2014
琵琶のみきさんと近々のコンサートの打ち合わせをしながら、いつの間にか次の新しい構想へ。
歩き巫女というのがいたらしく、彼女らが話を語り歩いてまわり、遠野や青梅のような山間の盆地では、そこで話が溜まって残る事がある。
民俗学的な興味がそそられまくってしまう。
高校時代山形の山奥にいて日本の里山の民俗学に興味を持った。
マタギとか。そこにもマタギ文化が残っていたので、まさに実地の勉強だった。村にはいくらでも先生がいたから。笑。
宮本常一という人の本が好きで、その方のお弟子さんでもあった姫田忠義さんが民族文化映像研究所の所長さんで、その奥さんとは山形の頃から文通をしていて、大学で東京に来てからは毎週新宿御苑の研究所にここの作品を見に通っていた。
山形の自然と暮らしにすっかり魅了されていた私は、東京に来てここの作品を見ることで、何とか気持ちをなだめていたような気もする。
山奥に暮らしたいと思っていたが、どこかで私は山奥に篭ってはいけないんだろうな。と漠然と思っていた。でもその代わりに何をすればいいのか分からなくてだいぶ悩んでたなー。
そういう暮らしに憧れる気持ちをなだめつついつの間にかこの世界に入って最近やっとまた、再び私が慕った世界に音楽を通して出会える感覚がある。
新しい構想が実って東北に再び繋がりますように。
この記事へのコメント
素晴らしい人生ですね、羨ましい限りです。
小生の人生70年を顧みるのに、大変参考になる貴女さまの人生コメントです。