馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 出会い- 2022/08/21 -

Category : BLOG

先日、先々日のブログを読んで、今回12月23日の美浜文化ホールでのホワイトバッファローの伝説アニメーション作画の米本久美子さんより、メッセージが届いたので皆さんにも紹介します。

美炎さんの ホワイトバッファローの伝説への深い思い、今回のライブに至った経緯を知って あらためて新しい音源を聴くと、よりイメージが鮮やかに表現されているのを感じます。

実は、私も ホワイトバッファローの伝説に出会ったのは2003年も暮れようとする頃、2004年の夏至の日のWORLD PEACE & PRAYER DAYの準備に岡山へ回って来たバウさんからの情報でした。

ホワイトバッファローの聖なるパイプの第19代の守り人チーフ.アーボル.ルッキング.ホースの呼びかけで世界の四方から先住民の長老たちが集まり、2004年の6月に広島で世界先住民族会議があり、富士山麓.朝霧高原でのWPPDへと繋がりました。

私は 広島でチーフ.アーボル.ルッキング.ホースさんや、アラスカのユピックエスキモーのホワイト.ウルフさんのお話を聞くことが出来、その後 上京したばかりのすみれと東京で落ち合ってバスで朝霧高原へ…ホワイト.ウルフさんの“マウント.サスティナの伝説“の原型を聞き、ティピィーに泊まって無数の木霊?躍る光球を浴びて帰りました。

以来子育ての頃から惹かれていた先住民の世界観にさらに拍車がかかり、いつか絵本のカタチにしたいと模索していた頃 照れ屋さんの軒下ギャラリーで展示していた作品に 美炎さんが気づいて下ったのですね!‼︎

それでも、私にとっても 3.11と とりわけ ここ数年の地球環境の絶望的な悪化に輪をかけるかのような コロナ.ウクライナ侵攻…

昨年 何か 今こそ本当に大切なのではないかと突き動かされるように“マウント.サスティナの伝説“を “山になった娘“に自分の言葉で紡ぎ直し、小さなギャラリーでイメージ展を開きました。

☆チーフ.アーボル.ルッキング.ホース

〈ラコタの聖なるホワイトバッファローのパイプ第19代の守り人〉

「私たちは母なる地球は資源ではなく 生命の源であることを すべての人々に伝えねばなりません。

………

新しい千年紀は 調和の時代に入るか、生命の終わりをもたらすか、の大切な分岐点に立っており、人々は心をひとつにして解決策を見つけなければなりません。

私たちが魂の根源に還り、

私たちの生命を創造し 支えてくれている 母なる地球を敬い、

その存在を讃え、

大切にすることを思い出すまで、

残された時間は

わずかしかありません」

2001年

あらためて切羽詰まったメッセージだったと感じ、物語を繋ぐ大切さを再認識していた矢先に世界はキナ臭い方向へ逆流を始めたかのよう…

真っ先に 浮かんできたのが、コロンブス以来 永くそれぞれの大地に根ざした暮らしを紡いで来たネイティブの人々が 言葉を奪われ文化を奪われ生命を奪われて貧しい居留地に追いやられようとした時に、当時の“ワシントンの大酋長“に向けて 切々と語られたチーフ.シアトルの言葉でした。

ワシントンの大酋長へ

そして

未来に生きる

すべての兄弟たちへ…

と託された「父は空 母は大地」という チーフ.シアトルの“インディアンからの手紙“は 私たちの拠り所として生きるこの地球が 誰の所有出来るものでもなく、人間だけのものでもなく、空気も川の水も夜鷹の鳴き声も…何もかもが私たちの祖先の吸っては吐いて逝った息遣いを伝え、遠い未来の子どもたちへ 神聖なままに残してほしい…と訴えているのです。

このスピーチ1854年の1年後、無益な流血を避けて貧しい居留地を受け入れたチーフ.シアトルの思いに心を馳せる時、人間は 本当に進化しているのか…と、ただただ物悲しくも思いますが

昨年 イメージの直前に 岡山でも星野道夫展があり、私も2度も観に行って 本ではなく本当のフィルムに焼き付けられた写真と 何度も読んでいたはずのエッセイが胸にせまり何度も涙しました。

☆星野道夫–悠久の時を旅する–より

「そろそろ2000年を迎える今、3000年というものを人間が迎えられるかどうか?本当に人間が進化してゆくものであれば、今が変わろうとしているとき.変化の時のような気がしてならない」

