
あそこなら美味しいカフェオレがあるはず!とドアに向かうと、ドアの前にいた店員さんに、飲み物なんでもフリー券をいただいた。
え?いいの?
そんなわけでアイスカフェオレはタダ。
もちろんパンも買ってカウンターで味わう。
ここは美味しいけど高めのお店なのに、こんな大盤振る舞いいいのか。
ドキドキ。
その店員さんは同時に店に入ったので、後から来た人たちは券をもらえずに当たり前に注文してる。
ラッキーだったなぁ。
明後日から岩手、青森、そして来週は岡山。
走行距離を順調に伸ばし続ける。
旅の途中は仕事と遊びがごっちゃになってる。
今年は行きたいところに全部行けてるな。
見に来た映画は
ウインド・リバー
望月優大さん評ウインド・リバー
ぜひこの評↑見てみてください。
アメリカの原住民の保留地で起こった事件をもとに、差別の現状を描きだしている。
昨日書いたブログにも書いたけれど、中学生の時に教科書にのっていた本多勝一の文章を読んでからルポルタージュを読み漁り、ちょうど世界のことが知りたくてたまらない若い時期に、ルポを通して色んなことを知った。
私の父も本多勝一の本に登場していると知ったのはだいぶ後。
インディアンという呼称は差別的であり、ネイティヴアメリカンということ、エスキモーもイヌイットということ、間違えないようにしようなんて思いながら行ったアラスカでは、現地のネイティヴの人に、ネイティヴアメリカンと言っても伝わらなくて、自分達の事をインディアンと言っていた。
子供達が銃を撃って遊んでいたり、家でご馳走してくれた人は昼間からアルコールの匂いがした。
高校で進路を考えていた時に、海外協力隊の募集の中に、インディアン保留地のサポートというような簡単な文章があって、行ってみたいと思ったが、なんの専門家でもないのに、行って何ができるんだろうと思い、何かの専門家になろうとして、大学進学を決めたのだった。
農大を中退して、いろいろあって、今馬頭琴奏者をしている。
子供の頃から旅が大好きだ。
旅が生活だった父の仕事に幼い頃はついてまわっていたので、ずっと旅していられるなら、ジプシーがいい。と子供の頃に思っていたこともある。
どうしようもなく、誘われてしまうことがある。
旅にかんして。
寝ても覚めてもそこに行くことしか考えず、何をどうしても行く。
そんな時が数年に一度ある。
最初にアリゾナのセドナへ行った時はそうだった。
それから、今年の5月に3回目のアリゾナへ行った。
モニュメントバレーははじめてだった。
国が国立公園にしたいのだが、そこの保留地に住むナバホ族の人達が、自分達の土地と仕事を守るために土地を渡さないというようなことがモニュメントバレーの紹介にあった。
セドナではネイティヴの人はみかけなかったが、モニュメントバレー土地を近郊の町で働く人はほとんどネイティヴの人だった。
モニュメントバレーのホテルが満室だったので、一時間くらい離れたカイエンタの町に一泊だけ滞在した。
その時にちょっとしたことが、いろいろと前田さんには衝撃だったようで、ずっとどういうことなんだろうという事をつぶやいていた。
私はというと、話すのがいやだった。
この映画の評をツイッターで見かけたとき、前田さんを誘う。
見終わって前田さんは、モニュメントバレーやカイエンタでの事がよくわかった。と言った。
日本にもアイヌや沖縄の事がある。
昨日は沖縄の基地問題に取り組んでいた知事が亡くなった。
帰ってきて、モニュメントバレーはどうだった?
と聞いてきた友人に、うん。
セドナとはまた全然違う。
なんて言ったか忘れた。
映画を見てから甦るのは、モニュメントバレーで朝日を撮影しようとして、暗い中、日の出を待って馬頭琴を弾いていた時、ひんやりした空気の中で時折生暖かい風が包む。
ゆりかごにいるみたいなホッとした気持ちと懐かしさとそれを言い換えるなら哀しさ。
あの大きな哀しさにホッとした懐かしさのようなものを感じてしまうのはなぜなんだろうか。
気付いたのはあの懐かしさは哀しさだったということ。
世界のどこを掘り返しても哀しさが積み重なっている。
そこにしか本当は答えはないのに。
映画の中で、この土地には運なんてない。
と言っていた。
この朝はアイスカフェオレにラッキー!今日の始まりにラッキ〜なことがあって、今日はどんな日なんだろうと思ったばかりだった。
差別は幾らでもある。
すぐ隣にある。
そこからはじまる様々な事件も問題も数限りない。
ホワイトバッファローの伝説、7つの曲がなぜ私に与えられたのか、もう一度考える。