2022
ここ最近見たもの。
雪山
山頂からの雲海と夕陽
熊の横顔
原稿用紙
ふふふ。
なぞなぞみたいですが、ここ最近というのはだいたい6月からの事です。
雪山 →フランスのアニメ映画「神々の山嶺」を鑑賞。
山頂からの雲海と夕陽 →屋久島の黒味岳に登って屋久島では初めてテント泊したので見れたもの。
熊の横顔 →つい先日星野道夫さんの写真展行った。
原稿用紙 →これも星野道夫展で生原稿が展示してあった。
屋久島へ行くようになってから再開した登山。
あまりに寒くなってくると、ちょっと春になるまで待とう。となる。そもそも現場まで車で行く事にしてるため、雪山は雪の峠を車で行かねばならぬ事が多く、むしろそれが怖い。
春になって新緑を貪るごとく山に行ったけど、6月屋久島と八丈島の山に登ってからは千葉に戻ってきて有り得ない暑さに、涼しくなってきてから行こう。って無理はしないお年頃になりました。
自然界の怖さ、素晴らしさ、そんなものを吸収しようとしてるらしい。前からなんだろうけど、このところ特に。
何かを探ろうとすると、私はそこに行き着く。
自分を探ろうとしてもすぐに迷宮入りだし、政治や社会に関心を持つと悪い癖で頭が沸騰してしまう。
ちょっと離れて自分の今やりたい事に意識を向けると、探したいものはいつも自然界の中にある。
そしてそこに絡んだ表現も見てみたくなる。
映画や小説や写真展、美術館や、テレビ番組でもなんでも、そんなものをアンテナにして見る。
どうしても自分の目線も呼吸もマスクしてゴーグルしてるくらいの小さな小さな口元、目元だけの世界になりがち。
SNSをやってると特にそうなってしまいがちである。
星野道夫さんのアラスカの写真や文章が高校生の時から好きで、あの頃は星野さんは生きていた。
アラスカに行きたすぎてその後アラスカを旅した時も星野さんは生きていたな。
ほとんど何にもしないでゴムボートに乗って川を流されていて、夕方になるとボートを中洲に上げて、流木を拾って焚き火する。
焚き火を眺めながら遠くでフクロウが鳴いている声を聞いて、そして寝る。
というのをひたすら3ヶ月。
今、本も携帯も持たずに原野で3ヶ月自分がいられるか分からない。
写真と共に紹介されている星野さんの文書が胸にせまる。
ホワイトバッファローの伝説はネイティブアメリカンに伝わる物語だが、自分がこれを今回年末のコンサートで五曲にしてアニメーションとコラボ作品にするにあたり、四曲目の「四つ足と羽ばたくものたちの願い」を見直している。
星野さんの撮った熊の横顔を見ながら、星野さんの文章に触れていると、この曲の事を、そしてホワイトバッファローの伝説のことを思った。
星野さんも文章にしているように、大自然は自分と関係ない遠くの世界のことではなく、そこに自分自身も内包されているものだということに行き当たる。
ホワイトバッファローの伝説もまた、自分と自分に繋がる全ての存在という表現がある。
悠久の時間がわたしにも流れている。
自然の大きさは一つ一つ砂粒一つの小さな力が毎秒毎秒、積み重ねられて大きな滝も、大きな渓谷も山もできている。
わたしもまた、そのような積み重ねの途中にある存在。
人間社会の中で育つうちにいつのまにか、自分のものにしてしまう、自信のなさ。
でも自分の中に大きな自然がある事を知れば、それは本当に些細な事だとわかる。
そしてそれはやはり大きな自然の中で圧倒された時に感じるものでもある。
私たちが大自然に圧倒されるのは、悠久の時の流れを感じるからなのだろう。、そしてその積み重ねは自分の身体に心にもたしかにあると思うから、自分もまた同じ存在だと思うからこそ、心が解き放たれて涙するのだろう。
自分とはこの連なりの中にあるものだと。
思い出す。
そして何度でも何度でも思い出したいからまた旅に出る。
旅に出れない時は、それを詩っているものを探す。
馬頭琴の力をかりて、それを詩(うた)に。
そして歌に。
かなでるということはその恋文のようなものかもしれない。
時には会いたくても会えない。
時には出会えてる時の喜び。
失った悲しみ。
それが人であれ、自然であれ、なんであれ。
12月23日(金)
18:30開場
19:00開演
美浜文化ホールメインホール
ホワイトバッファローの伝説を二部でアニメーションとコラボしてお届けします。
美浜文化ホールはわたしが一番最初にこの作品を初演したホールでもあり、自分が美炎として活動を始めた時にからお世話になっている縁のあるホールです。
駅は千葉市の京葉線の検見川浜駅より歩いて来れます。
東京駅からだと33分という近さです。
黒を基調とした多目的ホールなので、まず映像が映えます。
どんな風に仕上がるか、私もワクワクしています。
アニメーション作画の米本久美子さんとは今もイメージを伝えあって、絶賛製作中。
ホワイトバッファローの音楽もアレンジを見直しながら、同時進行で製作中です。
私と会う機会のある方は、チケットを直接やり取りもできますのでその方が良い方はご相談ください。
チラシ欲しい方もご一報ください。
ポスターも素敵なの用意していますので、貼ってもいいよー。という方は連絡ください。
よろしくお願いします。
チケット発売中!