「人間の歴史は、ブレーキのないままゴールの見えない霧の中を走り続けている。だが、もし人間が これから存在し続けてゆこうとするのなら、もう一度、そして命がけで ぼくたちの神話を作らなけれはならない時が来るかもしれない」

1993年

…本当に半世紀以上前に星野さんが感じ取っていた人間と自然と時間の永遠の繋がりの確かさ.危うさを、今ほど切々と感じる時はないと 私も思います🐋🌈🌏

米本久美子

次回のブログは写真を交えてアリゾナの旅を思い出してみようと思います。

美炎

■2022年12月23日(金)

☘️美浜文化ホールメインホール☘️

18:30開場

19:00開演

馬頭琴 美炎

ピアノキーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

スペシャルゲスト登場予定

アニメーション作画 米本久美子

アニメーションデザイン製作 中島すみれ

ichikiro

一部馬頭琴コンサート

二部アニメーション✖️音楽 ホワイトバッファローの伝説

前売り4500円

当日5000円

学生3500円

未就学児の入場はご遠慮ください。

千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2

🎫e+チケット

■購入ページURL

https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001

🎫美浜文化ホール

電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)

窓口10:00~18:00(第3月曜休)

美浜文化ホール

■購入ページURL

http://Chiba-aw.jp/mihama

コンサートに関するお問い合わせ

info@miho-batokin.com

070-1274-2688(西郷)

秋は南房総市にて

■2022年10月22日(土)

☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️

13:30開場

14:00開演

馬頭琴 美炎

キーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

要予約2500円

※本公演でのアニメーション投影は一曲のみとなります。

千葉県南房総市富浦町原岡88番地2

🌿10/22さざなみホール🌿

🎫チケット予約

info@miho-batokin.com

070-1274-2688(西郷)

 生きるために- 2022/08/18 -

Category : BLOG

「ぼくがきみを殺すまで」あさのあつこさんの著書を読んだ。

こんな夜中に。

この夏、住んでいる地域の高校から声がかかり、配信にはなったが高校生達に向けてのコンサートをする。

その会のテーマがイマジンという事で、イマジンのリクエストがあった。

歌詞を読んでいたところに、最近買った本達の中からふと手にとって読んだ。

架空の国同士が戦争をはじめる様を、若い人達が戦争に駆り出されて、どのように心を蝕まれて行くかを、若い人たちの視点から書いている。

架空の国の物語だが、今の私たちの周辺に思い当たるような場面があちこちにあって、読んでいてぞわぞわする。

「そうだ。そういうちゃんとした学校を出て、ちゃんとした資格をもった、いわば、政府公認の芸術家、政府が認めた者しか仕事が回ってこなくなったんだ。それに歩調を合わせるように、放浪する者たちへの疎外が始まったと・・・今なら思えるな。気がつくのが遅すぎたが・・・」

生きづらくなっていく。

少しずつ。

その果てにあるもの。

もし自分の住んでいるこの社会に戦争が近づいてきたら、さて自分はどの立場に立つのか。

ウクライナの戦争が始まってから度々考える。

戦争は良くないが、責められないために、守るために軍を持ち、兵器を蓄える必要がある。

戦争はダメだけど、殺されないために、大事な人を守るために、準備はしておかないと。

それに意を唱えれば、お気楽平和主義というレッテルが貼られそうな勢い。

でも実際そうなったら?

自分の心を殺して、生きるのか?

自分の心を守るために殺されるのか?

誰もが選択をせまられる。

目の前の人を殺せるのか?

目の前の人と話をするのか?

戦争にならない為に軍をもたない。

兵器をもたない。

そこにお金を回さない。

そんな姿勢が人間として生きる上で何より大切なはずではないのか。

どんな風に相手と話をしたらいいのか、

そんな世の中になったら自分はどうするか。

そのヒントが詰まっている話。

ああ、私はその立場に立って、そうやって生きていいんだなって思えて最後は涙が出た。

作り続けるしかない。

自分の心を失わないためにも。

ネイティブアメリカンに伝わる物語

ホワイトバッファローの伝説

アニメーション✖︎音楽

12月23日(金)

美浜文化ホールメインホール

■2022年12月23日(金)

