2018
全く違うことを急にはじめました。
例えば何だったら全く違う事なんだろと思うと、彫刻とか?
うーん、魚釣りとか?
って考えるとそんなに全く違う事じゃないのかもしれないけれど。
アイリッシュハープ。
たぶんはっきり意識してなかったけれど小さなハープがあると知ってからはやってみたいな〜って心のどこかでずっと思っていて10年くらいにはなるのかもしれない。
いや、実は子供の頃にハープやりたいと言って、指が血だらけになるのよ!絶対むりよ!と言われた思い出ならある。(それを信じてハープは絶対むりだと思ったが、結局馬頭琴も、指が血だらけになったよね。笑)
大人になって小さなハープがあると知ってからこの10年の間に様々なハープをやる人と関わりあってきたのだが、だからといってやる事にした訳でもない。
むしろ、こんなに弾ける人がいるのだから、やっぱり私が今更手を出すものでもないかもしれないなーなんて思っていたと思う。
それでもいつかね。
いつかやりたいなって思ってはや数年。
11月になって急にある人に、来年はスペインの旅に行ってみたいと思ってるけど、実はそう思った後に期せずしてイギリスへいって湖水地方に魅せられて、なんか急にいつか行きたいと思っていたアイルランドへももはや行けるんじゃないかって気がしてきたんだよね。
と言ったら、行けば?
と言われた。
それはアイルランドに行った方がいいでしょう。
と。
ずっと心に秘めてた事ってなんでこうもったいぶって後回しにしたがるんだろう。
そんな風にもったいぶってて死んじゃったら浮かばれないじゃないか。
人に簡単に行けば?と言われて、はい。私すごく行きたかったの。
行きます!
って一瞬で切り替わる。
そうなってからが早い。
ただ、ハープに関してはイギリスへ行ったあたりから急にやりたい気持ちがむくむくおさえきれなくなってきて、ハイキングに手軽に持っていけるような小さなハープがないものか、キョロキョロしたりしてた。
もう頭の中が妄想だらけで、私のアイルランドのイメージは海岸の崖っぷち。
草原。
ハープ。
アイルランドで小さなハープ買おう。
そう思ったら、ハープ買うときに少しでもハープの事知ってなきゃ買えないじゃん。
崖っぷちで小さなハープ奏でたいんならハープの弾き方知らなきゃじゃん。
ってなって、アイリッシュハープってなんだっけ?
ってところから。
アイルランドに行こう!と思ってすぐに、ツイッターでアイルランドで検索してたら次の週にアイリッシュクリスマスコンサートというのが都内であるのを知る。
面白そう。行かなくちゃ。
大きな会場に一人で行くのちょっと気がひけるかななんて、友人のユキさんに行かない?と聞くと、行く!と。
ユキさんとラインでやり取りしながら、アイルランド行きたいんだ〜。
って言ったらユキさんが、私楽器持ちでついていきたい!
ユキさん旅に出れる休みの日ってあるの?
今年の5月は10連休なんだよー!
安い航空券があるならば、それもあり。
なんて試しに検索したらあった。
あと3席とかしか残ってなかったけど、速攻で予約。
ラインで5分ほどのやり取りで一緒にアイルランドに行く事になった。
ユキさんはオーストラリアにも住んでいた事があり英語ペラペラで(本人はヘラヘラって言ってるけれど)
バイク乗り。
なかなかの行動派で旅慣れているので、一瞬で物事を決めるあたりも馬が合う。
今回のアイルランドの旅は一人旅になるかなーと思いながら、でも自分にとって思い入れのある場所だから、ちゃんと色々行ってから理解したいな。
英語できる旅慣れた人いないかなーと思ってたら向こうから行きたい!と現れてくれた。
でも実は何も知らないんだよね。
アイルランドの事。
私はいつもそう。
馬に関しても本当に子供の頃から大切に心に秘めて、触れ合った事もないまま大人になって、大切だから、遠巻きに眺めてて、何も知らなかった。
でもついにこらえきれなくなって、モンゴルへ行ったのがはじまり、そこで期せずして馬頭琴と深い仲になった訳だけど。笑
だからアイルランドのどこに行けばいいのか全然分からないし、何がしたくて何を見たいのか正直よく分からなかった。
ユキさんとアイリッシュクリスマスコンサートへ向かう。
ユキさんは昔旅の途中でアイルランドのダブリンには行ったことがある。
実はユキさんはイギリスの湖水地方へも行っていて、この九月に私が泊まった湖水地方のホテルがなんと同じホテルで、歩き回ったハイキングコースも一緒だった。
ユキさんはダブリンが舞台になっている映画が大好きで、今年の春にユキさんと初めて知り合ってからなぜかこの映画をとても勧められていて、遂にユキさんの家で一緒に見たのも、今思えば偶然じゃなかったんだな。
アイリッシュクリスマスコンサートの会場で当日券を買うために早く行った。
ちょうどアイルランドコーナーがあって、アイルランドのものが色々売っていた。
絶景とファンタジーの島アイルランドへ。
というガイドブックを見つける。
ユキさんと手に取り、これすごくいいね。
と一冊ずつ買う。
お店の人が、このガイドブック書いた人が後で来ますからサインしてもらったら?
