2018
小さな立て看板を探しながら道を行く。
何かに似てる。
オリエンテーリングみたいなわくわく感がある。
しかもその看板の通りに進むと、急に牧場の中に入ったり、人の家の庭先のようなところや、岩の陰から急に湖があらわれたり、なんかもう、感激しどおし。
イギリスの湖水地方。
素晴らしいとずっと以前より話に聞いてきたからか、逆に分かったような気でいて、そんなに期待はなかったし、世界には壮大な自然や豊かな自然はあちこちにあるし、なんて思ってたのが、わたし。
はしゃぎすぎて走った挙げ句に転んだり、満喫しすぎて思っていた予定のルートが半分もまわれなかったりしました。
着いた日の当日、湖のほとりを散策してただけで、次の日の一日中の散策を早くもわくわくしてしまい、早く湖を対岸に渡りたくなりました。
イギリスって、割とくるくる天気が変わり、少し降ったり、また晴れたり、また少し降ったりという感じ。
きた時は曇っていて、革ジャンの上からダウンを着るくらいで、まるで冬。
ナショナルトラストや、ピーターラビットの作者のポターの偉業をすでに湖のほとりの短い散策路だけで、思いめぐらすのですが、
その日の夜。
こちらにきてから夜8時にはすっかり眠くなり寝てしまい、夜中の2時にはぱっちり目が覚めてしまうという。
五月にいったアリゾナでもそうでしたが、じきに戻ったので気にしなかったのだけど、二度寝もなぜか日本では何度寝もできるくらいなのに、できず、
笑えるくらいぱっちりと目が覚めます。
仕方ないのでもう諦めてベッドの上でコーヒー飲みながら、本読んだり、地図広げて明日のルートを確認したり。
それもやり終えると、結局またベッドの中で寝る努力。
ふとメロディーが湧きました。
いつも2つのパターンがあり、1つは、なんか生まれるという気配がして、待って!まだ準備できてないからと準備が出来てから生む方法と、1つは無意識のうちに空想の延長でいつのまにか音楽がはじまってしまっていて、あわててそれに追いつくパターンです。
今回は後者でした。
あわてて最初のフレーズを記憶の中で辿って録音。
なんか、丘の上で風に吹かれてました。
きっとそんな曲です。
その鼻歌をいつも最初に聞かせる友人に送ると、少年が丘のうえから湖を見下ろすと、金髪の少女が湖の上を歩いていて、妖精のようで、ドキドキしながら見守ってる。
っていうかなり具体的な感想をくれました。
いつも鼻歌なのに、想像力豊かな友人です。
明日はきっとそんな丘の上に巡りあえるなと思いながら目をつぶります。
寝れないけど。
朝早く目覚めても。残念。
船は10時が始発なので、それまではまたお茶でも飲んでゆっくりします。
日本だととりあえず、その日1日満喫しようとすると朝一で出るというのが主流な気がするのだけど、湖水地方では少なくともボートの始発が10時からではそこからスタートするしかなく。
しかもボートの最終便が5時でその1つ前が4時25分となると、はい。
ハイキングではいちよう4:25に焦点を合わせて予定組みますよね。
ホテルに戻れなくなっては困るので。
そうするとやっぱり自分の予定はこなすのが無理なんじゃないかという気はしてました。
でもどうしてもそのルートでこうまわりたい。
という気持ちからそのつもりでまわったのだけど、
やっぱり無理でした。笑
これの残りはまた次回にまわします。
やり残したことがあると、また来れますね。
湖水地方の初日は曇り。
なんとなくこんな景色は想像していて、寒いだろうとセーターまで持ってきました。
明日雨じゃなければいいか。
もちろん雨合羽も持ってきてはいましたが、夕方から少し晴れてきて、明日はいい日になりそうな予感。
下の写真は湖水地方のウィンダミア駅からバスで湖畔の町、宿泊するホテルのあるボウネスへ向かう途中。
とにかくこの旅は歩くだろうと、移動に便利なザックにしました。
これは大正解。
そもそもヒースロー国際空港から安い地下鉄に乗ろうと決めた時点で、スーツケースだと階段の多いロンドンの地下鉄には不向きでした。
ほとんど防寒着とホテルに無いとの事前情報でアメニティーグッズ。と本とカメラくらい。
ここからは、旅の参考になるように書きます。私もネットでいろんな方のブログを参考にして役に立ったので。
旅の予定が無い方も、旅した気分になってください。
ロンドンから鉄道三日間フリーパスを使って湖水地方へ。
このパスは乗る前に駅の窓口で判子を押してもらう必要があるので、窓口が混むことを予想して早めに駅へ。
ロンドンの泊まったホテルはロイヤルナショナルホテル。
こちらはコスパ最高。立地最高。朝食最低。というネットで評判のホテル。
そしてその通り!!