☘️美浜文化ホールメインホール☘️

18:30開場

19:00開演

馬頭琴 美炎

ピアノキーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

スペシャルゲスト登場予定

アニメーション作画 米本久美子

アニメーションデザイン製作 中島すみれ

ichikiro

一部馬頭琴コンサート

二部アニメーション✖️音楽 ホワイトバッファローの伝説

前売り4500円

当日5000円

学生3500円

未就学児の入場はご遠慮ください。

千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2

チケット購入方法

🎫e+チケット

■購入ページURL

https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001

🎫美浜文化ホール

電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)

窓口10:00~18:00(第3月曜休)

美浜文化ホール

■購入ページURL

http://Chiba-aw.jp/mihama

コンサートに関するお問い合わせ

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070-1274-2688(西郷)

 見えているもの- 2022/08/03 -

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ここ最近見たもの。

雪山

山頂からの雲海と夕陽

熊の横顔

原稿用紙

ふふふ。

なぞなぞみたいですが、ここ最近というのはだいたい6月からの事です。

雪山 →フランスのアニメ映画「神々の山嶺」を鑑賞。

山頂からの雲海と夕陽 →屋久島の黒味岳に登って屋久島では初めてテント泊したので見れたもの。

熊の横顔 →つい先日星野道夫さんの写真展行った。

原稿用紙 →これも星野道夫展で生原稿が展示してあった。

屋久島へ行くようになってから再開した登山。

あまりに寒くなってくると、ちょっと春になるまで待とう。となる。そもそも現場まで車で行く事にしてるため、雪山は雪の峠を車で行かねばならぬ事が多く、むしろそれが怖い。

春になって新緑を貪るごとく山に行ったけど、6月屋久島と八丈島の山に登ってからは千葉に戻ってきて有り得ない暑さに、涼しくなってきてから行こう。って無理はしないお年頃になりました。

自然界の怖さ、素晴らしさ、そんなものを吸収しようとしてるらしい。前からなんだろうけど、このところ特に。

何かを探ろうとすると、私はそこに行き着く。

自分を探ろうとしてもすぐに迷宮入りだし、政治や社会に関心を持つと悪い癖で頭が沸騰してしまう。

ちょっと離れて自分の今やりたい事に意識を向けると、探したいものはいつも自然界の中にある。

そしてそこに絡んだ表現も見てみたくなる。

映画や小説や写真展、美術館や、テレビ番組でもなんでも、そんなものをアンテナにして見る。

どうしても自分の目線も呼吸もマスクしてゴーグルしてるくらいの小さな小さな口元、目元だけの世界になりがち。

SNSをやってると特にそうなってしまいがちである。

星野道夫さんのアラスカの写真や文章が高校生の時から好きで、あの頃は星野さんは生きていた。

アラスカに行きたすぎてその後アラスカを旅した時も星野さんは生きていたな。

ほとんど何にもしないでゴムボートに乗って川を流されていて、夕方になるとボートを中洲に上げて、流木を拾って焚き火する。

焚き火を眺めながら遠くでフクロウが鳴いている声を聞いて、そして寝る。

というのをひたすら3ヶ月。

今、本も携帯も持たずに原野で3ヶ月自分がいられるか分からない。

写真と共に紹介されている星野さんの文書が胸にせまる。

ホワイトバッファローの伝説はネイティブアメリカンに伝わる物語だが、自分がこれを今回年末のコンサートで五曲にしてアニメーションとコラボ作品にするにあたり、四曲目の「四つ足と羽ばたくものたちの願い」を見直している。

星野さんの撮った熊の横顔を見ながら、星野さんの文章に触れていると、この曲の事を、そしてホワイトバッファローの伝説のことを思った。

星野さんも文章にしているように、大自然は自分と関係ない遠くの世界のことではなく、そこに自分自身も内包されているものだということに行き当たる。

ホワイトバッファローの伝説もまた、自分と自分に繋がる全ての存在という表現がある。

悠久の時間がわたしにも流れている。

自然の大きさは一つ一つ砂粒一つの小さな力が毎秒毎秒、積み重ねられて大きな滝も、大きな渓谷も山もできている。

わたしもまた、そのような積み重ねの途中にある存在。

人間社会の中で育つうちにいつのまにか、自分のものにしてしまう、自信のなさ。

でも自分の中に大きな自然がある事を知れば、それは本当に些細な事だとわかる。

そしてそれはやはり大きな自然の中で圧倒された時に感じるものでもある。

私たちが大自然に圧倒されるのは、悠久の時の流れを感じるからなのだろう。、そしてその積み重ねは自分の身体に心にもたしかにあると思うから、自分もまた同じ存在だと思うからこそ、心が解き放たれて涙するのだろう。

