2017
グレートトレイルという番組を見た。
馬の旅。
アテンドするカナダの馬のおじさんが言っていた。
馬のスピリットと一つになること。
そんな言葉が飛び込んでくる。
ふと思う。
コンサート中によく私が、モンゴルで馬頭琴をうまく弾くには馬に上手に乗れないとダメと言われました。
という話だが、
リズムの事だと思っていた。
実際にモンゴルの奏者が、日本のピアニストに、馬の感じが出てない。と言っているところは何度か聞いているし。
そして私は馬の曲を弾くと、馬に乗ってる感じになれるから、自分の馬欲が満たされる。
馬に乗ったー!=喜び。
そんなふうに思っていたけど。
馬のスピリットと一つになること。
かっこいいじゃん。
でも思う。
モンゴルでは何度も何度も馬に乗り、沢山走ってきたが、
あの800キロの馬旅を終えて、その後草原で乗った時、少し離れたところをモンゴル人の知り合いが車で伴走していたこともあり、一番早く走ってみようと、馬を走らせた時に、まるで自分の体がないみたいで、今どんなことが起こっても私の体は馬と一つだから、対処できると思ったし、自分の体がないみたいに軽いのは馬もきっと同じで私の体重を重たく感じてはいないだろうということ。
このままどんなところでも、いつまでもどんな風にでも走っていけると思った。
馬から降りると、車からみていたモンゴル人が、本物の馬の乗り手になったね。といった。
あの喜びが曲になっているのが自分が作った「風の馬」だと思う。
あれは馬のスピリットと一つになることだったんだな。
だから、あの曲を弾くことで私の心は満たされる。
そしてあの曲を共に楽しんでくれる人がそこにいることで、また改めて「風の馬」を新鮮な気持ちで走ることができる。
自由に弾ける喜び。
そんな舞台。
12月23日土曜の昼。
渋谷のサラヴァ東京。
東急文化村のすぐ隣。
普段のピアノ、ドラムに加えてシンセサイザーとベースも入る、ここでしか聞けない5人のサウンド。
ぜひ年末の予定に入れてください。
お待ちしています^ ^
クリスマスが近いので、クリスマスメの曲も♪♪♪