2015
先日の下北沢のカフェで、絵本挿絵家の米本久美子さんと娘さんのCGデザイナー中島すみれさんとイラストレーターの田村セツコさんと、女子会。
いえ、私の五月に同時発売するCDのジャケットのデザイン打ち合わせ。
以前にも少しご報告してましたが、一つはイラストレーターの田村セツコさんにジャケットを描いていただき、もう一つはCGデザイナーの中島すみれさんに描いてもらいます。
この二つのCD、全くタイプが違い、その通りのジャケットになりつつあります。
お二人とも全く違うタイプのアーティストであり、私はというと、そのどちらも自分にはあるような気がするので不思議です。
すみれさんは、ゲームのデザインが主な仕事で、子供の時から甲冑や、戦車や、馬や、武器を描くのが何より好きで、それを描かしたら右に出るものなし。というくらい。
仕事で提出したデザインから、男性の仕事と良く間違えられるそうです。
イラストレーターの田村セツコさんは、大御所というか、元祖可愛いの、昔からリボン、なかよし、サンリオに数多のイラストを描いていて、私は、名作劇場や、おちゃめな双子シリーズの挿絵で子供の頃良くみていました。
ラブリーな絵ですが、
セツコさんの世界には、ラブリーだけじゃない、芯の通ったものや、神秘的なものを感じます。
お二人からみた、馬頭琴を持った美炎をそれぞれに描いていただきました。
すみれさんが見る私は、演奏や、作曲する作品に男性的な勇ましさや、情熱的な迫力が感じられて、すみれさん好みだそうです。笑
「ファイブエレメントジャーニー」と題したCDタイトルのこの作品は、本当に、そんな感じの作品集です。
すみれさん曰く、ダイアナという女神は狩猟を司る、女性でフェミニンな装いでも、野性的で勇ましさもある。
それが美炎さんのイメージということでした。
一方、「天との約束」と題したCDタイトルの田村セツコさんごジャケットを描いてくださる方は、セツコさんが
美炎さんの女性的なものを絵にした。というように、月が描かれています。
この点は、皆んなの話の中で、私は太陽ではなく、月のイメージだそうです。
本人はへー。知らなかった。ってな感じです。笑
セツコさんは、お渡しした、CDの音源を、何気なく聞いていて、「ねこにじわたる」という曲などから、鼻歌を歌うような可愛くて、楽しい曲を聴いてるつもりが、いきなり涙があふれて、号泣してしまったそうです。
その曲名は「雨あがりのうた」でした。
最初は切ない雨が降りますが、やがて空が晴れて、虹が出るように一気に明るい曲になるのです。
解説も全くないのですが、セツコさんから、何でかしら、音楽聞いて泣くことないのに、ものすごく泣いちゃったの。と言われて、
あー、もしかしたら、この曲の最初のイメージが、小さな女の子だけど、生まれて来れなかった女の子のイメージなんです。
とお話ししたら、あら、不思議ねー。
と言っていました。
そんな訳で、全くイメージもタイプも違う二つのCD、ぜひ二つセットで聞き比べ、また、二人のアーティストが描いてくれた美炎のイメージを音楽を聴くことによって想像してみてくださったら嬉しいです。
ちなみに私は、二つの相反するタイプが自分の中にある気がしています。
本当はどうでしょうね?笑
皆さんはどちらのイメージが好きですか?
五月の君津での公演での発売を楽しみにしていてください。