2015
ひとつひとつの演奏の仕事が全く違う経験を与えてくれるなーと思います。
木曜日から日曜日まで、連日全く違う演奏の場がありました。
木曜日は、ハープの中村愛さんに声をかけていただいて、会社の総会の懇親会で演奏。
愛さんの宴会にも効くMC力が素晴らしい。笑
控室に白馬の絵がある。
そして、ハープを、たくさん弾かせてもらいました。
耳のすぐそばで弦の音色が響いて感動。
ハープを自分の体に立てかけるので腰に来ることに感動。
おひねりというのを初めてもらいました。
金曜日は、以前、イラストレーターの田村セツコさんの誕生日パーティーで、馬頭琴を三曲ほど弾きました。その時に目の前でジャスサックス奏者の中村誠一さんが聞いておられたのですが、
しびれるね〜と言っていただき、今度下北沢でライブやる時楽器持っておいで。
と。
「私ジャスわかりません。」
というと、
「あ、そう。でも何かは弾けるでしょう?」
「はい。」
「じゃあそれでいいよ。」
ということで当日を迎える。
モンゴル民謡を二曲、その場で誠一さんが、リズムと速さ変えちゃおう。ということで、わーーわーーと思いながら弾き、なおかつ、
はいここでアドリブひと回しできる?
と言われて、やってみないとわかりません。
と言う私。
谷川俊太郎さんの息子さんの谷川賢作さんが、私のすぐ真後ろでピアノを弾いているのですが、その、バッキングの感じがとてもやりやすくて、私はコード譜が読めないのですが、
何となく賢作さんのピアノに助けられて本場直前のリハを終えました。
それからシャーメインという曲の譜面をもらい、これ4拍子だけど三拍子のワルツで弾いてね。と言われる。
下北沢の音倉というライブハウスは、舞台のすぐ脇にロフトの席があり、そこの薄いカーテンから、舞台がまじかに見えて、一部は出番がないので、かじりつきで楽しみました。
わーーわーーとパーカッションやスーザフォンの演奏や、サックスやピアノのタイミングや掛け合いが面白くて、自分の出番の心配はかき消されました。
一部終わりの方でMCになった時に後ろのトイレに行き、その後客席の後ろで伸びをしていると、誠一さんに、では、ここで一曲馬頭琴の美炎さんに入ってもらいましょう!
え?今?二部じゃないの?
慌てて楽器を取りに行く。
弾き始めてアドリブをひと回し、弾いた後に隣にいた誠一さんに、もう一回、と言われ、もう一回。
その後もう一回と言われもう一回。
慌てる暇もなく、何だか楽しく演奏しました。
どうして怖がらずに楽しめたかなぁと考えると、ジャスはやったことない人には無理だよ。という壁が誠一さんや賢作さんにはなくて、やってごらん。楽しいよ。できるよ。何でもいいんだよ。
という雰囲気で包んでくれていたからだろうと思うのです。
そして、また誠一さんの音は、私にはゆっくり流れるようなラインがとても美しいなと思い、それもまた安心できる感じがありました。
ということでいろいろ勉強になった1日。
土曜日は保育園の先生方の総会でコンサート。
幕前でスタンバイしていた時に、幕が上がったタイミングでかっこよく弾こうとか思っていると、
司会の先生がプロフィールを紹介してくれる訳ですが、
高校時代の自給自足生活や、大学探検部時代の話をされたので、思わず共演者と笑ってしまいました。
プロフィールって本当は要らないと思うのです。
舞台が全てですから。
でも、何を紹介するかでお客さんの聞く準備が変わるのは事実です。
なんかすごそうな事を言うよりも、かえって、おかしな人だな。というプロフィールのほうが良かったりするのかもしれません。笑
ただ、今までの経験上、演奏の合間に話をする時、話の流れでつい過去の事を話すと、お客さんがびっくりしてしまって、場の雰囲気が変わってしまい、次の曲に入りずらくなるので、
話さないようにしています。笑
日曜日はアースマンシップさんの主催で奥多摩の山の中のフィールドでのギャザリングにてソロ演奏。
新緑が美しく、そよ風の爽やかな1日。
森のレストランや、自由に沢登り、山歩きを楽しめるプログラム。
アースマンシップさんの森での暮らし方や過ごし方の知恵はとてもいいなと思います。
奥の滝のあたりは泳ぐのにぴったり。
夏になったら泳ぎに来よう!!
そして今岡山です。
今週水曜日29日は牛窓のカフェ照れ屋にて夜7時から津軽三味線奏者の蝦名宇摩ちゃんとライブ。
30日は日生のカフェランバーで2時から同じデュオでライブです♪