2016
演奏会のないときは何してるんですか?
よく聞かれる質問の一つです^ ^
何もしてないときもあります。
何もしてないといったって、生きてますから、何かはしてるんですけれども。
最近は曲を作ったり、それを録音したり、演奏会の打ち合わせで外に出たり、まあこの仕事は日常も、非日常も全て線引きのないような世界であります。
そして今日はとある機関の総会で演奏。
大きな会合の席だったので、最初に市長が挨拶をしていて、袖で聞いていたのですが、貝塚の話をしていて、そういえば小学校のとき、よく近所の畑の畔で土器探しに熱中したことを思い出しました。
というか、道すがらピアニスト竹井さんに、今の市長になってから、物事が早く進むようになったよね。若いからなのかな。というような話をしていたので、ちょっと驚きました。
企業やいろんな機関の主催だと、普段全く未知な世界を垣間見れてとても楽しいです。
今回の総会は子供や家族を招いての総会で、華やかで賑やかで雰囲気があっていいなーと思いました。
今日の現場、とても楽しかったです。
よくある現場の流れじゃない流れが予期せず沢山あって、それが楽しかったのです。
そういう時に、とっさの判断とか、すごく大事だなと思います。
舞台の上ももちろんですが、それよりも、演奏以外のことで毎度、あの時ああすれば良かった。という反省をだんだん蓄積して、他の現場でだんだんうまく立ち回れるようになっていくのが、自分で楽しい。
あれは、ああして正解だったな。
とか、あれはああ言えばもっとスムーズだったね。とか、いつも竹井さんと帰り道に一通り話をするのも楽しい。
細かい話ですが、例えば会場に入るのも、ホールだとどのホールも作りは似ているので、最初に行くところ、すること、流れは知らなくてもスムーズですが、そうではない現場の場合は、まず着いていきなり、ここはどこ、担当者に無事たどり着くまで、最初にどこへ行って何をするのか、たまーに路頭に迷うこともあります。
普通こうだよなー。という考えのもと行動すると、土地柄で違うこともあったりするので、なるほどなーと思います。
逆にあらかじめ細く指示が届いていて、その通りに追うのが大変な時もあるので、何がいい悪いでもないです。
たまに変わった現場がある方が私としては面白い。
そんな時も、現場や主催や企画が変われば変わるほど、いろんなシーンやアクシデントもあるので、蓄積といっても、キリがないですが、その場で対応。が比較的向いてると思う自分。
つまり、緻密な計画ができないだけなのですが。。
だいたい、コンサートではない現場での演奏なんてハプニング続きだと、はなから思っている方が楽しいですね。
そして、袖でみていて政治家の方々の話し方というのが、とにかく声を大きく、どんな場面でも顔と名前を覚えてもらう!
みたいな気迫に納得。
主催の方が、演奏を挟むのが初の試みだったようで、それが分かっていれば、私も、ここはこうされたらどうですか?
と言えたのに。と少し反省。
ホテルの方のセッテイングと、主催の方の準備と、お客さんの入る時間と、ほぼ重なる感じになってしまっていたので、高速回転な時間の中でのセッテイング。
ツイッターで今日は地元なので時間に余裕があっていいなー。とつぶやいていた事を振り返り、思わず笑ってしまいました。
演奏の後でいろんな方に声をかけていただき、宴会の中でもよく聞いてくださった方々に感謝でした。
でも、伝わるのが音楽なのだな。と改めて思います。
そして伝わると本当に距離が縮まる。
音楽をやっていて感じる素敵なことのひとつです。
音は風や匂いのように存在そのものに働きかけてしまう。
良くも悪くも。
そしてメロディーはメッセージも伴って届く。
なのでメロディーを創るのが好きです。
好きです。といっても、駄作もたくさん出来てしまうし、お聞かせできるのはある意味本当にタイミングが揃った時に生まれたメロディーだけなのですが。
でも人との出会いやいろんな刺激から次のメロディーが生まれるので、こうしてあちらこちらで呼んでいただけるのが、自分の活動の源です。