2014
世の中にはいろんな楽器があるものだな〜
最近の感慨。相手とその楽器とはどんな関係にあるのだろう?ほぼ、その人とその楽器と同一人物であるとして見てしまう。そういう存在がいる人の事はやっぱり同じ種族として見てしまうような。笑
昨日の筑前琵琶の室井三紀さんに引き続き今日はハープの中村愛さんとでした。普段弾かないものをたくさん弾くことができて勉強になったし、次にまたハープとできる機会があったら、もっとこんな曲は合うんじゃないかとかいろいろ思いました。
ふとさっき、高校時代の上級生から、連絡があり、卒業して以来だったのでびっくり!え、ほんとにYさんですか?と思わず聞いてしまいました。
不思議な事になぜか最近思い出した。なぜ思い出したのか、思い出せない・・
山形の学校に入った頃、何を隠そう、このYさんは憧れの人でした。それはなんていうか、少女が今日のハーピストのお姉さん中村さんに憧れの眼差しを向けるような・・ちょっと違うかな。入学式おわり、その学校には全国からたった一学年26人集まり、寮生活をするわけですが、大抵学年に一人村の子がいました。
私は隣にいた村から入学してきた女の子とすぐに意気投合して、その村の子のお兄さんみたいなYさんと一緒にいろいろ遊んでもらったのです。
高校生とはいえ、山奥ですからね。遊んでというのは、すぐ下の川に潜って魚を突いたり、山に入って山ぶどうとったり。そういう事です。笑
Yさんは川のどこに魚がいるかよく知ってるし、獲るのうまいし、同じここ育ちの男の子達を子分のように従えて(私にはそう見えた。笑)川行ったり山行ったり、できるだけ私も遅れをとるまいとくらいついていったような。
一つとても覚えているのは村育ちの子達とYさんと山に行った時、ふと立ち止まってYさんが、あ、雪の匂いがする。もうすぐ雪降るよ。と言ったのです。
私にはその時Yさんが熊に見えました。いや実際熊のような感じの人なんですけどね。
なんか悪さもいっぱいしてたから停学もよくくらっていたような記憶もあるようなないような。
人間ってこんなにわかりやすくて、素直で暖かくて面白いんだなーとこういう人に出会うとそう思うし、山が育んでくれるのかなーとか思うのです。
ふと、今でも川に潜って魚とったりしてますか?と聞いたら、今でも潜ってるよ。もう寒くてダメだ。としにはかてない。と。
今でも潜ってると聞いて嬉しくなる私でした。