2015
桜月流の美剣舞。
以前にライブに来てくださったお客様、島田さんに紹介された時に、すごいなと思いました。
あまりにも私が今求めていたものが目の前に現れた感じがしたのです。
ホームページで写真を拝見しただけで、あーすごい方々だなと思いました。
何年も前に九州の幣立神宮へ行った時に、トイレに行きたくなり、御手洗の看板をトイレと勘違いした私は看板のさす方向、山の下へ走って行きました。行けども行けども山の中。
着いた先は綺麗な泉が湧き、棚田が回廊のようになった、ちょっとタイムスリップしたような光景がひろがっていて、ポカンとしてしまいました。
トイレに行きたいというのは忘れてしまって、泉の脇に立ち尽くして、回廊の奥の方を見ていたら、回廊の奥から風がさーっとこちらへ向かって吹いてきました。
身体に鳥肌がたって、瞬間、龍がいる。と思いました。
そうしたら、空の向こうから雷が響いてきました。
それも等間隔に。
訳も分からず涙がたくさん流れて、その時に龍の曲を作りたいと思いました。
それからその曲を弾く時に自分の持っている弓が剣になっているイメージがありました。
剣を持ってたたかう自分。
龍と共に空に駆け上がる。
それでファイブエレメンツジャーニーのCDジャケットの絵を描いてもらう時に、馬に乗って弓を剣のように振りかざした絵を描いてもらいました。
ペンは剣よりも強し。
という言葉がありますが、そんなイメージもありました。
子供の頃父に連れられて剣の博物館に行った時に、炎で鍛えられていく剣の存在になぜか惹かれた記憶もあり、あさのあつこさんの描く歴史小説の剣の描写のシーンが大好きで、私にとってはそれがそのままどんな音楽評論よりも音楽を描写した感じがしていました。
桜月流の宗家の神谷美保子さん。
この美剣舞の由来を説明しています。
「桜月流美剱道の美剱舞はヤマト歌と剱振りによって互いの心を結い和し生命力にあふれた調和を生み出す技芸です。
400年の空白の時を経て、「能」「歌舞伎」に次ぐ芸道として、新たに現れた日本文化。それが、桜月流美剱道です。当流の美剱舞は、ヤマト歌の情感と剱振りの美しい軌跡と交錯のみをもってして日本の美しい風情を物語る技芸です。」
「その動きは自然界のリズムから生まれた音楽的呼吸感に満ち、剱を用いた技芸でありながら、相手の虚をついて崩す武術ではなく、お互いの実をついて活かし合う舞の技です。また、男女のジェンダーに関わらず優美さと激しさを発揮できる剱振りは当流の大きな特長であり、性差なくこの芸道を究めていくことができるという点は、従来の日本の伝統芸能には類を見ない革新と言えます。
その人本来が持っている輝かしい生命力・無垢な発声・さきはひ(幸ひ)の心を呼び覚まし、身体にも心にも常若(とこわか)を獲得すること……。侘び・寂び・枯れ、といった削ぎ落としていく美学の中から自己を見いだす求道ではなく、自らの明るくイキイキとした生命を謳歌讃美することに主眼をおいた美剱舞は、年齢や性別、国籍をも超えて、この現代という時代に求められています。
その、生命に対する讃美のルーツは古代日本の中にありました。これからの世界、未来を明るくするのは、心と身体のアンチエイジング=常若です。
歌に導かれたツルギが舞となった時、ツルギは武器ではなく調和の器となりました。これこそが、桜月流美剱道です。」
ホームページより抜粋
初めて宗家の美保子さんと、松木さんとお会いした時に、その柔らかな物腰と気さくな感じが、この人達は舞台にあがったらすごいだろうなと思いました。
一曲とりあえず私の演奏を聴いてもらうのに、オリジナル曲の「風と空のうた」を弾きました。
