2016
あんまり面白そうに会話してるから、思わず、一緒にやりたくなる。
それで、ちゃちゃ入れたり、相槌うったり、もしくは、そのへんで踊ったり。
思わずつられちゃう。
ジャズサックスの中村誠一さん。
ライブに行ってきました。
ピアノ、吉岡秀晃さん。
中村誠一さんはジャズのジの字も知らない私でもなんとなく知ってる、ジャズピアニストの山下洋輔トリオでも有名。
ピアノ吉岡秀晃さんは定期的に中村誠一さんとデュオを続けていて、ロサンゼルスタイムスでは「日本が生んだファンキージャズの達人」と評価されている。
しょっぱなから、へーーーーー
って思いっぱなしで、なんていうか、本物聞くのが一番早くて、一番勉強になる。
ジャズ勉強しようなんて、思ってもいないのですが、中村誠一さんとはやりたいのです。
っていうと怒られそうですが。
中村誠一さんとは、イラスト、絵描きの田村セツコさんの展覧会後の打ち上げで初めてお会いして、へー?馬頭琴?どんな音すんだろうね?
という多少の興味は示してくれたものの、ま、珍しい民族楽器にありがちな、とりあえず弾けるだけじゃないの?的な感じもおそらくは。
わたしも同感なだけに、かえって、この人は正直な人だと好感。
特に私は名もない日本人ですから、これが楽器現地のお墨付きの方なら話は全然別ですが、期待されてない現場というのはあったりします。
期待されてない感じを受け取ると、私の場合やる気が倍になります。笑
確かに珍しい民族楽器というのは、そもそも見るだけでも、音出すだけでも、へーーー!!!ってなるお得感はあります。
で、じゃあ弾いてみてよ。決して意地悪で言ったわけではないのは確かですが、私としては、ここでガツンとやらざるを得ないでしょう。
いつでもどこでも本気モードですが、ちょっと気合入ってたのは確かです。笑
その機会は田村セツコさんのバースデーパーティーでした。
中村誠一さんパーティーの中でメインで演奏されていて、ジャズを多分ちゃんと聞いたのは私も初めて。
飛び入りで、合間に馬頭琴を弾く。
もう誠一さんは真横で、ものすごいかぶりつきで見てました。
確か三曲くらい弾いた。
すごい人に試されてる感満載で、なおかつ超かぶりつきは、まるでいたずら少年のような目ですから、怖くはないのですが、そのせいで私もテンション上がりまくりで、果たしてちゃんと演奏できたのか記憶にないんですけど、パッションは伝わった。
誠一さんが、終わった後、挨拶の時に、「いやー。しびれましたよ!」
中村さん:今度ライブやるから弾きにおいで。ジャズ。
私:いや、私ジャズわかりません。
中村さん:でもなんか弾けるでしょ?
私:なんかは弾けます。
中村さん:じゃ、大丈夫。当日、楽器持ってきて。
内心、えー!!
と思いつつ、どこかでなんか楽しそう。とチラリ。
今にして思えば、もう中村誠一さんの持ってるそのものが、人にそういう遊び心をもたせてしまうとしか思えない。
今日のお二人の演奏見ててもいろんなことを感じたり、考えました。
やっぱりいい音楽って、心も開放されるけど、頭もくるくるまわる。
中村誠一さんはフラット。
本当に人柄と在り方と、なんというか、先日私が荒浜でゼロ。
ということを思ったのですが、中村誠一さんはそれを元々持ってるんだなーと思いました。
超絶技巧というのは遊びの中の一環。
遊びの要素だと思えました。
あくまでもさらっと。ポケットから、あら、こんなのも入ってたよーーん。
という感じに。
中村誠一さんに、あの、またご一緒したいのですが、なかなか躊躇していて時が過ぎてしまいま。。
あ、とにかく、やるって決めちゃおうよ。リハーサルも含めてね。
ハイ。
ということで、企てることにします。