6月終わりフランスへ行ってきました。
初フランス。
旅の仲間は今回もドラムパーカッションの前田仁と(ヨーロッパ初)このところLIVEでお世話になっているセラヴィのオーナーとその仲間達…皆さんフランスは複数回目)
若い頃は行きたい人連れてツアー組んでフランスへ行っていたけど、もう疲れたからやめたの。身内だけでこっそり行くの。とセラヴィオーナー。
(こっそりなのかどうなのか、私がSNSで随分紹介してしまっているのですが。)
確かに紹介してもらったご縁は家族のような付き合いの人達ばかりだったので、それも納得。
そして今回は奇跡的に私がつながっていたアンジュの(土地の名前)ナチュラルワイン醸造家のルモアンさんとパリ在住デザイナーの宮白羊さんの所でもみんなで本当にお世話になったのでした。
そうなるとやっぱり今回のフランス行きも行くべくして行ったんだなと思います。
知り合いの所以外にも偶然な出会いというのが旅ではおこる。
そんな出会いもありました。
10日間という短いわけでもなくそんなに長くもない日程。
順を追うには長すぎるので、いいとこ取りで順不同でエッセンスを紹介していきたいと思います。
Ⓜ️メトロ
地下鉄って日本では外国の人たちがいつも困った顔して右往左往してるイメージ。
私も一人旅でイギリス、イタリアでメトロに乗ったけど、案外記号と番号でなんとかなる。きっと日本のは難しい。
イギリスではストで度々止まっていたな。
さてフランスはというとスリにご注意という話を聞いて、最初はちょっと身構えたが、結果として何も起こらず。
フランスは移民の国というイメージはあったが、本当に色んな人たちがいて色んな民族衣装を着てる人たちもいて、電車の中で歌い出してお金をもらおうとするおばあさん、杖をついて回りながらお金をもらおうとする男の人もいたり、雑多な印象。
そして私的に非常に満足だったのが、誰の目線も浴びないこと。
日本では例えば楽器もってたり、ちょっと衣装ぽいいでたちだったりすると、色んな目線を浴びる。
それですごく疲れる。
あるいはイギリスでは観光客だなっていう目線を感じたり、ちょっと緊張した何かがあった。
フランスはそれらを全く感じなくて、なんて楽なんだという印象。
まあ今回は慣れている仲間もほとんど一緒だったというのもあるが、最終日に近い日に前田さんと2人で撮影に出かけた時は2人でパリの中心をメトロ移動して、カメラマンと待ち合わせの時間まで余裕があったので、駅ナカでお茶した。
カフェオレとパンオショコラ
アメリカやイタリアでは店員の人がたまーに無愛想な人がいるが、今回フランスではそんな人に会わなかったな。
みな愛想よく、フランス語だめとなると英語でやり取りしてくれたので、フランスの人は英語話したがらないイメージが払拭された。
けれどセラヴィオーナー曰く、パリの本当に中心はお店の人の態度とかちょっと高飛車なところあるかも。ということで、パリの中心は最終日にやっとできたお買い物でしか行ってないのでなんとも言えない。
🏰ノルマンディ
まずパリのシャルルドゴール空港に早朝ついて、これはセラヴィオーナーの計らいがドンピシャだったのだが、彼女の長年の信頼しているガイドの大沢さんにバンで迎えにきてもらってそのままノルマンディの田舎へ。
下道であちらの村、こちらの村を訪ねながら。
大沢さんイチオシの美しい村と、セラヴィオーナーの調べた行きたい村を幾つかまわる。
まあこれが中世そのままという感じの村ばかりで、またそこはセラヴィオーナー推薦だけあり、ガーデンがどこも素晴らしい。
初日ともう1日合計丸2日をそんな風にノルマンディ中心に美しい村巡りをした。
時にはセーヌ川沿いで果物屋で買った果物とパン屋で買ったパンとビールでランチ。
時には美味しいらしいと評判の村のレストランのテラス席を予約して、コース料理を。
美しい村の美しい写真が山のようにあるのでここはあえて控えて(選択できない)
旅仲間がフォトブックにしてくれたのでお友達の方は個人的に見たいと言ってください。
この村めぐりの中で面白い出会いが。
とある雑貨屋さんの中庭が可愛くて、あらかわいいねなんて話してたらお店のご婦人が近くに寄ってきたので会話。
どこから来たの?と言われて日本というと、こんにちは!と。
3年間日本に住んでたことがある。世界的大企業の日本支社の元妻だったというくだりにびっくりしたのだが、今からウチ来ない?と
え?お店は?
お店の人じゃなかった。(笑)
車で10分ということで着いていく。
山の中の素敵なお宅。
娘さん夫妻と旦那さんとワンコ達が迎えてくれて、なんとその方の今日は73歳の誕生日。
お祝いにミニライブ。
ええ。わたくし飛行機から降りた日だったので、なるべく飛行機で楽な格好のまま、まさかこんな美しい村めぐりとも思わず、トランク開ける間もなかったものですから。
シャンパン頂きながら庭で演奏。
ちょっとやばい。
最高なシチュエーション。
ぶるるるっと聞き慣れた音。
これは絶対馬がいる?!