自分とはこの連なりの中にあるものだと。

思い出す。

そして何度でも何度でも思い出したいからまた旅に出る。

旅に出れない時は、それを詩っているものを探す。

馬頭琴の力をかりて、それを詩(うた)に。

そして歌に。

かなでるということはその恋文のようなものかもしれない。

時には会いたくても会えない。

時には出会えてる時の喜び。

失った悲しみ。

それが人であれ、自然であれ、なんであれ。

12月23日(金)

18:30開場

19:00開演

美浜文化ホールメインホール

ホワイトバッファローの伝説を二部でアニメーションとコラボしてお届けします。

美浜文化ホールはわたしが一番最初にこの作品を初演したホールでもあり、自分が美炎として活動を始めた時にからお世話になっている縁のあるホールです。

駅は千葉市の京葉線の検見川浜駅より歩いて来れます。

東京駅からだと33分という近さです。

黒を基調とした多目的ホールなので、まず映像が映えます。

どんな風に仕上がるか、私もワクワクしています。

アニメーション作画の米本久美子さんとは今もイメージを伝えあって、絶賛製作中。

ホワイトバッファローの音楽もアレンジを見直しながら、同時進行で製作中です。

私と会う機会のある方は、チケットを直接やり取りもできますのでその方が良い方はご相談ください。

チラシ欲しい方もご一報ください。

ポスターも素敵なの用意していますので、貼ってもいいよー。という方は連絡ください。

よろしくお願いします。

チケット発売中!

秋は南房総市でもやります。

以下、秋と年末のコンサート情報詳細です。

■2022年10月22日(土)

☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️

13:30開場

14:00開演

馬頭琴 美炎

キーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

要予約2500円

※本公演でのアニメーション投影は一曲のみとなります。

千葉県南房総市富浦町原岡88番地2

■2022年12月23日(金)

☘️美浜文化ホールメインホール☘️

18:30開場

19:00開演

馬頭琴 美炎

ピアノキーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

スペシャルゲスト登場予定

アニメーション作画 米本久美子

アニメーションデザイン製作 中島すみれ

ichikiro

一部馬頭琴コンサート

二部アニメーション✖️音楽 ホワイトバッファローの伝説

前売り4500円

当日5000円

学生3500円

未就学児の入場はご遠慮ください。

千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2

🌿10/22さざなみホール🌿

🎫チケット予約

info@miho-batokin.com

070-1274-2688(西郷)

🌿12/23美浜文化ホール🌿

チケット購入方法

🎫e+チケット

■購入ページURL

https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001

🎫美浜文化ホール

電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)

窓口10:00~18:00(第3月曜休)

美浜文化ホール

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 因縁- 2022/07/29 -

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インタビューに限らず、はじめての人と話していても、だいたい質問される内容は決まってくる。(私が馬頭琴奏者という事を相手が知っている場合に)

だいたい答える内容も同じになってくるわけだが、今日のインタビュアーは馬が合ったのかな、ちょっと違った。

特別ユニークな質問が来たわけではなく、聴き方が独特とかそうゆうことでもなく、私も話していて楽しくなってしまって、いつもよりたくさん話したせいでだいぶ時間がオーバーした。

自分の中での当たり前の話が、新鮮なストーリーになって目の前に立ち上がってきた。

大袈裟にいうとそんな感じ。

とても面白がって聞いてくれたからかもしれない。

そんなふうにちょっと感動した時間だった。

色んな質問に答えても載せられる紙面は限られているから、自分で面白いなと思った事の一つをより詳しく今ここで紹介しても大丈夫だと思う。

馬が好きだから馬頭琴やったというなんかもう自分の中では聞かれるたびに話している答えなので、手垢がついてるかのごとく、もはや答えてる分にはなんの感動もないのだが、今日はちょっと違った。

子供時代からの今までの流れも色々話しをしながら、当然私の中では馬が好きという話題にはどこをどうしたってたどり着くのだが、

馬の話も一通りした後で、

美炎さんにとって馬頭琴はどんな存在ですか?

って多分質問だったような気がする。

例えば馬頭琴ってどんな楽器ですか?