秋は南房総市でもやります。
以下、秋と年末のコンサート情報詳細です。
■2022年10月22日(土)
☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️
13:30開場
14:00開演
馬頭琴 美炎
キーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
要予約2500円
※本公演でのアニメーション投影は一曲のみとなります。
千葉県南房総市富浦町原岡88番地2
■2022年12月23日(金)
☘️美浜文化ホールメインホール☘️
18:30開場
19:00開演
馬頭琴 美炎
ピアノキーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
スペシャルゲスト登場予定
アニメーション作画 米本久美子
アニメーションデザイン製作 中島すみれ
ichikiro
一部馬頭琴コンサート
二部アニメーション✖️音楽 ホワイトバッファローの伝説
前売り4500円
当日5000円
学生3500円
未就学児の入場はご遠慮ください。
千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2
🌿10/22さざなみホール🌿
🎫チケット予約
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)
🌿12/23美浜文化ホール🌿
チケット購入方法
🎫e+チケット
■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001
🎫美浜文化ホール
電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)
窓口10:00~18:00(第3月曜休)
美浜文化ホール
■購入ページURL
コンサートに関するお問い合わせ
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)
2022
インタビューに限らず、はじめての人と話していても、だいたい質問される内容は決まってくる。(私が馬頭琴奏者という事を相手が知っている場合に)
だいたい答える内容も同じになってくるわけだが、今日のインタビュアーは馬が合ったのかな、ちょっと違った。
特別ユニークな質問が来たわけではなく、聴き方が独特とかそうゆうことでもなく、私も話していて楽しくなってしまって、いつもよりたくさん話したせいでだいぶ時間がオーバーした。
自分の中での当たり前の話が、新鮮なストーリーになって目の前に立ち上がってきた。
大袈裟にいうとそんな感じ。
とても面白がって聞いてくれたからかもしれない。
そんなふうにちょっと感動した時間だった。
色んな質問に答えても載せられる紙面は限られているから、自分で面白いなと思った事の一つをより詳しく今ここで紹介しても大丈夫だと思う。
馬が好きだから馬頭琴やったというなんかもう自分の中では聞かれるたびに話している答えなので、手垢がついてるかのごとく、もはや答えてる分にはなんの感動もないのだが、今日はちょっと違った。
子供時代からの今までの流れも色々話しをしながら、当然私の中では馬が好きという話題にはどこをどうしたってたどり着くのだが、
馬の話も一通りした後で、
美炎さんにとって馬頭琴はどんな存在ですか?
って多分質問だったような気がする。
例えば馬頭琴ってどんな楽器ですか?
魅力はなんですか?
