2018
岩盤に草木が生い茂っている背景の手前に円盤があって白い木肌のネムノキが立っていて、それが宙に浮いてるように見えた。
円盤ではなくて石舞台なんだけど。
石舞台じゃなくて岩なんだけど。
石舞台での上のコンサートが終わって2週間。
お礼参りと称して遊びに行く。
コンサートの時はやはりバタバタするので、改めてこうして行くとまた違う事に気付いたりする。
前田さんにジャンベを棚田に持っていってもらい、私はお客さんになって、お客さんだったら、ここで聞いてみたいというかなり奥まった所まで行って、前田さんの顔が何も分からない遠さなのだけど、叩いてもらって、音って物質で、波動で波で、聞くんじゃなくて体にぶつかってくるし、じわじわ包まれるし、浸透するし、なんなのこれっていう聞くじゃなくて体感だ。
生の音ってこういうことか。
っていうのを改めて感じたのと、このコンサートホールがやっぱり特別な場所だと再確認だ。
場所をあちこちに移す。
届き方がかわる。
それが面白い。
また弦楽器は違う響き方と届き方をするのだろう。
お客さんに幸せを感じてもらえる場所。
それがこの棚田コンサートホール。
企画のヒロクラフトの廣田さん夫妻の人柄はもちろんだが、廣田さん夫妻が里守人と命名した棚田の持ち主筆頭に笑顔の素敵な四名ほどの地元のおじさま方がいる。
毎年コンサートで会う度にそれは嬉しそうに、今年のお客様はこんな風に言ってたとか、こんな風に楽しんでたとか、文句は一つも聞かなかったんだよとか、口々に私に報告してくれる。
駐車場係のおじさま方は、お客さんの声を聞く機会も多いらしい。
それが私には嬉しくて、その笑顔を見るたびに、じわじわと心が喜ぶ。
そして、誰よりもこのコンサートの重荷を背負う廣田さん夫妻を通り越して、私に、コンサートずっと続けてくださいね。と念を押される。
棚田コンサートの登場人物は色々いて、この里守人を命名したヒロクラフトの廣田さん夫妻がこのコンサートのカラーを作り出している。
ここの良さをとにかくお客さんにも、地元の人にもどうしたらなるべくいい形で引き出して楽しんでもらえるか、廣田さんたちのセンスと色々創意工夫してきた形があちこちにある。
地元の人に迷惑がかからないように、公共の交通機関では来れないこの棚田の会場に車は必須だ。
駐車場の確保は最大案件なのだが、それだけ多くの車を止めるには多少遠い。
それなら、駐車場から会場までの里山の風景がひろがる道のりを楽しんでもらおう。
という発想。
廣田さんの娘さんの萌さんがデザイン専門なので、以前彼女プロデュースで、廣田さん合作の看板や目印が道に登場する。
萌さんは棚田コンサートの事を丁寧にまとめた本も作っています。
コンサートの会場で購入できます。
そして会場にたどり着いたお客さんはめいめい、パン職人いっぴさんのパンを買って食べたり(今年は一部の演奏が終わり、休憩になった途端、皆さん一斉にパンを食べたりおにぎりを食べたり、ピクニックのような様相に。思わず混ざりたい衝動をおさえ。。)
企画の廣田さんは旦那さんの充伸さんがヒロクラフトという木工製作をしていて、普段はネットやマルシェなどの出店で売っているのを、ここでは直接買うことができます。
ヒロクラフトさんのホームページ。↑
木工作品の購入も、ここから棚田コンサートの歴代の模様ものぞけます♪
コンサート一月前に、那珂川町のラジオベリーさんが毎年取材をしてくださるので、今年は日が合わなかったのか、新聞社が一つも来てくれなかったので、集客が少し心配になりましたが、なんのことはない、リピーターの方に支えられ、そしてラジオベリーさんのお陰で今年もコンサート前に前売り券が完売になりました。
どうやら、たまにコンサートで去年のせっかく撮影隊を投入して棚田コンサートのドキュメントを撮ってもらったのに7回目にして初の雨という当たり年の動画をお客様に見てもらって、たしかに棚田コンサートの動画は面白いのですが、なんでよりによって雨の。。
というところでは、これが動員に繋がるのか怪しかったのですが、それを見て行きたいと思ってくれた方々もいたようで、有難いです。
10回目の記念の年には再び撮りたいところです。。
北麓草水という自然由来のとても素敵な化粧品や石鹸などを、富士山麓の麓で作っている会社から取材していただいた時の、記事にも棚田コンサートの事を少し書いてもらい、それで来てくれた方もいたようです。
http://www.hokurokusousui.com/style/vol54/
北麓草水さんの記事↑
廣田さんの作品の木のお皿は手に持つと、心地よすぎて持ち帰りたくなってしまいます。
取材の時や、遊びに来た時に、出してくれる食べ物がみんなとても美味しそうにみえる。
実際美味しいのですが!