でした。
立地最高の通り、歩いてまず五分もしないうちに湖水地方行きの列車が出ているユーストン駅に到着。
窓口は10人くらい並んでおり、私が並んだその後は長蛇の列になったので、グットタイミングでした。
長蛇の列を最後の人から順に一人一人聞きながら、私のところまで来た男性が、自分のチケットを見せながら、時間がないのです。
先に行ってもいいか?
と聞かれてどうぞ。というとまた前の人に聞きながら一番先頭へ。
みんなニコニコともちろんだよ。という仕草で前を譲っていました。
誰も嫌な顔せずに、ほんわかした一瞬でした。
パスに判子を押してもらい、電光掲示板に、目的の列車のプラットホームのナンバーが映し出されるのを待つのみ。
前回旅したスイスとイタリアでも列車のプラットホームが決まるのが直前だったので、あわてず。
ベーグルサンドと炭酸水を買って待つ。
みんなボーっと巨大な電光掲示板を見つめてる。
ナンバーが出ると沢山の人がそこへ移動します。
どの席に座ったらいいのか、一等車以外は座席指定がないようなので、なるべく空いてそうな前の方の車両へ。
列車が発車して次の駅で乗ってきた男性がチケットを見せながら、ここは僕の席だけど、いいよ。と言って譲ってくれて前の席に。
そこで、え?席自由じゃないんだと気づく。
でもわからないので座っとく。
その人がおりてからまた別の駅で乗ってきた女性に、そこ私の席だけど、いいわよ。
とまた譲ってくれる。
優しいな。
イギリスに来てから私のめちゃくちゃな英語と、ほとんど単語だけで通じようとさせる会話を、嫌な顔せずに、理解してくれるので、ますます、英語できなくてもいいか。って思ってしまうではないか。
さて、ユーストン駅から湖水地方行きの列車は途中の駅で降りて乗り換えが一度あります。
その乗り換えの駅で、事前のネット情報では、向かいのホームから出てるということでしたが、その気配なく、小さな電光掲示板には、行き先の列車のプラットホームのナンバーの所にbusってかいてある。
busって、あのバス?
まさかね。
でもbusっていう名前のホームナンバーか?とか色々考えた挙句、いかにも湖水地方へ行きそうなハイキングスタイルの男性が、busがどうのこうの言いながら外へ出ようとしていたので慌ててついていく。
すると駅から外れた場所に大きな観光バスのようなbusが二台。
作業着を着たようなおばちゃんが大声でウィンダミアこのバスよ!という具合に叫んでるので、列車はないの?ときくと、無いと。
列車のチケット見せながら、これで乗れるのか?ときくと、乗れると。
busはぎゅう詰め。
なんとか一番後ろに空いてる席に座る。
列車から一緒だった大きな犬もいた。
こちらの人はリード付けない。
列車にもバスにも自由に散歩の延長のように飼い主と乗っている。
ウィンダミアの駅に着いた。
バスを降りて駅の中に行くと、ストライキと書いてあるではないか。
なるほどそういう事かと理由がわかる。
湖畔の町ボウネスへは頑張れば歩けるし、バスもあるらしい。
観光センターに行ってきくと、このバスに乗りなさいと教えてくれる。
そして、1ポンドの手書きの湖水地方地図があって、ハイキング用に、この辺り歩きたいと言うと、これがいいと見つけてくれた。
それがこれ。
なんならこれから行く人はこの写真をプリントアウトして持っていけばいいです。
いちよう冊子になってるけどこの地図以外、英文しかありません。
そしてこの地図で充分でした。
どのルートを行ったのかの説明は後ほどに。
ボウネスのホテルはここ。
ハイドロホテル。
とても素敵で、窓からウィンダミア湖も見えました。
ちなみに今回はスタンダードトラベルさんで、ヒースロー国際空港から行きは成田、帰りは羽田のブリティッシュエアウェイズの直行便の往復チケットと、ロンドンのホテル朝食付きとボウネスのこのホテル朝食付きと、三日間の鉄道フリーパス付きで9日間で20万でした。
いつもは個人的にネットでバラバラに予約するのですが、いちようパックの完全フリープランの値段を見てみると、この方がお得でした。
個人だと、直行便の格安チケット取るのが二ヶ月前とかだったので無理があったのもあるかもしれません。