茂みの中を行くと、小型の馬?!ラバだった(馬とロバを掛け合わせたもの)音がして近寄ってきたらしい。
お隣さんのラバでした。
ちょっと印象的な写真をやっぱり幾つか紹介。
旅の間は幾つもの教会へ
大聖堂もあれば
小さな小さな教会も
続
馬頭琴コンサート | |
日時
|
2023年7月9日(日) 開演16:00 |
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会場 |
Esplanade Gallery(エスプラナードギャラリー) 愛知県名古屋市西区那古野1-34-1 |
出演 |
馬頭琴 美炎 パーカッション 前田仁 |
チケット |
3000円(ご予約優先) |
チケット販売 お問い合わせ |
052(870)0827 Esplanade Gallery(エスプラナードギャラリー) |
馬頭琴コンサート | |
日時
|
2023年6月17日(土) ①開場16:00/開演16:30/終演17:30 ②開場18:00/開演18:30/終演19:30 |
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会場 |
Cafe Ichifuji 東京都三鷹市下連雀3-9-12 富士見マンション1F |
出演 |
馬頭琴 美炎 パーカッション 前田仁 |
チケット |
要予約 3500円 (お食事、飲み物付き) |
チケット販売 お問い合わせ |
0422(24)9001 Cafe Ichifuji |
馬頭琴ライブ(アニメーション✖️生演奏) | |
日時
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7月17日(祝日の月曜日) 17:30open/18:00start |
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会場 |
C’est la vie.(セラヴィ) 千葉県船橋市飯山満町2-691-10 |
出演 |
馬頭琴 美炎 ドラム・パーカッション 前田 仁 |
チケット |
4000円(ワンドリンク付き) 要予約 |
お問い合わせ |
info-batokin.com |
5月26日多摩川の橋の下でカトちゃんとニコの飼い主を偲び、多摩川河川敷に捨てられた猫たち(通称多摩猫)とホームレスのおいちゃん達のお世話を数十年毎日続ける写真家の小西修さんの多摩猫写真展と同時開催でゲリラライブをしてきました。
3年前に小西さんと初めてこの地で同様に写真展&ゲリラライブした時には、この上記のお二人がとてもとても協力してくれてステージを作ったり、リヤカーを改造したドリンクバーを持ってきてくれたり、椅子を並べたり(私の中ではおいちゃん達がお客様だったのですが、他のお客様をもてなす側になってくれていました。)
そんなご縁でカトちゃんともう一人仲の良いフクちゃんとは多摩川に遊びに行くとお茶やお昼をご馳走になったり、我が家にも小西さんに引率されて遊びに来てくれたりしました。
それが急に亡くなってしまったのは一年前。
多摩川では急に亡くなることは珍しくなく、やはり過酷な生活を送っているという事があるのだと思います。
3年前の様子はこちら
https://note.com/mihobatokin/n/na6b734b1f164
この3年前にお客さんとしてきてくれた村上浩康監督が橋桁での多摩猫達の写真をみて小西さんを映画に撮ろうと思って完成して今全国を回っているのが
こちら。
このタイトルに映っているのがニコ。
そして亡くなったのはニコの飼い主でした。
多摩川でホームレスの方が亡くなると、情報が毎日接している小西さんにも行政が教えてくれないのだそうです。
私たちは送る会も何もできないまま、なんだか宙ぶらりんな気持ちが続いていました。
そんな時に国葬があったりして、人の命は平等なのにこの世の中は平等ではないなと思ったりしました。
それが悔しくてどうしてもお二人を送る会をしたかったというのもあります。
私じゃ何も出来ないので今回もまた小西さんの手を煩わせながら、先日のゲリラ写真展&ライブが開催できました。
フクちゃんも村上監督も来てくれて、おいちゃん達ゆかりの方もみえて、小西さんや村上監督ファンの方々も。
小西さんが設えてくれた献花台もあり、
私も庭の花を朝摘んでバケツに入れて持っていきました。
その中にまた別にお供えのお花を持ってきてくれた方がいたり、河川敷の花を摘んできてくれた方、飾る写真を持ってきてくれた方、お酒、お経をあげてくれた方もいて、とても良い会になったなと思います。
フクちゃんが自分の住処の前にカトちゃんを祀っている場所を作ってるんだよと見せてくれました。
Twitterに投稿した文章。
昨日は多摩猫写真展&ゲリラライブお越しいただきありがとうございました!
1番好きな写真。
演奏中に記念写真のおじいさま。
多摩川の風を感じて♪
なんて銘打ったせいか
感じるどころか吹き飛ばされそうでしたが
草原をトップスピードで駆ける馬という感じが出ましたでしょうか🐎🐎🐎
多摩猫たちの世話をし続けた多摩川に暮らしたカトちゃんとニコ🐈の飼い主のお二人が突然に逝ってしまった。そのお二人をを偲ぶ会でもありました。お経をあげてくれた方、花をお供えしてくれた方、何も出来なくて悲しみ寂しさしかなかった気持ちが小西さんの働きにより、心が落ち着いた日にもなりました
多摩川の橋桁は強風の中でも音が巡り、こだまして天に届いたかな。
否応なく吹き抜けていった風。多摩川の大きな流れは止められないという事を感じるような風でした。大雨の時は増水し、おいちゃんや猫たちも流してしまうそんな危うい日常も隣り合わせ。いっときでも心和む時間が積み重なりますように。
ただ通り過ぎてしまうだけの多摩川。
そこにこんな命や暮らしがあることを気づかせてくれる小西修さんの写真と文章です。
皆様また何かの折に多摩川で。
撮影 小西修
撮影 小西修
この辺りで暮らした猫達の写真を背中に感じながら、ここでのライブはちょっといつもと違います。
風が全てを吹き飛ばしてくれたかな。
ありがとうございました。