と言う質問は今日もあったし、他の取材でもよくある。
どんな存在か聞かれて、はたとケースの中に置いてある馬頭琴を見た。
馬がついている。
さっきまで馬が好きとか、どうして馬が好きだったかとか色々話をしていた。
楽器に馬が付いてなかったら当然この楽器はやっていない。
馬がついてるからと言う見た目の事だけではなく、
楽器を弾いて一体になっている時、自分は馬と一つになったようなそんなふうに感じて慰められる時がある。
馬が飼いたかった子供時代、恋焦がれても叶わないせつなさが常にあった。
馬に自由に乗れない今の環境では、やはり同じような気持ちもあるのだが、馬頭琴で馬の曲を弾くたびに馬に乗ってる気持ちになって慰められる。
馬に乗ったー!という満足感だと思っていたが、どうやらこの切ない気持ちが慰められているようである。
なぜか馬のことを考えると心の奥がキュッと切なくなるのだ。
だから何よりこの馬頭琴と言う楽器が好きだ。
どんな時でもこの自分が今使っている馬頭琴以外は弾かない。なぜならこの楽器の音色が他のどの楽器より好きだからだ。
多分自分には大好きな馬がいて、どの馬よりも好きで、その馬にしか乗らない。みたいな感覚かもしれない。
この馬だったらどう走るか、どうすれば一番美しいか知っている。
そしてこうしたいと思った方向にいくし、気持ちと音が一つになる。
馬頭琴には馬のスピリットが宿ってるのかもしれない。
宿しているのは私かもしれない。
美炎さんは馬が好きだから馬頭琴に出会ったというよりも、馬頭琴に選ばれて馬が好きになったのかもしれないですね。
と最後に言われた。
そんなふうに思った事は無かったが、どうやらそれくらい私にとって馬頭琴という楽器は因縁があるものだったのかもしれない。
チケット発売は7月30日より
■2022年10月22日(日)
☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️
13:30開場
14:00開演
馬頭琴 美炎
キーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
要予約2500円
千葉県南房総市富浦町原岡88番地2
■2022年12月23日(金)
☘️美浜文化ホールメインホール☘️
18:30開場
19:00開演
馬頭琴 美炎
ピアノキーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
スペシャルゲスト登場予定
アニメーション作画 米本久美子
アニメーションデザイン製作 中島すみれ
ichikiro
前売り4500円
当日5000円
学生3500円
未就学児の入場はご遠慮ください。
千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2
🌿10/22さざなみホール🌿
🎫チケット予約
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)
🌿12/23美浜文化ホール🌿
チケット購入方法
🎫e+チケット
■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001
🎫美浜文化ホール
電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)
窓口10:00~18:00(第3月曜休)
美浜文化ホール
■購入ページ
コンサートに関するお問い合わせ
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)
2022
2011年の2月に旅したセドナで出会った物語。
それはホワイトバッファローの伝説というお話でした。
この旅の初めにお土産屋さんに入って何気なく色々なポストカードを見ていました。
ネイティブアメリカンの世界は昔から好きだったので、どの絵も素敵だし、何か買いたいなという気持ちで見ていました。
ふと気になる絵を見つけてこれはなんだろう?とじーっとポストカードを持ったまま見ていると、ガイドのナナさんが後ろから、それはホワイトバッファローの伝説というのよ。
スウェットロッジを旅の最後にやるけれど
その時に語られるお話だよ。
と教えてくれました。
その偶然にちょっと惹かれるものを感じながらそのポストカードを買いました。
旅の最後でスウェットロッジをやる前にティピの中で聞いた物語は体の中に染み込んでくるような感じがあって、日本に帰ったら、ホワイトバッファローという曲を作ろうとその時思いました。
日本に帰ると間もなく東北の震災がおこり、曲を作ることは棚上げしていました。
震災のチャリティーCDを製作したりと忙しくなり、どんどん後回しに。
それでもずっと心には残っていました。
ふと物語をもう一度よく知りたいとセドナのナナさんに頼んでナナさんが翻訳したものを送ってもらって読みました。