風に桜が散って舞うイメージが弾いていて湧いてきました。
その時の松木さんと美保子さんの聴いている様子で、この方々がどんな風に舞うのがイメージが湧きました。
ふとCD四種類を差し上げた時に、ホワイトバッファローがいいかもしれないと思いました。でも今までバンドでしか演奏したことがなく、カラオケも無かったのでどうしようかなとチラッと思いましたが、
結果、本番ではピアニスト竹井さんにシンセで弾いてもらうことで、バンド無しでもホワイトバッファローの伝説から、「大地の夜明け」を演奏しました。
今回はVIPの方々の為の舞台で非公開だったのですが、いつかまた皆さんにみていただきたいなと思いました。
あまりにも自分の中ではこの共演が自然すぎて不思議なくらいでした。
本当にこの経験をさせていただいたことに感謝です。
2015
20日土曜日は千葉市の千城台コミュニティーセンターにてレクチャーコンサートでした。
1日前もレクチャーコンサートだったので、調子は上々と思っていましたら、話の時間が倍だったので、少し慌てました。笑
やはり本番はある程度続いていると、調子が掴みやすいのでありがたいです。反省点、改善点をすぐ次に試す事ができるし、なんというか舞台は生ものなので、結局本番でしか勉強できないことがたくさんあります。
子供達の時には質問コーナーが大好きで、突拍子もない質問が来れば来るほど、来た来た〜!と思って調子づきます。笑
それにヒヤヒヤしてしまう先生もいらっしゃるのですが、私はむしろ嬉しくなってしまいます。
そのあと夜はキャンドルナイトで少しだけ演奏しました。
5歳くらいの女の子が、前の席でニコニコ聞いていてくれて、目が合うと手を振ってくれて、かわいい。
終わった後に片付けている所へ来て、野の花を摘んで手に握りしめていて、これあげる!
音楽すごかったよー!
この服もかわいいね。と。笑
ふと、去年も同じように女の子が野の花を摘んで来てくれたことを思い出しました。
何?この芝生広場には天使がいるの?
さて来週はいよいよ剣の舞、
2015
はい。今朝は早い現場でした。
お客様は9時半にはいらしていて、梅雨空の中沢山の方がいらっしゃり、演奏と演奏の間で写真をスクリーンに投影しながら、いろいろお話しさせていただきました。
ひつじはペットにしちゃいけない。
とか、
馬乳酒では酔わない。
とか、いろいろモンゴルの話をさせていただきました。
ちょっと、動物の糞の話で盛り上がってしまったので、皆さんモンゴルへは行きたくないとおもったらどうしよう・・
と一抹の不安が頭をよぎりましたが、アンケートに、すごくモンゴルへ行きたくなりました!と、どの方も書いておられたので、ホッとしました。
演奏は、いつも通り、モンゴルの曲からオリジナル曲から、皆さん知っているポピュラー曲まで様々なプログラム。
これだけモンゴルの話をしておきながら、あまりモンゴルの曲を弾いてないのは、どうなのか?とも思いましたが、皆さんいろいろな曲が聴けて、馬頭琴という楽器の理解が広がったと書いてくださっていたので良かったです。
詳細をお聞きになりたい方は千葉では明日、2時より千城台コミュニティーセンターにてレクチャーコンサートあります。
8月には日比谷図書館でも予定しています。
お昼にピアニストの竹井さんと別れるときに、おやすみなさい。と言いそうになりました。
明日の千城台コミュニティーセンターでのレクチャーコンサートの後は夜に稲毛の生活クラブデポーのお庭で少しですが、演奏します。
2015
確かに。あれは私が18歳の時、馬頭琴のコンサートチラシを見て、琴?
