2015
田舎の家にいると、なんかいろいろ作りたくなる。
作りたくなるような気持ちに余裕ができる場所って大事だな。
どんな些細なことでも、くだらないことでも、これは自分が喜ぶなと思ったら迷わずやってます^ ^
白馬がいたのでキャンドル作りました。
この前の演奏。同じ舞台の共演者はなんと羊。
世界中の羊。
そう、マザー牧場です。
去年秋よりたくさん出演させていただいているマザー牧場。
野外での演奏なので雨が降ると中止。
でも私は雨に降られることなく皆勤賞でしたが、ついに雨。
山の上の牧場は真っ白け。
羊のショーをするアグロドームで演奏することになりました。
舞台袖に出番までいようと思ったら、袖には沢山の羊さん。
人間は見慣れている羊達ですが、ド派手な衣装で、頭には角!!
何この生き物は!という羊たちのギョッとした目つきに、ストレス与えそう。と思って舞台袖に羊たちと一緒に待つのはやめました。
ド派手な角の生き物こちら
いつも墨絵画家の山鹿先生とは、おしゃべりするのが楽しくて時間を忘れてしまいます。
ちょうどギャラリーではとってもかわいい作品展が。
全て野山で拾った木の実や落ち葉や小枝で作られた小さな生き物たちが生き生きと音楽を演奏したり、スケートをしたり、楽しそうに遊んでいる。
ピアニスト竹井さんと山鹿先生と、一つ一つにきゃーきゃーいいながら、私はついに見つけてしまいました。
ヤマネ
しかもちょうど山鹿先生のギャラリーにむかう真っ暗な房総の山道を運転しながら、道路に飛び出してくるカエルを避けていると、竹井さんが、私カエルになって冬眠したいというので、冬眠するなら、カエルじゃなくてヤマネがオススメだよ。
と、そこからヤマネの魅力話炸裂。
もちろん連れて帰ります。
山小屋みたいな家なので、違和感なさすぎで、一緒に住んでるみたいです。
うちのヤマネたちは、いつ見ても二匹寝ているので、ちょうどよかった。
そして山鹿先生が、私バラの花大好きなのよ。ちょうどさっきね、ヒゲさんって呼んでる地元のおじさんでね、自宅でバラを沢山育ててる人が明日演奏会だからってバラ届けてくれたのよ。
わー!!と感激していると、ヒゲさん、数年前にうちの備前焼の作品展に見に来て、バラの花をいけるのにちょうどいいのがあるか見に来たと、そして、無かったと言って帰っていこうとしたので、気の毒に思って、バラは育てるのですか?
ときくと、そうだと。
山鹿先生が、私バラの花を書きたいので今度かきにいっていいか聞くと、それから毎年一年を通じて一年に200本以上の薔薇を届けてくれているという。
そして山鹿先生は墨絵でもう何百という薔薇の花を書き続けているという。
そして、山鹿先生が、持ってきてくださったのが、
こちら。
ものすごい複雑な織で、自然のシルクの色の着物の織物に、躊躇することなく一気に書き上げたのだそう。
これ、衣装にしたらどうかしら?
とみんなで興奮しながら遊んで写真まで撮ったのがこちら。
ドレスに仕立ててくれたら、作品が皆さんの目に触れることになるし、光や動きで作品の表情が変わるし、それがいいわ!
と、こんな素敵なものを何の躊躇もなく、持って行きなさいと。
ありがとうございます。
山鹿先生。
きっといいことあるわよ!このドレスは世界中どこいっても映えるわよ。きっと世界中で演奏することになるわよ。
と嬉しい呪文をかけてくれました。
次の日の演奏会。
バラの花を届けてくれたヒゲさんが、新米のおにぎりを70個も!握って持ってきてくださいました。
コンサートが終わると次はその足でさらに房総の先端にあるホテルへ行ってとある会合で演奏して帰りました。
さて、だいまシェラトンホテル。これからまた演奏です。
ドラマーに、着きました。とメッセージ送ろうとして、浮きました。
と送ってしまいました。
浮かないでください。と返信がありました。