2015
初演が終わりました。 馬頭琴✖️人形浄瑠璃✖️映像 「スーホの白い馬」 一部のコンサートは新曲のオリジナル曲や、馬頭琴でやるとどうなんの??というアナ雪や、様々なものを詰め込んだので、聞いていて飽きない内容だったのではないかと思います。 二部の八王子車人形五代目西川古柳さんの古典の演目二つと、解説も分かりやすく面白い。 本当にこの方が演じるとぐっと空気が変わり、かっこいい!! 会場のお客様の興味津々と、場の盛り上がりが手に取るように分かりました。 さて三部。 こちらは今回の見所は日本の伝統芸能である人形浄瑠璃芝居でモンゴルの民話を演じ、セリフや解説ほぼ無しで、芝居と音楽で情景を作っていくというところです。 これには、白馬の映像が不可欠でした。 しかし映像となると普通は細かく時間が割り振られ、芝居も音楽もきっちり当てはめて割っていかなければなりません。 しかし最初から古柳さんの即興的な芝居も、私のテンポがゆれる音楽も、当てはめてしまいたくありませんでした。 そうするとどういう事が起こるかというと、シーンごとに映像操作が必要になります。 お陰様で芝居も音楽も自由にのびのび出来ましたが、映像操作と照明と、全てのタイミングを音楽と芝居に合わせていく必要があり、裏方スタッフの方々のご尽力やいかに。 ほぼ前日の午後と当日の一度の通しのみで本番を迎えたわけですが、君津市民文化ホールの舞台監督小田さんを筆頭に、照明、映像操作、シンセサイザーの竹井さん、ドラムパーカッションの今成さん、車人形の古柳さん、お弟子さんの菅原さん、皆がみな、少しやるごとに、何がはまって何がはまらなかったか、 本番に向けて調整していく感じが素晴らしいと思いました。(←人ごと?) そして本番、はじめて全てのタイミングが合い、お客様のタイミングと共に先ずは完成したわけです。 しかし古柳さんが言うように完成はこれからです。 二度、三度と経ていくうちにより良いものにしていかなくてはなりません。 また7月の夏休みに予定している岡山での3公演は今回と全く違う状況ですので、一から作り直しと言っても過言ではありませんが、 それもまた古柳さんと作っていけるなら、どんなに楽しいだろうと、頭を抱えながら、ワクワクしてしまうのです。 打ち上げの席で皆さんが、美炎さんは本当にみんなを巻き込むのが上手いね! と、古柳さん、映像制作の中島菫さん、絵を描いてくれた米本久美子さん、君津市民文化ホールのスタッフ、そこへ繋げてくれたイベントKさん、共演者、皆さんが被害者同盟を組んでいました。笑 巻き込むのが上手いと思ったことは無いのですが、私はこれはいい!と惚れたものには真っしぐらになってしまうので、その真っしぐらになっている最中は何がどうなってるのか分かりません。 で気がつくと被害者が増えているという状況なんだと思います。笑 まあ兎に角、お客様が大変喜んでくださって、帰って行かれたことが何よりでしたし、お客様もスタッフもほぼ全員が、これは子供達に見せてあげたいと思った事でした。 でもこの内容のどこにも子供向けに制作しているわけではなく、大人も子供も楽しめると思います。 本番の写真はまだまだ出来て来ないのですが、というよりも、ほぼ映像で記録しているので、紹介用のプロモーション動画が出来上がりましたら、このホームページでもご覧いただけると思います。 取り急ぎ、ノーメイク、ノー衣装、ノーテンションの私も写っているリハーサルの写真をアップします。