馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 天上の風〜- 2018/07/06 -

Category : BLOG

真っ暗になってから花蓮にたどり着いたので朝起きてカーテンを開けて、おおっと声がでた。

 
  そして写真の右側には青い海〜〜
日差しは強いけれどアリゾナのような強さとはまた違う。

湿度もあるが、体がぐったりするような蒸し暑さでもない。

すぐ大きな山があるからかしら?

海風が吹いているからかしら?

飼われているのか野良なのか分からないワンコは今朝もホテルの玄関口でねんね。
   
リュウさん夫妻の車に乗ると、車の手すりの四箇所に香りの花がぶら下がっている。

道端でこれを売るおばあちゃんがいるのだそうだ。

タロコ渓谷。

その山の上にある原住民小学校。

かつて危険な思いをしながら手作業で掘ったような跡が残る渓谷沿いの道を進む。

進んで奥へ奥へ
いつのまにか山の上の方に。

山は3000メートル以上あり、その山を越える道がついていることに驚く。

今は入る車を制限しているそうで、早くでないと通行止めになってしまうので、皆早起きしてホテルをでた。

   
 
かなり上まで来て、小学校に着いた。

門がお花の植木鉢でできてる。。
   
    
 
とても素敵な小学校。

2台目の前田さんの楽器と私たちの衣装とスピーカーアンプと色々載せたマコさんが運転する車が来ない。

どうやら、通行止め。

30分以上かかるということで、このままで出演。

馬頭琴はあった。

なぜかレインスティックだけあって、でも打楽器奏者がレインスティックだけあってもね。。

30分ならなんとか遅らせることができないか聞いてみたが、まあ色々あって、やることになったので、学校なら他に楽器があるかもということで探しに行く。

で、タンバリンしかなく、食堂へいって、鍋だのボールだのバットだのオタマだのスプーンだのバケツだの音の出るものを集める。

ところがやっぱり前田さん曰く、食器は食器の音。

そしてひょうきんな音がしてしまうので、ひょうきんな曲じゃないところで、面白い音がしないように、がんばって演奏してました。

が、私には馬のリズムがチャカポコいっていて、ロバが走ってるようにしか思えなくて弾いていて笑ってしまった。

子供達バケツ食器を奏でる前田さんに喜んでいたので良かった。

最後の方になってマコさんの車が到着!

良かった。

取り急ぎジャンベだけ取り出し、迫力ある音も届けられて。

マコさんしきりにあやまる。

後でわかったことだが、マコさんは携帯と財布をなくす常習犯だそうで、この日も財布が見つからず探していて遅れてしまって、通行止めに引っかかったそうです。

   
    
    
    
    
    
   
一曲目の天上の風を弾いていてまさしく天上の風が吹いてきたので笑ってしまった。

終わった後にとっても日本語上手な女の子が話しかけてきて、思わず日本から来たの?と聞くと、日本語勉強したくてYouTubeで自分で覚えた!!

すごいな。

  
左端の女の子。キティちゃん。四年生。

ここいらの原住民の子供達が通う小学校だが、花蓮の町からも数名山村留学というのかな、いるそうです。

赤いシャツの校長先生。

この小さな桜の木ノ下でいつか音楽会をやりたくて、でも実現してなくて、実現できたからすごく嬉しいと話してました。

さて山を下りる途中に、太田さんが、下見で来た時にマコさんに連れられてきた教会が素敵だからそこに行きませんか?と。

   
    
    
    
    
 
たまたまいた旅行中の家族と神父さんがお客さん。

なんとも素敵な響きの教会。

そして外からの山の風が気持ちよく中まで吹いてくる。

最高。

ふとアメージンググレイスを弾く。

感動しましたと話しかけてくれて。

神父さんは日本語が上手で、色々話しました。

70年前にドイツの神父さんが建てた協会だそうです。

   
山の下の方には道路工事で亡くなった方たちの慰霊の場所。 

   
ここから山を下りて大急ぎで向かうは、ラジオ放送局。

UFO放送。花蓮支社。

生放送なのに、遅刻しそうになってギリギリセーフの到着。

なんで馬頭琴はじめたのかとか、なんで台湾に来たのかとか質問される。

   
色々話して夜のライブまでちょっと時間があるというので、海が見える原野牧場と言う名前の海辺のカフェへ。

海なのに原野牧場?

と思ったらヤギがいて、ヤギ乳の珈琲が売り物らしい。

でも我々、誰もヤギ乳の珈琲を試す気になれず、普通に珈琲頼んで美味しくいただきました。

    
          

太田さんの暖簾を自分で縫っだという服、マコさんに似合いそう、というので着てみる。

    

リュウさんも着てみる。

  

そのあと前田さんが何かおかしなことを言って笑うリュウさん夫婦。

台湾の人たちみんな本当に明るい。

 そして夜のライブするお店、昨晩下見した琴へ。

もうすでにライブの前に1日が2日にも思えてくる。

おや、このお店は扇風機だけだね。

そして今日の湿気は半端ないね。

竿と弦と手がベトベトになるやつだ。

手が濡れて弦との摩擦が大きくなり、指が赤く痛くなるやつだ。

汗を気にせずに弾こう!って何度も思うやつだ。

とすでに開始前から覚悟してあきらめる。

なんだかとても沢山の年代様々な方々が集まる。

熱気もすごい。

きっとしてっているだろうなと荒城の月。

何人か歌っている。

シスター達がいたのでアメージンググレイス。

シスター達が歌っている。

太田さんももちろん汗だくで。

今回はお任せします。

と太田さん。

最後の鷹と、マグノリアの願いは岩手でも一緒に合わせた曲。

この二曲に太田さんに入ってもらい、即興の場面も作って、後は前田さんといつものコンサートを。

   
  

    
    
 
終わった後に沢山の人が話しかけてくれて、8時半には完全撤収だと聞いていたのだが、10時過ぎていた気がする。

持ってきたCDが若い人も年配の人も買ってくれて、すでに3日もたない勢い。

ありがたい。

この日の夕ご飯が今どうしても思い出せない。

胸いっぱいだったことは確かです。

明日に続く。

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