ちなみにブリティッシュエアウェイズはヒースロー国際空港に専用のターミナル(5)があり、新しくてお店も沢山あるのでなかなか快適です。
このハイドロホテルはウィンダミア湖のほとりで降りて、歩いて5分くらい。
坂を上がった所にあります。
このホテルではパスポートの提示も必要なく、すんなりでした。
チェックインの時間より早いお昼頃到着でしたが、何も言われず部屋に通されて、コーヒー飲んでひと休み。
ボートで対岸に渡るのは明日にして、こちら側の岸辺を散策してみることに。
賑やかな港の先に、早速ナショナルトラストの散歩道がありました。
ロンドンでは革ジャンの上からユニクロのダウンを着る日もありましたが、ここでは意外にも革ジャンだけで、歩いてたので体が温まった事もありますが、事足りました。
ちなみにこの日は9月22日です。
冷たい湖水にワンちゃんがボールを追いかけて飛び込んでいき、それを拾って何度か私のところに持ってきてくれたので、投げました。
犬を飼った事ないので、こんな風に遊べるんだとちょっと楽しかった。
この散歩道だけでもなんだか気持ちよくて、明日の1日が待ち遠しいのでした。
帰りに観光センターに併設しているカフェでスコーンを持ち帰る。
閉店間際だったようで、残りの2個だったので一個サービスしてくれました。
ジャムも2つ。
ボウネスの街とお店のディスプレイ。
ヨーロッパは本当に個人の店でもディスプレイが素敵で、見入ってしまいます。
ウィンドウショッピングって確かに。
港の周りは賑やかですが、ナショナルトラストの散歩道に入れば急に穏やかな湖のほとりです。
中学生の時にナショナルトラストを知って本当に感激しましたが、ピーターラビットの作者のポターの功績は本当に大きいなと次の日のハイキングで更に思うのでした。
その日のホテルの窓辺で夕陽が見えて、明日は晴れそうだと少し期待。
さて、前述の通り、夜中の2時にぱっちり目覚めて、ベットの上でハイキングコースの予習と、持ってきた本をコーヒー片手に読む。
湖水地方をハイキングする為のガイドブックが探しても日本では見当たらず、飼った本がポターの生涯について書かれた本。
でもここにせっかくならぜひ、ポターの家のヒルトップへ行くまでもバスではなくハイキングでとあったので、そのつもりで。
見つけた地図が、観光センターで選んでもらったやつです。
ハイドロホテルの朝ごはんはイングリッシュブレックファーストのこちら。
ロンドンのロイヤルナショナルホテルの朝食がヘボかったので、嬉しい。
ビュッフェスタイルで食べすぎましたが、ハイキングでお昼がどうなるか分からなかったのでたっぷり食べました。
ウィンダミア湖のフェリー乗り場からフェリーハウス行きのボートに往復チケットを買って10時の始発に乗りました。
この建物がフェリーハウス。
ワンちゃんや自転車も一緒。
本当は、ウィンダミア湖のボウネス側の港から、ナショナルトラストの散歩道を少し行ったところにある乗り場から、車も乗れる馬も乗れるボートが安いらしいのですが、この日は出てませんでした。
昨日も出てないようでしたし、なんの理由か分かりませんが、観光センターでも、このボートを教えてくれたのでそれに乗り。
ガイドブックでは、このボートを降りたフェリーハウスにバスが来るのでそれでヒルトップまで行く案内をしていますが、ポターの生涯について書いてあったナショナルトラストのハイキングルートを行きます。
ボートに乗った人たちがみんなバスにのり、自転車の人だけバスに乗らずにだったので、若干心細くなりましたが、それもほんの一瞬だけ。
いきなりナショナルトラストの看板は見当たりませんでしたが、道が1つしかないので歩いて行くと、どうやらなにかの建物の廃墟へ通じる道が。
それから少し森の中を行く。
森の中はやっぱりテンション上がりますね。
小さな看板はこんな感じ。
ヒルトップと書かれた方へ向かいます。
その看板の通りに進むと
急に人の庭先のような所に出たり、牧場に出たりします。
ラズベリーの旬は過ぎてましたが、まだ所々に残ってました。
石垣にはだいたいベリー類やバラの垣根ができていて、バラの季節も素敵だろうなと思います。
