2015
出す音にぐっと入っていく感じと、出る音の行方を見る感じ。
そんなことをたまに弾いていておもいます。
去年の山の棚田コンサートの報告を読んでいて、少なくとも一年に一度、初心に戻れる場、そして感謝が自然にわき、音にのることを思い出せる機会があることを想います。
今日はうまくいったなー!という満足度のある日と、うまくいった!という感覚よりも、穏やかにゆっくり心に何かがひろがる時と、気づきを得て、心する日と、悔しくて、絶対挽回しようと思う時と、本番は様々です。
たぶんうまくいったなー!とかいう時が続いたりすると、それはあまり良くない方向へ行ってたりする時です。
ただそんな時は近いうちにすぐ、鼻をへし折られる瞬間が待っていて、意外と早く気付けたりします。
少なくとも棚田の舞台で気づける事になっているので、私は恵まれていると思います。
今日の蔦屋書店での馬頭琴ライブは、たまたま本屋にいた方、わざわざ聞きに来てくれた方、様々でしたが、演奏前にとあるお客様が、用事で聞けないけれどもがんばってください。と、花を一輪わざわざ届けてくださいました。
そういえば、演奏前に花をいただいたのは初めてです。笑
その時に、ああ、こんな風に今日、偶然耳にすることになる方々にも、わざわざ来てくれる方々にも、花を一輪贈るようにさりげなく、でも確かに届けられたらいいなぁと思ったのでした。
誰かがふと、何かをする時、それは天からのメッセージだと感じることがあります。
きっと、私もふと何かをする時に、何かのメッセンジャーになってる時があると思います。
奏でる音がそうであるように、風のようにふと、ほほをなでることがあるように、そうでありたいと思います。
写真は、去年の山の棚田コンサート。
今年は10月18日。
このホームページのNEWSのところに去年のご報告のリンクが貼られていますので、主催のヒロクラフトさんがまとめてくれた、素敵な写真スライドや、皆様の感想もご覧ください。
そして今年の棚田でお会いしましょう♪