馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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BLOG

 恋するおんがく- 2018/11/15 -

Category : BLOG

ボヘミアン・ラプソディーもう二回観た。

一回目は後半から泣きっぱなしで2回目は初っ端から泣いた。

学生時代に初めて付き合った男の子がこの曲を教えてくれた。

こんなワクワクする素敵な音楽があるなんて!

となった。

当時所属していた探検部の先輩達が皆、クイーンと忌野清志郎を聞いてたな。

そんな事を思い出すうちに、自分の今までの音楽遍歴を辿ってみた。

子供時代はほぼクラシック。

なぜならバイオリンを習っていたから。

テレビはあまり見せてもらえなかったけど、NHKスペシャルのシルクロードのテーマ曲は大好きで、たまに今でも馬頭琴で弾く。

原曲より馬頭琴で弾く方が良いのではないかとか思ったりするくらい。

家にあった津軽三味線の高橋竹山のレコードと、ピンクレディーのレコードが大好きで、小さい頃はそれかけて踊ってた気がする。

高橋竹山のレコードをどれくらい聞いてたか覚えがないけど、それで三味線を習いたくて習いたくてという瞬間があったな。

そしてバイオリンの先生が当時出始めたばかりのCDを購入して、名曲集を持っていて、真似して母がクラシック名曲集のCDを購入。

ざっと聞いてるうちに、1番好きだったのが、ドヴォルザークの新世界。

あれは大音量で何度も聞いてた。

わかりやすい、心を掴む、つまりはキャッチーなメロディーが好きなんだな。

多分飽きっぽいから。

そして難しい世界は分からない。

でもそのキャッチャーなメロディーを作れるっていうのが、天才だと思う。

フレーズはものすごく力のある言葉と同じで、ものすごく物語があるし、力があると思う。

チャイコフスキーの弦楽セレナーデも好きだった。

それは当時の弦楽アンサンブルで弾いたりしてたこともある。

高校生で山形の寮生活を始めたときに、同室の先輩が部屋でエンヤをかけていて、こんな音楽あるんだと衝撃を受けた。

すごい好き。この音楽世界と思った。

そして大学でクイーンを知る。

どの曲もどの曲もあんなにメロディーがたっていて、心掴まれるし、アレンジも良いのは天才なんだな。映画見てそれしか頭に浮かばない。

で、

その頃にエンヤの姉のモイヤブレナンを聞いたり、ネイティブアメリカンの民族音楽を現代風にアレンジしたセイクリッドスピリットというアルバムなど、民族音楽を現代風にアレンジした曲が流行っていて、よく聞いてた。

そうこうしてるうちに、馬が好きという理由で行ったモンゴル。

馬がついてるってだけでやりたい!となった馬頭琴。

内モンゴルの野馬アンサンブル、は当時まだ1番古いメンバーで、弾いてる姿を見てると、会話してるみたいに楽しげで、ボラグさんの万馬の轟は馬が走る曲の中では1番に好きだった。

後から色々な馬の曲を色んな人が作ったのを聞いたが、未だにあれを超える曲は知らないというか、全部真似に聴こえてしまうよね。

モンゴル音楽に傾倒したわけではなく、馬が楽器についていて、野馬アンサンブルの演奏が楽しそうで、ボラグさんの万馬の轟が弾きたくて馬頭琴をはじめたわけで、

モンゴル民謡は沢山勉強したが、結局のところ、気づいたら私は馬頭琴でオリジナル曲を演奏するようになっていた。

一頃きいていた、民族音楽を現代風にアレンジしたという流れにはいかずに、つまりモンゴル民謡を現代風にアレンジしたものとしてのオリジナルはやらずに、なんで馬頭琴弾いてるの?ってくらいのジャンルが分からないものを弾いてると思う。