バスで行ってしまった人たちに、この散歩道の素晴らしさを教えてあげたいとなんども思いながら、ふとバスに乗って行くのもアリだなと思ってた自分を思い出し、乗らなくて良かったと心から思うのでした。
ちなみに、ピアノの竹井さんに帰ってからこの湖水地方の素晴らしさを語ったところ、旦那さんが何度か一人でイギリスに旅していて、湖水地方の事を、バスに乗ってまわったけど、居眠りしちゃったとかその程度の感想だったから、イギリス一緒に誘われてもあまり気乗りしなかったけど、聞いた印象が全然違うんだけど。
と笑ってました。
こう思うと、湖水地方がちらりと載っていたロンドンのガイドブックの小さいのを一月前に買っていたのに、どうしてか無くして、湖水地方の事がピーターラビットの事しか出てなくて、バスの案内しかなかったので、もっと詳しく知りたいと買った本が、ガイドブックではなくポターの生涯の本でしたが、それでフェリーハウスからのハイキングの事を知り、イギリスから帰って、こんなとこにあったのか、と無くしたガイドブックを見つけて、これも妖精のいたずらかなとか普通に思ってしまうくらいには、すっかり湖水地方に感化されました。
我ながら単純。
一旦小さな街に出て看板を見失うも、教会の鐘の綺麗な音に誘われてふらりとそちらへ。
程なく看板を見つける。
すると右とさされた方向は広い牧場の真ん中を突っ切るルート。
思わずテンションが上がって走る。
そのあと派手に転ぶ。
転んでも大笑いしてまた走りたくなるまさにそんなところ。
人間ってそんな風にできてるなと思いました。
いつのまにか子供の時に戻ってしまう散歩道。
こんなことに胸踊ったなとか、こんなの好きだったとか、そんな事が次々湧いてくる。
この牧場の先には小川があって道は小川のほとりを。
ヒルトップに着く。
急に観光客がたくさん。
ついにこのハイキングでは人に会いませんでした。
ピーターラビットが手紙を入れたポスト。
やポターの家や庭。
家の中は撮影禁止。
朝のたっぷり食べたイングリッシュブレックファーストのお陰で昼過ぎてましたがまったく腹は空かず、でも何も食べないのも寂しいので、ちょっと街の中を散策すると、クリームティーの看板が。
事前にクリームティーとはスコーンと生クリームとジャムとティーのセットというのを聞いていたので、これにしようーー!!と門を入ると、迂回してお庭に行くようになっている。
この眺め!
お日様サンサンだったので、外で。
今思い出してもこんなに美味しいスコーンと紅茶はない。
大きなポットに入った紅茶をのみほしましたよ。
お日様はあったかくても、空気はまだ冷たい。
暖かいスコーンにはクロテッドクリームとジャムをたっぷりつけました。
これでまたいくらでも歩ける。
でも時間的に、この後つぎのルートでホーガンの町まで行くのはむりそうです。
小さなムースという名前の池までいって、また折り返して歩いて帰ることにする。
ちょっと残念だけど、さほど残念じゃないのは、私の中でまた来るって決めてしまっているから。
そして、私は本当にまた来るでしょうから。笑
ヒルトップの町から小さな湖を目指します。
いやあ。
坂の上に大きな岩があったので、ついルートを外れて岩に登ると、急に現れた小さな湖。
プライベート空間かと思うほど。
いつまでもここにいたいな〜と思いながら、ここでUターン。
ああ、絶対この先のもう1つの小さな湖も、その先の森の中の道も、ホーガンの町も、素晴らしいのだろうな。
帰りは途中まではさっきと違うルートを行きます。
その日のホテルの窓からの夕陽。
次の日の朝はもう対岸には渡れないけど、また港の先からのハイキングルート。
白鳥もまだ眠っている。湖のほとりで心ゆくまでぼーっとして、湖水地方を後にする。
帰りはストライキもなく。
乗り換えの駅で駅舎から出たところにあった小さな店で大きなお腹のおじさんが沢山パイを売っていた。
これは何ときくと、これは〜〜で、とっても美しいんだ、最高だよ。と言う。
マッシュルームとチキンのホワイトソースのポッドパイに、ジンジャーとアーモンドペーストと洋梨のタルト。