あのティピで聞いた時よりも震災の後に聞いた物語はリアルに自分の中に入ってきて、これはいま作らなくてはと思いました。
おそらく2ヶ月くらいでストーリーに沿って7曲作ったのですが、その間、自分は何をどう生活していたのか面白いくらい記憶がありません。
ぼんやりして曲のイメージを掴もうとしていたりと、製作過程は思い浮かぶのですが、自分がご飯を作ったり、何かの家事をしたりという覚えがなく、一緒にいた家族と何か会話した記憶もなく、ただならぬ気配に家族も近寄らなかったのではないかと思うのですが、そのくらい没頭していました。
ホワイトバッファローの作品はバンドで演奏したいというイメージが最初からあったので、いつも曲を作る時のように馬頭琴のメロディーだけ作ってという訳にもいかず、
どんな楽器がどんな風に入ってどんな背景になるかということも珍しく突き詰めて考えることになったので時間がかかりました。
もちろん毎回編曲に携わってくれている竹井美子さんに相談しながら、ここはこんな感じにしたい。
このメロディーは馬頭琴じゃなくてエレキギターがいいなどと言いながら、竹井さんに何度も楽譜を書き直してもらうというやり取りがありました。
あの頃はお互いアナログだったので、やりとりそのものが手探りでした(笑)
普段はふとした時にメロディーが湧いてきて、それを一気に歌い上げて一曲完成してしまうのですが、ホワイトバッファローの伝説の作品に関してはその手法で作ったのは最後の7曲目の「祈り」だけでした。
馬頭琴、ピアノ、ギター、ドラムの編成でライブで初演したものをCD製作の時には、より自分のイメージに近づける為、シンセサイザーを使って色々な音色もプラスして更に拡がりましたが、逆にライブの時にCDの内容のものと違ってしまうという事もあって、なかなか全曲演奏が難しく、そうこうしているうちに今になりました。
コロナ禍
戦争
そんなことがある度に、ホワイトバッファローの伝説の話を思い出しました。
やっぱり今の世の中に必要な物語なんだと思います。
せっかく作ったこの音楽作品をどうしたらもっとよりいい形で皆さんにお届けできるか。
初演から11年、色々な素晴らしい出会いがありました。
その中の一つは中島すみれさん、米本久美子さん親子です。
岡山の牛窓、照れ屋カフェという小さなカフェに、当時今は亡き父がお世話になっていたご縁からライブをする事になり、お店に行ったところ、前日まで展示会をする事になっていた米本久美子さんがいました。
馬頭琴聴いてみたかったという事であったか、1日撤収を待ってくれたおかげで、私は久美子さんの絵に出会いました。
ネイティブの世界を描く久美子さんの絵はカラフルで暖かく、ユーモアや愛嬌も感じられ、それでいて一枚の絵に物語を感じるような素敵なものでした。
思わず、ホワイトバッファローの話をしたのを覚えています。
久美子さんが、私は岡山だから美炎さんとは遠いけど、娘のすみれが関東にすんでるから、是非会わせたい。
という事で、久美子さんは東京で展示会をするから店の場所を探すのにすみれとあちこち見るの。美炎さんにも展示会で演奏してほしいわ。
ということでご一緒することに。
すみれさんは会ってすぐにお互いの手帳がイタリア製の馬の絵柄の全く同じもので、思わず運命の出会いじゃん。と思ったのでした。
今描きながらそういえばそうだった!と思い出したのですが、久美子さんのこの時の展示会でホワイトバッファローの伝説を演奏したのでした。
すみれさんは3Dゲームのデザインをしていて、私のCDジャケットやチラシのデザインなど毎回お世話になっているのですが、八王子車人形とのコラボレーションのスーホの白い馬でも、久美子さんに白馬の絵を描いてもらってすみれさんにアニメーションデザインしてもらい、その白馬の映像に合わせる形で車人形さん演じるスーホと、馬頭琴の演奏で物語を上演したのでした。
ホワイトバッファローの伝説をアニメーションにする。
久美子さんに描いてもらってすみれさんにデザインしてもらい、それを巨大なスクリーンに投影してその前でバンドで演奏したい。
という妄想がとまらず、あれやこれやと画策。
今回大切なお知らせがあります。
と題したのは、ようやくそれを上演できる手筈が整ったのです。
久美子さんすみれさん親子の他にも出会いは沢山ありました。
この6年ほど関わってもらっているドラムパーカッションの前田仁さん。
どんな曲の世界観にも欲しい音と盛り上がりを作ってくれるので言う事なしです。
ライブでお目にかかる客さんにも至って好評で、前田さんのファンなのと私に言ってくる人がけっこういます。
みなさん、美炎さんはもちろんなんだけどね、前田さんの演奏が好きなのよー。と。
そして曲に関してももっとこうしたいんだけど、どうしたらそれに近づけるか?というところの汲み取りが早く的確で、あ、そうそう。そうなの!!