オリジナル曲もたくさんになってきたが、作風があれこれで、自分でもジャンルが分からない。

今まで、オリジナル曲を弾くせいか、もっと色んな曲を聞いた方がいいよ。

と言われた事もあったけれど、わたしには今まで聞いてきて好きになった音楽で充分だと思っていた。

自分が音楽の道で食べていくなんて道を歩む前は、その好きな曲を聞いていたけど、今となっては音楽もほとんど普段聞かない。

この先出会うべくして出会う音楽もあると思うが、わたしはこれでいいと思っている。

というと傲慢に思われそうだから言わなかったんだけど、先日聞いた話で、作品を作るのに、他の人の作品は見ないという人がいて、影響を受けたくない、自分から湧き出てくるものを形にしたい。

とその人となりをある程度知ってるからわかるけど、それは純粋な気持ちでそう言っていると思う。

そしてその人にはそれが真実だったのだと思う。

もう亡くなった人だけど。

わたしはむしろ、沢山の人や場所や物語に出会いたい。

そしてまだまだ沢山のオリジナル曲を作りたい。

ここ二年ほど自主企画ライブは夏と冬の年二回のみで、その度に参加してもらっているベースの山田章典さんと、今回は初の若手のジャズピアニストとして活躍中の工藤拓人さん。

そしてお馴染みドラムの前田仁さんとの四人編成。

おそらくアレンジと雰囲気がまた変わる新しい瞬間をぜひ目撃、体感しに来てください。

予約はお店か、直接メンバーまで。

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 山の上のてんのかわ- 2018/11/15 -

Category : BLOG

ぐんぐん山の上へ真っ暗な夜道を行く。

最近のツアーではよくある事。

ここは前にも来た気がする。

ライトに照らされる白樺の白い幹。

大きな鹿が横切る。

車を停めて!

星がすごく綺麗な気がする。

ライトも消して外に出る。

なんじゃこりゃ。

音が聞こえてきそうな気がするほどの星空。

太い天の川。

思わず銀河夜行を歌う。

息を吸うのが苦しいくらいの冷えた夜の空気。

それは岩手一関から三陸へ向かう夜の山の中の出来事。

一関は衣川という地区から依頼のメールが来たのは春になる頃の事。

そのすぐ後に岩手訛りの元気なおじさんから電話が来る。

どうやら衣川地区の会長さんが雑誌、現代農業の1月号の栃木県那珂川町での棚田コンサートの記事を見て、この人達を呼ぶ!と言い出したらしい。

その後で会長さんの娘さんからCDの申し込みがあったりして、なんだかとても熱心に呼ぶと思ってくれているのが伝わってくる。

岩手の衣川。

どんなところだろ。

どんな人達だろうかと想像を膨らませながら、いよいよやっとその日がくる。

現代農業の棚田コンサートの記事には私が歌っている写真が載っていたようで、一見歌ってるのか、話してるのか分からないと思うのだが、どうしてもコンサートでは歌を歌ってくださいということと、写真の通りにピアノではなくてキーボードだけで伴奏してほしいという事だった。

とにかく、あの棚田コンサートの通りに。

すみません。会長は頑固で言い出したら聞かないので、キーボードでお願いできますでしょうか?と間に入っている岩手訛りの元気なおじさん(千葉さん)から。

わかりました。

歌います!

そしてキーボードは、ピアノが無いところではキーボードを使っています。

ピアニストなので、ピアノが映える曲はピアノで、シンセ音がいい曲はキーボードでやるのはいかがでしょうか?

と尋ねると、あの頑固な会長がそれでいいです!といってます!

いやー良かった!と。なんとなく向こうの様子が垣間見えて、微笑ましく思ったのでした。

岩手に行くのだから、この夏にまたお世話になった三陸田野畑村の今橋さんに、そういえば夏に言っていた宮古のレストランでやってほしいという話がその折に実現したら良いなということで、結局のところ、どこで何をやるのかは、行く一週間前に分かったのですが(!)田野畑村の今橋さん念願のブータンの吉祥絵図をバックにコンサートというなかなか面白い事になってました。

ピアノの竹井さんが、帰りがわりと強行軍だったので、最終日の田野畑村から千葉までの時間をナビで調べて、8時間!