どちらも美味しすぎました。
ホームで電車を待っていると、ベンチに腰掛けていたのは日本人女性で、少し話をしたら、ランカスターという魔女裁判のあったところに降りて行くのだそう。
一瞬同行してみようかとも思ったけれど、やめとく。笑
ロンドンでは切り裂きジャックツアーに参加した同じ千葉の方。
そういうのが好きなんだそうだ。
ハリーポッターツアーはイマイチで、シャーロックホームズのもパッとしなかったそう。小学校の時にシャーロックホームズ大好きだったので、ベイカー街に行ってみたい気もしたが、やめました。
でもロンドンに戻ってたくさん歩いてるうちにどうやらベイカー街を通ってたもよう。
ロンドンでは大英博物館を2日かけてまわること。
そんな目的を果たせて大満足でした。
それからキャスキッドソンで秋の新作馬柄のものを自分用に買いました。
ツイッターでそんな情報を目にして、キャスキッドソには行ってみないと!と思って行くと、ピカデリーサーカスの本店は地下も二階もあり、可愛いものから大人のも柄まで様々。
馬の柄のものがたくさんあって、実はロンドンに着いて次の日に行ったのだけど、決められなくて湖水地方から戻ってまた行ったのでした。
そうそう。
ロンドン初日。
ヒースロー国際空港では入国審査がとても厳しいというのと、長蛇の列で2時間3時間待ちを覚悟した方がいいと、ネットではどこみても書いてあったので、覚悟していたら、列はほとんど並んでなくて、10分くらいで順番がきて、ニコニコしたおじさんに、何日ステイか聞かれて、ロンドンの他にどこ行くかと聞かれて、一瞬ロンドンだけと答えたら良いのだろうと思ったけど、つい、湖水地方に行くといいたくなり、なのに湖水地方の英語が分からず、苦し紛れにピーターラビットと言って通じなくて、お互いに笑ってごまかしておわり、すんなり通れたという。
ヒースロー空港のターミナル5から直通でピカデリー線という地下鉄で、ホテルの最寄えきのラッセルスクエアまでとても安く行けると、オイスターカードというスイカのようなカードを自販機で買ってチャージすれば、初乗りやすいとか、オフ時間は安いとか、1日上限があり、それ越えると料金が発生しないとか、良い事ずくめなので、買う。
そして地下鉄へ。
ロンドンの地下鉄は古いらしく、エスカレーターの手すりが木造だったり、なんか面白い。
トンネルが小さく、車両が狭い。
ので通路に人がほぼ立てない。
大きな荷物が座った足元に置けないので、ザックは膝に抱えて。
空港からのピカデリー線はそれでも席の両端にスーツケースが置けるスペースがある。
ラッセルスクエア駅に着く。
エレベーターで地上へ。
ここからホテルまで歩いて2分。
そのホテルの立地が最高なわけその1です。
ただし、地下鉄で安くいくと、小一時間くらいは乗ってます。でも始発なので座れます。
さて。夜の8時くらいにはもう眠くてねむり、朝の??2時にはやはり目覚める。
朝一番でホテルの朝食へ。
聞いていた通りの、トーストとジャムバター、コーヒー紅茶、シリアルとミルク、缶詰の果物のみ。
そこに5ポンド追加で目玉焼きやウインナーベーコンなどがつく。
けどそれに5ポンド払う人はあまり見かけず、ここであっさり終わらせて、ランチを豪華にしたり、いっそのこと外で食べる人も多いらしい。
紅茶にトーストだけいただいて、朝のロンドンへ!
うっかり通勤時間帯に出てしまったため、街は観光客らしき人は一切いなくて、通勤の人たちがものすごい早足で歩いてる。
なのでつられてとても早足で歩く。
いちようネットでの地図や、ガイドブックの地図を頼りにしようとしたが、みながら歩くの面倒くさいので、だいたいの見当だけつけて、適当に歩き出す。
それができたのも、テムズ川めざしてまっすぐおりて、テムズ川に行きあったら左手に川沿いを進めばロンドンブリッジに行くだろうってことで。
しかもロンドンの街並みにはとてもわかりやすい地図がそこかしこにあって、まず大きく、Your here!
とあるので現在地がわかる。
そしてクローズアップされたこの辺りのいくつかの交差点までの詳しいものと、それを俯瞰してみた大きなくくりの地図があって、とにかく親切!