という回答をくれるので本当にありがたく、またそれを他の共演者に伝えて曲をより良いものにしてくれるのでもはや編曲者とも言える。
そして前田さんが紹介してくれる形で出会ったのがピアノの清瀬祥吾くん。
ものすごい器用で、まあなんでも知ってるなんでもできる。ってこんな人のことを言うんだね。という人材です。
私がありがたかったのが、竹井さんが編曲してくれたピアノ伴奏のものを、こちらのあーしてこーしてという注文をシンセサイザーでプログラミングして壮大な世界観を音にしてくれるので、あーこんな感じの背景にしたかったというのを体現してくれ、それをライブでも演奏可能な形にしてくれるので、ホワイトバッファローの伝説の作品も、CDより更に壮大なオケが出来上がっているのと、ちゃんと再現できるという所では、これらのどの出会いが無くても今回は不足だったなと思うのです。
そのような意味では再演に時間がかかったのは当然であり、今まさに。という時を迎えているのだろうと思います。
年末に、このホワイトバッファローの伝説を初演した美浜文化ホールメインホールでやります。
どうしても巨大なスクリーンでアニメーションを投影したかった。
そしてこのメインホールは真っ黒なデザインのホールなので、まさにうってつけなのです。
ただ、ここでやりたい。を優先してしまった為、350席あります。
どうしたらそんなに人が来てくれるのか、もはや神頼みなんですが、これを読んでくれた方が、10人の人にならチラシ配れるよ!なんてありがたい申し出を待っています。(もちろん100枚、200枚、300枚でも)
チラシのデザインもすみれさんのもので、すてきなんです。
美浜文化ホールでの本公演の前に前哨戦で10月に南房総市のさざなみホールでもやります。
この時はコンサートのプログラムの中でホワイトバッファローの伝説から第一曲目のみ、映像とお届けします。
今回のホワイトバッファローの伝説の作品は、作品をあらためて見直し、編曲もアレンジしなおしている為、7曲から5曲になっています。
プログラムの前半は馬頭琴コンサート。
後半にアニメーションとバンドの生演奏でホワイトバッファローの伝説をお届けします。
年末の美浜文化ホールでのコンサートは「風と空のうた」「ドネゴールの夕陽」のPV(YouTubeの美炎馬頭琴チャンネルに公開中)を製作した時に出会ったプロのヘアメイクさんと、今年出会ったフランス在住のデザイナーさんの衣装とで見た目も豪華にお届けします。
たぶん1番わくわくしているのは間違いなく私なのですが、年末のたぶんちょっと遠いこの場所に来るのは幾つかのハードルがあると思いますが、来ていただければ、まずぜったいに来て良かったと思ってもらえるコンサートです。
そこは自信あり。
でもこんなに沢山の集客には自信なし!
ということで、どうぞ今後とも宣伝にお付き合いください。
そしてどうか人を誘ってチケットを是非ゲットしてください。
チケット販売は7月30日より。
■2022年10月22日(日)
☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️
13:30開場
14:00開演
馬頭琴 美炎
キーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
要予約2500円
千葉県南房総市富浦町原岡88番地2
※この公演ではアニメーションとのコラボ演奏は一曲のみとなります。
■2022年12月23日(金)
☘️美浜文化ホールメインホール☘️
18:30開場
19:00開演
馬頭琴 美炎
ピアノキーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
スペシャルゲスト登場予定
アニメーション作画 米本久美子
アニメーションデザイン製作 中島すみれ
ichikiro
前売り4500円
当日5000円
学生3500円
未就学児の入場はご遠慮ください。
千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2
🌿10/22さざなみホール🌿
🎫チケット予約
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)
🌿12/23美浜文化ホール🌿
チケット購入方法
🎫e+チケット
■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001
🎫美浜文化ホール
電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)
窓口10:00~18:00(第3月曜休)
美浜文化ホール
■購入ページURL
コンサートに関するお問い合わせ
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)
2022
ちょっとドキッとしますよね。
でも大切なお知らせがあるのです。
それは来月8月にはちゃんとお知らせしますが、まずはそこに至るまでの物語です。