魅力はなんですか?

と言う質問は今日もあったし、他の取材でもよくある。

どんな存在か聞かれて、はたとケースの中に置いてある馬頭琴を見た。

馬がついている。

さっきまで馬が好きとか、どうして馬が好きだったかとか色々話をしていた。

楽器に馬が付いてなかったら当然この楽器はやっていない。

馬がついてるからと言う見た目の事だけではなく、

楽器を弾いて一体になっている時、自分は馬と一つになったようなそんなふうに感じて慰められる時がある。

馬が飼いたかった子供時代、恋焦がれても叶わないせつなさが常にあった。

馬に自由に乗れない今の環境では、やはり同じような気持ちもあるのだが、馬頭琴で馬の曲を弾くたびに馬に乗ってる気持ちになって慰められる。

馬に乗ったー!という満足感だと思っていたが、どうやらこの切ない気持ちが慰められているようである。

なぜか馬のことを考えると心の奥がキュッと切なくなるのだ。

だから何よりこの馬頭琴と言う楽器が好きだ。

どんな時でもこの自分が今使っている馬頭琴以外は弾かない。なぜならこの楽器の音色が他のどの楽器より好きだからだ。

多分自分には大好きな馬がいて、どの馬よりも好きで、その馬にしか乗らない。みたいな感覚かもしれない。

この馬だったらどう走るか、どうすれば一番美しいか知っている。

そしてこうしたいと思った方向にいくし、気持ちと音が一つになる。

馬頭琴には馬のスピリットが宿ってるのかもしれない。

宿しているのは私かもしれない。

美炎さんは馬が好きだから馬頭琴に出会ったというよりも、馬頭琴に選ばれて馬が好きになったのかもしれないですね。

と最後に言われた。

そんなふうに思った事は無かったが、どうやらそれくらい私にとって馬頭琴という楽器は因縁があるものだったのかもしれない。

チケット発売は7月30日より

■2022年10月22日(日)

☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️

13:30開場

14:00開演

馬頭琴 美炎

キーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

要予約2500円

千葉県南房総市富浦町原岡88番地2

■2022年12月23日(金)

☘️美浜文化ホールメインホール☘️

18:30開場

19:00開演

馬頭琴 美炎

ピアノキーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

スペシャルゲスト登場予定

アニメーション作画 米本久美子

アニメーションデザイン製作 中島すみれ

ichikiro

前売り4500円

当日5000円

学生3500円

未就学児の入場はご遠慮ください。

千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2

🌿10/22さざなみホール🌿

🎫チケット予約

info@miho-batokin.com

070-1274-2688(西郷)

🌿12/23美浜文化ホール🌿

チケット購入方法

🎫e+チケット

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https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001

🎫美浜文化ホール

電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)

窓口10:00~18:00(第3月曜休)

美浜文化ホール

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 大切なお知らせ、の続き- 2022/07/27 -

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2011年の2月に旅したセドナで出会った物語。

それはホワイトバッファローの伝説というお話でした。

この旅の初めにお土産屋さんに入って何気なく色々なポストカードを見ていました。

ネイティブアメリカンの世界は昔から好きだったので、どの絵も素敵だし、何か買いたいなという気持ちで見ていました。

ふと気になる絵を見つけてこれはなんだろう?とじーっとポストカードを持ったまま見ていると、ガイドのナナさんが後ろから、それはホワイトバッファローの伝説というのよ。

スウェットロッジを旅の最後にやるけれど

その時に語られるお話だよ。

と教えてくれました。

その偶然にちょっと惹かれるものを感じながらそのポストカードを買いました。

旅の最後でスウェットロッジをやる前にティピの中で聞いた物語は体の中に染み込んでくるような感じがあって、日本に帰ったら、ホワイトバッファローという曲を作ろうとその時思いました。

日本に帰ると間もなく東北の震災がおこり、曲を作ることは棚上げしていました。

震災のチャリティーCDを製作したりと忙しくなり、どんどん後回しに。

それでもずっと心には残っていました。

ふと物語をもう一度よく知りたいとセドナのナナさんに頼んでナナさんが翻訳したものを送ってもらって読みました。

あのティピで聞いた時よりも震災の後に聞いた物語はリアルに自分の中に入ってきて、これはいま作らなくてはと思いました。

おそらく2ヶ月くらいでストーリーに沿って7曲作ったのですが、その間、自分は何をどう生活していたのか面白いくらい記憶がありません。

ぼんやりして曲のイメージを掴もうとしていたりと、製作過程は思い浮かぶのですが、自分がご飯を作ったり、何かの家事をしたりという覚えがなく、一緒にいた家族と何か会話した記憶もなく、ただならぬ気配に家族も近寄らなかったのではないかと思うのですが、そのくらい没頭していました。