これで毎度のシンプルなご飯もご馳走に変わると期待して買いました。
その証拠写真、いつか載せますね!
目玉焼きとかでもいいでしょうか?
絶対美味しそうに見える。
目玉焼きと言えば、今回、地元のボランティアのみなさん、都内や千葉からお客さんなのに、ボランティアスタッフとして活躍してくれるみなさんとの、コンサートの後の打ち上げでは、鶏を育て、卵を販売している高見さんがその自慢の卵でプリンを🍮沢山差し入れしてくれました。
旦那さんはお父様がアジア学院の創立者だということを後から廣田さんに聞き、私の高校時代の流れ独立学園に在学当時、毎年アジア学院の人たちが遊びに来たことを懐かしく思い出しました。
お礼参りの時は、廣田さんにここのお宅に連れて行ってもらい、ひよことたわむれました。
有精卵だから、冷蔵庫に入れないと、生まれてしまうこともあるらしい。
すごい。
鶏小屋、全然臭くなくて、育て方のこだわりを感じました。
こういう卵がいつも買えるって羨ましいな。
きっと、少し元気ないときも、この卵一個で棚田米と卵かけごはん食べたら絶対元気になる。
あと、15年経っても完成しない自分で建てている新自宅が、早く一階部分のキッチンだけでも見たいなと、奥さんの気持ちになって思うのでした。
だいぶ、話がずれましたか?
廣田さん夫妻。
今年のファッション。
木の手作り蝶ネクタイが可愛すぎます。
奥さんのミチカさんは棚田の近所にある、木造の元小学校のもう一つの美術館でも会うことができますよ♪
ここのもう一つの美術館も、いわむらかずお美術館もとってもおススメです。
いわむらかずおさんは、たまにお忍びでコンサートに来てくれます。
絵本の世界の通り、この棚田コンサートでは、いろんな棚田の生き物たちもお客さんのような、演奏者のような感じで登場します。
もちろん、一度でもこのコンサートに来てくれた人はわかりますよね?うふふ〜♪
それでは次回に続く。。。
明後日月曜の10月29日は海浜幕張のホテルグリーンタワー幕張で、講演会にてミニライブです。
申し込み手続きをして、講演会に参加されるとミニライブも観賞できます。
11月1日は岩手衣川の地域振興会10周年に出演します。
11月5日からは全6回の東京音楽大学短期民族音楽入門講座はじまります。
11月8日は絵と陶芸の西美紀さんと三鷹のギャラリーカパリスンにて、午後と夜にコラボライブ。
11月11日は千葉県市原市三和コミュニティ祭りで馬頭琴ライブ。
11月17日は高砂にあるお寺、妙栄院にて馬頭琴コンサート。
11月24日は千葉県君津市久留里の駅前の公民館にて里見一族の講演会にて馬頭琴ライブ。
12月8日は千葉市稲毛区こてはしだいのオリーブハウスのイベントに手続き馬頭琴ライブ。
12月14日は岡山県倉敷市の美観地区のギャラリーにて絵と陶芸の西美紀さんとコラボライブ。
12月25日は大久保にあるライブハウスにて、自主企画ライブ。
1月13日は千葉市科学館のプラネタリウムでプラネタリウムコンサート。
1月26日は3つの琴コンサート川口リリアホールです。
以下写真ちょっと順不同。