ということで、なんとなくその8時間!

が頭の中にあり、

初日の衣川地区の前日入りのリハーサルが四時からということで逆算して、首都高を通勤ラッシュが始まる前に出ましょう!ということで5時半に千葉を出たのです。

その時になって、ようやく衣川ってどこなの?

って調べた私が悪いのですが、

運転していた前田さんが!

衣川に着くのが午前中の11:30になってるよ。

って、だいぶ運転してからの一言。

え???

え?????

まさかの昼前?

そうか!岩手は四国より広いんだったぜ。

去年の夏に痛感したってのに、早速忘れてたよ。

3人ともおかしくなっちゃって車の中で笑いが止まらず。

眠くて頭が半分動いてない。

じゃあ観光すっぺ!

と厳美渓に寄ることに。

高校時代に来たぶりだ〜

それから大好きな山葡萄ジュースを買って飲み(母が幼い頃から私に毎日おちょこ一杯ずつ飲ませていた。なぜかしら?)

りんごの匂いにいちいち安い!いい香り!買いたいね!と迷う3人。

それから衣川のあたりを地図でみると、どうやら牧場がありそう。

そして馬がいそう!

という事で少し早いが衣川へ。

山を上がり(もうワクワクが止まらない)

牧場が見える。

想像以上の山の中だ。

そんな山間にふいに衣川の町があり、明日の会場である中学校が目に入る。

そこをさらに山の上へ少し行くと、あ!なんか牧場があると思ったら、車の脇の牧場を馬が5頭ほど走ってすり抜けて行く。

あまりのタイミングに涙が出そうなほど。

サラブレッドじゃないし寒立馬でもないし、木曽馬でもないし、なんかとても可愛い。

色んな馬がいる。

秋の紅葉の山の上の牧場。

少し曇っているこのグレーな空が栗色の馬たちの毛並みにとても似会う。

ヨウシュヤマゴボウ?だっけ?

の草がまた似合うんだ。

それから少し発声練習をする。

馬が驚いて近寄ってくる。

寒さが身にしみて心地よい。

遠く山の向こうが晴れてきた。

続く。

厳美渓

衣川のおうまさん達。

コンサート・インフォメーション

 美炎 in 妙栄院2018/11/17(土)- 2018/11/09 -

Category : コンサート・インフォメーション
馬頭琴ライブ
日時

2018年11月17日(土)

開場 13:30/開演 14:00

会場

妙栄院

東京都葛飾区高砂5-48-18

℡03-3607-2842

出演

馬頭琴 美炎

キーボード 竹井美子

ドラム・パーカッション 前田仁

チケット

前売:1500円/当日:2000円

チケット販売
お問い合わせ

いろはに子育て応援GM

090-9329-2720(渡辺)

090-1816-9720(鈴木)

 

コンサート・インフォメーション

 三和コミュニティまつり2018/11/11(日)- 2018/11/09 -

Category : コンサート・インフォメーション
馬頭琴ライブ
日時

2018年11月11日(日)

開演 13:00

会場

三和コミュニティセンター

千葉県市原市国分寺台中央1-1-1

℡0436-22-1111

出演

馬頭琴 美炎

キーボード 竹井美子

ドラム・パーカッション 前田仁

チケット

入場無料

チケット販売
お問い合わせ

NPO法人三和コミュニティセンター運営協議会

0436-36-4922

 

コンサート・インフォメーション

 久留里・風の陣2018/11/24(土)- 2018/11/09 -

Category : コンサート・インフォメーション
講演と馬頭琴コンサート
日時

2018年11月24日(土)

13:30~16:00

会場

上総地域交流センター

君津市久留里市場192-5

℡0439-27-3181

出演

馬頭琴 美炎

キーボード 竹井美子

ドラムパーカッション 前田仁

チケット

入場無料

チケット販売
お問い合わせ

090-9380-5530

渡辺護

 

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