ホワイトバッファローの作品はバンドで演奏したいというイメージが最初からあったので、いつも曲を作る時のように馬頭琴のメロディーだけ作ってという訳にもいかず、

どんな楽器がどんな風に入ってどんな背景になるかということも珍しく突き詰めて考えることになったので時間がかかりました。

もちろん毎回編曲に携わってくれている竹井美子さんに相談しながら、ここはこんな感じにしたい。

このメロディーは馬頭琴じゃなくてエレキギターがいいなどと言いながら、竹井さんに何度も楽譜を書き直してもらうというやり取りがありました。

あの頃はお互いアナログだったので、やりとりそのものが手探りでした(笑)

普段はふとした時にメロディーが湧いてきて、それを一気に歌い上げて一曲完成してしまうのですが、ホワイトバッファローの伝説の作品に関してはその手法で作ったのは最後の7曲目の「祈り」だけでした。

馬頭琴、ピアノ、ギター、ドラムの編成でライブで初演したものをCD製作の時には、より自分のイメージに近づける為、シンセサイザーを使って色々な音色もプラスして更に拡がりましたが、逆にライブの時にCDの内容のものと違ってしまうという事もあって、なかなか全曲演奏が難しく、そうこうしているうちに今になりました。

コロナ禍

戦争

そんなことがある度に、ホワイトバッファローの伝説の話を思い出しました。

やっぱり今の世の中に必要な物語なんだと思います。

せっかく作ったこの音楽作品をどうしたらもっとよりいい形で皆さんにお届けできるか。

初演から11年、色々な素晴らしい出会いがありました。

その中の一つは中島すみれさん、米本久美子さん親子です。

岡山の牛窓、照れ屋カフェという小さなカフェに、当時今は亡き父がお世話になっていたご縁からライブをする事になり、お店に行ったところ、前日まで展示会をする事になっていた米本久美子さんがいました。

馬頭琴聴いてみたかったという事であったか、1日撤収を待ってくれたおかげで、私は久美子さんの絵に出会いました。

ネイティブの世界を描く久美子さんの絵はカラフルで暖かく、ユーモアや愛嬌も感じられ、それでいて一枚の絵に物語を感じるような素敵なものでした。

思わず、ホワイトバッファローの話をしたのを覚えています。

久美子さんが、私は岡山だから美炎さんとは遠いけど、娘のすみれが関東にすんでるから、是非会わせたい。

という事で、久美子さんは東京で展示会をするから店の場所を探すのにすみれとあちこち見るの。美炎さんにも展示会で演奏してほしいわ。

ということでご一緒することに。

すみれさんは会ってすぐにお互いの手帳がイタリア製の馬の絵柄の全く同じもので、思わず運命の出会いじゃん。と思ったのでした。

今描きながらそういえばそうだった!と思い出したのですが、久美子さんのこの時の展示会でホワイトバッファローの伝説を演奏したのでした。

すみれさんは3Dゲームのデザインをしていて、私のCDジャケットやチラシのデザインなど毎回お世話になっているのですが、八王子車人形とのコラボレーションのスーホの白い馬でも、久美子さんに白馬の絵を描いてもらってすみれさんにアニメーションデザインしてもらい、その白馬の映像に合わせる形で車人形さん演じるスーホと、馬頭琴の演奏で物語を上演したのでした。

ホワイトバッファローの伝説をアニメーションにする。

久美子さんに描いてもらってすみれさんにデザインしてもらい、それを巨大なスクリーンに投影してその前でバンドで演奏したい。

という妄想がとまらず、あれやこれやと画策。

今回大切なお知らせがあります。

と題したのは、ようやくそれを上演できる手筈が整ったのです。

久美子さんすみれさん親子の他にも出会いは沢山ありました。

この6年ほど関わってもらっているドラムパーカッションの前田仁さん。

どんな曲の世界観にも欲しい音と盛り上がりを作ってくれるので言う事なしです。

ライブでお目にかかる客さんにも至って好評で、前田さんのファンなのと私に言ってくる人がけっこういます。

みなさん、美炎さんはもちろんなんだけどね、前田さんの演奏が好きなのよー。と。

そして曲に関してももっとこうしたいんだけど、どうしたらそれに近づけるか?というところの汲み取りが早く的確で、あ、そうそう。そうなの!!