そして街並みの美しいこと。
ヨーロッパはたしかにどこの国も街並みが美しいが、ロンドンのはこじんまりしてるというか、道も狭く、建物もコンパクトで、なんか全体の印象が可愛らしい。
石造りの美しいが悲しげな雰囲気より楽しげなお洒落な雰囲気が多い。
なので歩いていてとても楽しめた。
そしてこれはロンドンブリッジではなく、タワーブリッジ。
ロンドンぶは、あの歌の通り何度も落ちてるので、もはや近代的なシンプルで頑丈なただの橋になったいて、写真すら撮らなかった。
2.3時間歩き回り、地下鉄に乗ってホテルに戻りました。
そしてお昼は、なんと小学校の同級生の時一緒だった、当時大川京子ちゃん。
今は結婚して坂戸京子ちゃん。
イギリスに住んでいて、割と最近フェイスブックで繋がり、会いたいと連絡して、ランチを一緒にすることに。
久しぶりに美炎子ちゃんと呼ばれてなんか照れるな。
小さな可愛らしいお店を調べてくれていて、ランチ。
お店のメニュー。
チキンのブリトーにする。
番号札が木のしゃもじで、裏には絵が書いてありお洒落だ。京子ちゃんはこちらに来てからつまみ細工をはじめて、プレゼントしてくれました。
好きな色でとても嬉しい。
そしてロンドン、イギリスの情報を色々と教えてくれる。
日本から何が必要?ときくと、ホッカイロとうがい薬ということで持って行きました。
ちなみにアリゾナのナナさんは、ゴキブリほいほいでした。
なるほどなー。
それから彼女に教えてもらい、先述のキャスキッドソンならピカデリーサーカスという街が良いときいて、地下鉄で移動。
すでに彼女とは、また来るね!また来てね!というまるで小学校時代の遊びの後のバイバイのように挨拶。笑
そういえば小学校の低学年の時からしっかりしてるという印象があったけど、やはりその通りだったのだと、卒業後のざっくりした半生を聞いて納得する。
ピカデリーサーカスでは大道芸をしている人たちがたくさん。
教会の敷地でマーケットがあったり、紅茶専門店で香りだけ買いできたり、色々楽しかった。
夜はピザを食べに。
それかホテル最寄りのラッセルスクエア駅で、とうとう階段を登ってみる。
みたところ階段を登る人は他にいなくて、マラソンするような格好した人が二人ほど駆け下りてはきたけど。
175段ですからね。
途中狭い螺旋階段に変わるも、可愛いタイルや木製の手すりで、可愛さに後押しされつつ登る。
途中にヘルプ!と書かれた扉とボタンがあったよ。笑
そして次の日湖水地方へ行ったのです。
さて湖水地方は書いた通りで、再びロンドンに戻って思ったこと。
湖水地方が夢の国すぎて、ロンドンに戻ったら初日に遊んだロンドンでの熱意が消え失せていて、こうなるなら、最初に数日ロンドンで、そのあと湖水地方にすれば良かったとおもうのでした。
つまり、なんか物欲的なものが、薄れてしまったわけですね。
ただ、湖水地方に出かけてから京子ちゃんに、ロンドンはあれからずっと雨だったと聞いたので、これで良かったのですが。
まず戻って次の日午前中は大英博物館。
入場料無料なんて素晴らしい。
会館当時の昔からだという。
そして、フラッシュたかなければ、撮影もOK!
(気になったものたちの写真はツイッターやフェイスブックの方に投稿してます。)
一休みは博物館のカフェで。
やっぱりちょっとだけ。
気になったものたちシリーズ。
ちょっとでもなかったな。笑
そして次の日も。
次の日は昼には戻って一旦昼寝。
午後はまたデタラメ散策で買い物がてらに。
夜はパブ。
そうそうこの日の朝はホテルの外で朝ごはん。
すぐ横のラッセルスクエアという公園にあるカフェでイングリッシュブレックファースト。
ロンドンを発つ朝、昨日からのピカデリー線の地下鉄がストライキなので、この旅初のタクシーで空港へ。
快適に着いて、全てが機械。
荷物のタグも自分で機械から取って貼り、ベルトコンベアーへ。
出国審査もなく、荷物検査もあっという間で、ターミナル5でお店を見てまわったり、朝ごはんを食べたり。
ちなみにホテルのすぐそばにあるオーガニックのカフェに美味しいクロワッサンとかミソスープとか色んなデリがあり、そのクロワッサンが特に美味しくて、ふと祖父がまだ写真が白黒で成田空港がなくて、羽田から世界一周旅行旅行に出た話を聞いたときに、どこの何が一番美味しかったかきくと、パリのカフェのクロワッサンが一番美味しかった。
と言っていたのを思い出しました。
次行く時には、ロンドンから列車で2.3時間でフランスらしいので、そこのクロワッサンを試してみなければ。