と思った。
スーホの白い馬の物語の馬頭琴と、結びつかなくて、行かずに終わった・・
しかし同じ年にモンゴルへ行って、はじめて馬頭琴を見て、馬の頭の彫刻が付いていたので、これ!絶対私の楽器!と一目惚れ。
先日、3つの琴が奏でる異国の調べ、ということで、丸の内にある東京銀行協会ビルヂングでハープ中村愛さんと、アルパ池山由香さんと三人で演奏してきました。
2月のバレンタインコンサートで銀座十字屋にて中村会長に、この3つの琴の調べを気に入っていただき、紹介していただいた、関東クラブでのランチコンサート。
中村会長は、元アナウンサーの中村江里子さんのお母様でもあります。
控え室で出された食事を皆で食べていて、普通にレンブラントとか、武者小路実篤とかの本物の絵がたくさん飾ってありました。
皇居の中が良く見えて、あそこが厩で、白馬がたくさんいるという話を聞いて、テンションが上がる。
それまでは朝一の合わせでほぼ寝てました。
三人での本番は二回目ですが、なんだか何度もやっている感覚があります。
またきっとご一緒する事がありそうです。
それにしても、ハープとアルパの弦の響きに囲まれて馬頭琴が弾けるって本当に幸せです♪
これは聞くお客様も気持ちいいに違いないと思います。
前回のリハーサルの時に愛さんにもらった馬のメモ帳。
愛さんとは密かに馬好きで馬が合ってます。
銀座でのリハーサルだったので、せっかくきたから、やたらに高くてやたらに美味しいコーヒー屋さんで、一人でゆっくりしました。
この歳になって、ほんとうに美味しいコーヒーを飲んでぼーっとするという事に幸せを感じる・・
でもいつもぼーっとしている気もする・・
このお二人は非常に若いのですが、そこに便乗して若いトリオということになっています。笑
でも一緒にいるとお二人の方がはるかにしっかりしているので、わたしも歳を忘れます。ありがたいことです。笑
2015
関東も梅雨入りしました。
良く通る道端に濃い青い紫陽花と深紅の薔薇が並んで咲いていて、見るたびに色の素敵なコントラストにドッキとします。
季節外れの天候も含めて天変地異という言葉が浮かぶような最近ですが、それでも今日は今日の楽しみと出会いがあり、今日は今日出来うる限り楽しんでやろう。という姿勢でいきたいと思います。
君津でなんとか初演を迎えた
馬頭琴✖️人形浄瑠璃✖️映像
「スーホの白い馬」
ひとえに八王子車人形五代目家元のご尽力と、君津市民文化ホールの皆々様のお陰さまでしたが、
夏は映像の白馬や背景を描いてくださった米本久美子さんの地元岡山での公演を7月29.30.31と幾つか予定しています。
7月29 備前市民文化センター
開場14:30 開演15:00〜
7月30日 岡山シティーミュージアム
開場13:00 開演13:30〜
7月31日 牛窓町てれやカフェ
開場19:00 開演19:30〜
その前に7月25日はヤトガというモンゴルのお琴奏者の中西史子さんと、千葉市文化振興財団の主催で千葉市美術館のさや堂ホールにてコンサートです。
7月25日土曜日
開場10:30 開演11:00〜
ワンコイン500円
がっつりモンゴル衣装で、モンゴルの民謡から、皆さんご存知の曲まで様々に夏のひとときを奏でてまいります!
日本人ならではの、モンゴルのあるある話もお楽しみに♪
チケット予約はこのホームページのコンサートインフォのところからもできます。
東京丸の内の東京銀行協会ビルヂングにて
このトリオは前回大変評判が良く、再演となりました。
前回は銀座十字屋でしたが、今回は丸の内の昔のレンガの建物でランチ付きです♪
ハープ 中村愛
アルパ 池山由香
馬頭琴 美炎
開場11:30 ランチタイム 演奏12:45〜
会費4000円
お電話でご予約ください。03ー5221ー8955クラブ関東
そしてレクチャーコンサートは、モンゴルの様々なシーンの写真を投影しながら、私が体験したモンゴル、見聞きしたモンゴルの話をしつつ、
キーボードの竹井美子さんと共に様々な曲を演奏します♪
こちらは6月20日
14:00〜16:00
千城台コミュニティーセンターにて
料金1000円
このほかも八ヶ岳や広島等、夏はあちこち演奏に行きますので、どちらかで皆様にお会いできますように☆