2022
インタビューに限らず、はじめての人と話していても、だいたい質問される内容は決まってくる。(私が馬頭琴奏者という事を相手が知っている場合に)
だいたい答える内容も同じになってくるわけだが、今日のインタビュアーは馬が合ったのかな、ちょっと違った。
特別ユニークな質問が来たわけではなく、聴き方が独特とかそうゆうことでもなく、私も話していて楽しくなってしまって、いつもよりたくさん話したせいでだいぶ時間がオーバーした。
自分の中での当たり前の話が、新鮮なストーリーになって目の前に立ち上がってきた。
大袈裟にいうとそんな感じ。
とても面白がって聞いてくれたからかもしれない。
そんなふうにちょっと感動した時間だった。
色んな質問に答えても載せられる紙面は限られているから、自分で面白いなと思った事の一つをより詳しく今ここで紹介しても大丈夫だと思う。
馬が好きだから馬頭琴やったというなんかもう自分の中では聞かれるたびに話している答えなので、手垢がついてるかのごとく、もはや答えてる分にはなんの感動もないのだが、今日はちょっと違った。
子供時代からの今までの流れも色々話しをしながら、当然私の中では馬が好きという話題にはどこをどうしたってたどり着くのだが、
馬の話も一通りした後で、
美炎さんにとって馬頭琴はどんな存在ですか?
って多分質問だったような気がする。
例えば馬頭琴ってどんな楽器ですか?
魅力はなんですか?
と言う質問は今日もあったし、他の取材でもよくある。
どんな存在か聞かれて、はたとケースの中に置いてある馬頭琴を見た。
馬がついている。
さっきまで馬が好きとか、どうして馬が好きだったかとか色々話をしていた。
楽器に馬が付いてなかったら当然この楽器はやっていない。
馬がついてるからと言う見た目の事だけではなく、
楽器を弾いて一体になっている時、自分は馬と一つになったようなそんなふうに感じて慰められる時がある。
馬が飼いたかった子供時代、恋焦がれても叶わないせつなさが常にあった。
馬に自由に乗れない今の環境では、やはり同じような気持ちもあるのだが、馬頭琴で馬の曲を弾くたびに馬に乗ってる気持ちになって慰められる。
馬に乗ったー!という満足感だと思っていたが、どうやらこの切ない気持ちが慰められているようである。
なぜか馬のことを考えると心の奥がキュッと切なくなるのだ。
だから何よりこの馬頭琴と言う楽器が好きだ。
どんな時でもこの自分が今使っている馬頭琴以外は弾かない。なぜならこの楽器の音色が他のどの楽器より好きだからだ。
多分自分には大好きな馬がいて、どの馬よりも好きで、その馬にしか乗らない。みたいな感覚かもしれない。
この馬だったらどう走るか、どうすれば一番美しいか知っている。
そしてこうしたいと思った方向にいくし、気持ちと音が一つになる。
馬頭琴には馬のスピリットが宿ってるのかもしれない。
宿しているのは私かもしれない。
美炎さんは馬が好きだから馬頭琴に出会ったというよりも、馬頭琴に選ばれて馬が好きになったのかもしれないですね。
と最後に言われた。
そんなふうに思った事は無かったが、どうやらそれくらい私にとって馬頭琴という楽器は因縁があるものだったのかもしれない。
チケット発売は7月30日より
■2022年10月22日(日)
☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️
13:30開場
14:00開演
馬頭琴 美炎
キーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
要予約2500円
千葉県南房総市富浦町原岡88番地2
■2022年12月23日(金)
☘️美浜文化ホールメインホール☘️
18:30開場
19:00開演
馬頭琴 美炎
ピアノキーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
スペシャルゲスト登場予定
アニメーション作画 米本久美子
アニメーションデザイン製作 中島すみれ
ichikiro
前売り4500円
当日5000円
学生3500円
未就学児の入場はご遠慮ください。
千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2
🌿10/22さざなみホール🌿
🎫チケット予約
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)
🌿12/23美浜文化ホール🌿
チケット購入方法
🎫e+チケット
■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001
🎫美浜文化ホール
電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)
窓口10:00~18:00(第3月曜休)
美浜文化ホール
■購入ページ
コンサートに関するお問い合わせ
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070-1274-2688(西郷)