2018
安比高原まで足を伸ばし、馬たちのいるところを教えてもらい、更に上に車で行く。
馬たちがどの辺にいるかは分からないということで、会えるのかどうか、ユウロウもいるのかどうか、他の群れもいるなら、見分けがつくのか?とか思ったが、ユウロウに会えなくても、馬が見れればいいやと思って、ユウロウがどんな模様で特徴だったか、写真で予習もしないままにたどり着く。
で、車を駐車場に停め、おりると、そこにいた。
わー!
馬だー!と柵に歩み寄ると、あ!ユウロウだ!
あれユウロウだよ!
ユウロウいたじゃん!
と一人興奮するも、前田さんが冷静に、あれは色が薄いからユウロウではないよ。
と言うので、がっかり。
しばらく馬たちを眺めて、柵の中に入り、散策ルートを歩く。
馬が近寄ってくる。
スズメバチ!!っていうくらい見たことない強力パワーなアブみたいのがぶんぶん馬の周りを飛んでる。
こんなのに刺されたら熱でるなと思ったが、馬にしか興味ないらしく、人間には来ない。
大きな黒い雄馬がこっちを伺いながら、草を食んだり、少し近寄ってきたり。
ユウロウって呼んでみても、掛け声をかけても全く反応なし!
で、やっぱりユウロウじゃないのね。
とおもいながら、散策ルートを森の中へ。
散策ルートなんだか、獣道なんだかよくわからない。
この森で絶対迷子だけは避けたいので、アンテナ貼りまくってすすむ。
もしかしたらこの先のどこかに他の群れがいるかもしれなくて、そこにユウロウがいるかもしれないなと思いながら、森の中でも馬たちの糞がボロボロ落ちているのを眺める。
大きなブナの木のあるところまでいく。
結局他の馬には合わず、やっぱり岩間さんところの馬たちだけが放してあるはずだから、6.7頭だけだったはず。
やっぱりあれはユウロウじゃないかと、だんだん思えてくる。
そう思うと早く引き返したくて、戻る。
小さな糠蚊みたいのが目の周りを飛んで目の中に突撃してくるのもあって、まだ森の中に居たそうな前田さんをせかす。
前田さんは方向音痴なので、仕方なく私についてくる。
原っぱに戻ると、やっぱりあれ、ユウロウだと思えてきて、ユウロウを一時預かりした、房総の智子さんにメール。
すぐに、ユウロウだよ!
と返事。
やっぱり〜〜
しかし、清いほどに人間には関心しめさず、安比高原の中で他の群れと共に草を食んだり、走ったり、ゴロゴロ砂浴びしたり、野生の姿に感動もする。
力強い。
そう思う。
全てが叶う世界なら、妄想の夢のひとつに、こんな所に小さな小屋を建てて住んで、近くに湖があって、朝起きたら馬をみて、少し走って、湖で泳いで、はあ〜〜〜〜
ていうのがあります。
なんでも目の届く範囲にある小屋に住むのが夢。
色々素敵なインテリアにあれもいいな、これもいいなと見るのは好きだけど、ほんとに好きなのは山小屋だ。
また話ズレましたか。
暑い関東から、夢のようなひとときでした。
そこから青森へ。
岩手山麓に住んでいる高校時代の同級生のじゅんちゃんの家。
いろんな国からこの農園に滞在している人達がいてとても賑やかでした。
この地で生活するときは、沢水を汲みに行き、ランプの生活だったという話など聞き、沢水は今は引き込んで、電気も通り、でも開拓者生活というような逞しい感じがとてもする。
旦那さんは農業は趣味。
じゃないとやってられないよ。と面白そうに元気よく言う。
種をとり、その地に合った強いものを残していく。
今世界では種を独占して、自家採種を禁止する動きがひろがっているが、各地にこういう逞しい人達がいて少し安心。
ここのワンころりんが、実は岩手で今回訪ねたかった牧場から養子に出されていたと後で知る。
ご飯は1日1回だけで、農園のネズミを捕ったりしてもらってるそう。
でもたまに飼ってる鶏を手っ取り早く食べてしまうことがあるそうで、それはいかんですな。
じゅんちゃんは、高校時代、労働中心の学校生活において、寮生活だったので、彼女の部屋に行くといつもベットにごろんとして小説を読んでるイメージしかなかったので、よくぞこんな開拓生活をしている。
すごいなと思っていたのだけど、旦那さんにその話をしたら、今と変わらない。
と言われました。
ん?
また寄らせてね。
今度はリンゴの花が咲いてる頃がいいな(#^.^#)
先日の台風で農園は無事だったようです。
ホームコンサートに来てくれたリンゴ農家さんのリンゴなど、どうなってるかなと思います。
岩手お盆の旅。
終了。
次回は岡山、人形劇の旅です。(やっと8月半ばまできた。)