よくアーティスト活動をしていて何周年記念とかありますよね。
つまりデビューした年というのがあるのが前提です。
私はこれがいまいち分からない。
自分が一体いつデビューしたのか。
そもそもそこに興味がないというのが正解かもしれません。
単に数字に弱いので、節目の年とか、何周年とか全く関心が湧かない。
自分にとって大切な作品というのがあります。
これは2011年の2月にアメリカのアリゾナ州セドナを旅して出会った物語なのですが、このめずらしく2011年の2月という数字を覚えているのは、3月に東北の大震災があったからなのです。
わたしにはセドナへ行って出会った物語とこの大震災は切っても切り離せない関係としてあるので、何年に行ったというのが明確に覚えている訳です。
自分が今まで歩んできた道筋は全然あっちフラフラこっちふらふらなんですけれど、なんていうか、誰かがサイコロをふってたまたま出た面にセドナと書いてあって、それをある時ふと偶然目にした瞬間に、そこへ行きたい!!となんの脈絡もなく思うわけです。
自分では行きたい気持ちがマックスなのを知ってるのだけれども、なんで行きたいのか自分で分かってない。
でも行きたいから行く。
行ってさあ何か正解が得られるのかというと別にそんな事もなく、でもただ夢中にはなっている。そして何年か経ってから、ちょっと自分であれは必然だったのかもしれないと辻褄が合う感じがする。
そんな繰り返しです。
馬頭琴に出会ったのも、モンゴルへ行きたい!から始まった事だったし、更にそれ以前に幼い頃に馬を飼いたい!という何故なのか分からない気持ちにずっと突き動かされていたのが始まりなのかもしれない。
物語に出会ってすぐに、これを曲にしたいと思った。
帰ってすぐに震災があって、曲を作るどころではなくなった。
でも悶々としている時にもう一度物語をよく読んでみて、今作らなきゃいけないと感じた。
そして7曲出来上がり、その年の夏に美浜文化ホールで初演しました。
CDにしてほしいと幾つかの声があったので、その冬にCD制作、そして再びセドナを訪れて撮影。
撮影した写真を元にスライドショーにして美浜文化ホールで再びコンサート。
7曲をあらすじの解説をしながら演奏するのはなかなか簡単ではなく、それ以来ちゃんとこの物語をやる機会がないまま数年経ちました。
思えば、この物語をなぜ曲にしようと思ったのか、何故今必要だと思ったのか、本当はよく分かっていなかった。
今もよく分かっていないんです。
今必要だと思ったのも、突き動かされて一気に7曲作ったのも、本当の気持ちだけど、何故なのかは今だに分からず、物語の大切な部分がこの言葉というのは分かっていても、その言葉をどう生きるか、どう生きたらいいか分かっていない。
だから私は未だにこの物語をまだやろうとするのかもしれません。
答えを探したくて。
2022
振り返れば2011年は私にとって色んなことがスタートした年だった。
毎年続いている栃木県那珂川町での山の棚田コンサートもこの年の秋スタートした。
オリジナル曲を中心にソロ活動を積極的にはじめたのもこの年がきっかけだった。
2011年2月後半に急に思い立ってアメリカアリゾナ州のセドナへ旅に出て、ホワイトバッファローの伝説に出会った。
これを曲にしようと日本に戻ってきた。
ちょうどデモテープを作ろうとホールを予約した。
その前日東北の大震災があった。
ホールで録音した曲集は、そのままチャリティーCDになり、友人や沢山の人たちに協力してもらって東北に寄付ができた。
ホワイトバッファローの曲をなかなか作る気力が無い中、ふとお話を改めて読んだ。
全ての人は繋がっている。
平和、バランス、ハーモニーで集い祈ること。
それによって世界の危機は救われる。
そんなメッセージを持ってきたホワイトバッファロー。
あの時の自分は多くの被災者ではない人達がそうであったように、何ができるんだろう?と無気力、悲しみ、そんなものに支配されていた。
このメッセージに自分は少し救われた気持ちになり、結局ストーリーに沿って7曲になった。
CDも作り、完売した。
千葉で初演した時に、ぜひ東北の地でやってください。と東北出身の方に言われた言葉が今も頭にある。
このウクライナでの戦があって私は再びホワイトバッファローの話を思い返していた。
侵略には徹底抗戦で向かうことを世界は応援しているような気がする。
だいたいどの戦いにも大義がある。
それは言い訳であっても、後付けであっても、正当であっても、戦がはじまってしまえば結果は市民生活の破壊、沢山の人が殺される。
その悲劇をどうやったら回避できるか、または軽減できるか。
そこに知恵を絞りたい。
月日が巡って3月11日。この日がきた。
何年経ってもこの日は忘れない。
それだけの為にやってくる。
自分に何ができるんだろう。
自分に何ができるんだろう。
その気持ちは原動力にもなり得るのだが、悲しみや落ち込みも伴う。
元気でいること。楽しく暮らすこと。
そしてやるべきことをやること。
ホワイトバッファローの伝説はリニューアルしてアニメーションをつけたいなと考えている。
今年の出発点だ。