という回答をくれるので本当にありがたく、またそれを他の共演者に伝えて曲をより良いものにしてくれるのでもはや編曲者とも言える。

そして前田さんが紹介してくれる形で出会ったのがピアノの清瀬祥吾くん。

ものすごい器用で、まあなんでも知ってるなんでもできる。ってこんな人のことを言うんだね。という人材です。

私がありがたかったのが、竹井さんが編曲してくれたピアノ伴奏のものを、こちらのあーしてこーしてという注文をシンセサイザーでプログラミングして壮大な世界観を音にしてくれるので、あーこんな感じの背景にしたかったというのを体現してくれ、それをライブでも演奏可能な形にしてくれるので、ホワイトバッファローの伝説の作品も、CDより更に壮大なオケが出来上がっているのと、ちゃんと再現できるという所では、これらのどの出会いが無くても今回は不足だったなと思うのです。

そのような意味では再演に時間がかかったのは当然であり、今まさに。という時を迎えているのだろうと思います。

年末に、このホワイトバッファローの伝説を初演した美浜文化ホールメインホールでやります。

どうしても巨大なスクリーンでアニメーションを投影したかった。

そしてこのメインホールは真っ黒なデザインのホールなので、まさにうってつけなのです。

ただ、ここでやりたい。を優先してしまった為、350席あります。

どうしたらそんなに人が来てくれるのか、もはや神頼みなんですが、これを読んでくれた方が、10人の人にならチラシ配れるよ!なんてありがたい申し出を待っています。(もちろん100枚、200枚、300枚でも)

チラシのデザインもすみれさんのもので、すてきなんです。

美浜文化ホールでの本公演の前に前哨戦で10月に南房総市のさざなみホールでもやります。

この時はコンサートのプログラムの中でホワイトバッファローの伝説から第一曲目のみ、映像とお届けします。

今回のホワイトバッファローの伝説の作品は、作品をあらためて見直し、編曲もアレンジしなおしている為、7曲から5曲になっています。

プログラムの前半は馬頭琴コンサート。

後半にアニメーションとバンドの生演奏でホワイトバッファローの伝説をお届けします。

年末の美浜文化ホールでのコンサートは「風と空のうた」「ドネゴールの夕陽」のPV(YouTubeの美炎馬頭琴チャンネルに公開中)を製作した時に出会ったプロのヘアメイクさんと、今年出会ったフランス在住のデザイナーさんの衣装とで見た目も豪華にお届けします。

たぶん1番わくわくしているのは間違いなく私なのですが、年末のたぶんちょっと遠いこの場所に来るのは幾つかのハードルがあると思いますが、来ていただければ、まずぜったいに来て良かったと思ってもらえるコンサートです。

そこは自信あり。

でもこんなに沢山の集客には自信なし!

ということで、どうぞ今後とも宣伝にお付き合いください。

そしてどうか人を誘ってチケットを是非ゲットしてください。

チケット販売は7月30日より。

■2022年10月22日(日)

☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️

13:30開場

14:00開演

馬頭琴 美炎

キーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

要予約2500円

千葉県南房総市富浦町原岡88番地2

※この公演ではアニメーションとのコラボ演奏は一曲のみとなります。

■2022年12月23日(金)

☘️美浜文化ホールメインホール☘️

18:30開場

19:00開演

馬頭琴 美炎

ピアノキーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

スペシャルゲスト登場予定

アニメーション作画 米本久美子

アニメーションデザイン製作 中島すみれ

ichikiro

前売り4500円

当日5000円

学生3500円

未就学児の入場はご遠慮ください。

千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2

🌿10/22さざなみホール🌿

🎫チケット予約

info@miho-batokin.com

070-1274-2688(西郷)

🌿12/23美浜文化ホール🌿

チケット購入方法

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https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001

🎫美浜文化ホール

電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)

窓口10:00~18:00(第3月曜休)

美浜文化ホール

■購入ページURL

http://Chiba-aw.jp/mihama

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