椅子の上でユキさんとガイドブック読みながらいると、本を書いたダブリン在住の山下直子さんがやってきて、サインしてくれる。
ここぞとばかりに色々聞いてみる。
私はエンヤの音楽が好きです。
というと、エンヤの故郷のドネゴール地方にエンヤのお父さんが開いたパブがあるという話を聞いて、そこへ行ってみたいなと思う。
何しろドネゴールという名前が妙に惹かれた。
その日のアイリッシュコンサートはドネゴール出身のアルタンというグループのコンサートだった。
女の人がドネゴール地方の民謡を歌ったときに、この歌知ってるなと思った。
たぶんエンヤのお姉さんのモイアブレナンが歌っていたのを聞いたのだと思う。
かつて教習所の教官もしていたことのあるユキさんとの旅なら絶対レンタカー。
レンタカーさえあればどこにでも行ける。
そういえば、野口くんという友人が昔、美炎さんの音楽聞いてて、この景色浮かぶから、絶対好きでしょ?って何かのミュージックビデオの映像を見せてくれたのが、アイルランドのモハーの崖だったと思う。
それ、今書いてて思い出したんだけど。
それでここ好き。行ってみたいなと思っていた。
野口くんのお母さんが、衣装を作っていて、今年に入ってから棚田コンサートの衣装などお母さんの多鶴子さんの制作の衣装をいくつか買ったのだった。
先日ドレスに合うようにコートを作ったの。という連絡をいただいて、見に行った。
その時にリースを作ったワークショップの後で、三曲ほど馬頭琴を弾いたのだが、多鶴子さんが、涙ぐみながら、私ね、衣装作り始めた時に、いつも美炎子さんのCD息子にもらっていたのを聞いてたの。
なかなか思うようにいかなくて、そんな時に聞いてたの。
って話されていたので、多鶴子さんの衣装に導かれたのもご縁なんだなとその時に気づく。
コートはもう今買う余裕ないななんて諦めたのだけど、アイルランドに連れて行きたくなって、後からやっぱり買いますと連絡したのだった。
行きたい二点。
ドネゴールのエンヤのパブとモハーの崖は結構遠いなと思いながら、モハーの崖は有名になりすぎて結構混むと聞いて行く気が減ってきた。
ガイドブックを書いた直子さんオススメの崖っぷりエリアの話が結構気になっていて、柵があって、車が進めないのかなとUターンする人がいるけど、その先も行けます。
でも景色がやばいですよ。
と聞いてなおさら行きたい。
調べるとそこはドネゴールだった。
ユキさんが、もう美炎さんの行きたいところにまかせるから!
泊まるところも!
ということで、ドネゴールに二泊三日滞在して、ユキさんと気になっていたドネゴールの下にある別の土地の山や遺跡の所にも一泊して、という風に宿を予約。
予算に見合う、崖っぷちエリアにポツンとある宿を予約。
ここって、まさに秘境の地に立つ宿じゃないかなと、ルート上にあったから予約したんだけど、予約した後で改めて見るとすごい。
そして馬がいるらしい。
ツイッターでアイルランド観光局とか3つ4つフォローしたころに、なぜかドネゴールの若いバンドの子からフォローされて、まだドネゴール!!
って思う前だったから、ちょっと不思議。
その後100近くアイルランド関係をフォローして、相変わらず自分のかっ飛びする性格を自分で苦笑い。
でもそれでタイムラインに上がってきた画像でどうしても行きたくなった山の画像があって、そこがなんと調べたらエンヤのパブ近い場所だったので、そこへも行くことにする。
アイルランドの事なんて何も知らなくて、どこに行ったらいいかわかんないとか思っていたのはわずか1日くらいで、あっという間にドネゴール地方にしか目がいかない状態になっているのが、可笑しい。
それともう一つ直子さんがおススメしていた遺跡の場所を調べてみたらロンドンデリーの近くだった。
行こうとしている山から行けなくもないので、行ってみようと思う。
それともう一つ、イギリスの旅から帰ってきて、小さなハープどこかにないかな?ってキョロキョロしてた頃に、いつもお世話になっているギャラリーSF Kに遊びに行ったら、この前ライブに来てくれていたお客さんがいて、ライアーという小型ハープの一種を弾いていて、アメイジンググレイスをギャラリーの山鹿先生のために弾いた話を聞いた。
その時にアメイジンググレイス私も弾いてみたいなと思った。
アイルランドの事を調べていたら、アメイジンググレイスの地という看板がいくつかでてきて、曲と関係あるのか?
そんな話は聞いたことがないなーと思っていたら、アメイジンググレイスの詩を書いたイギリス人の牧師さんが、まだ若い頃、神様を信じていない時に、乗っていた船が遭難して、飢えそうになった時に、ひととき海が凪いで光が差し、アイルランドの岸にたどり着いて助かった経験がきっかけで、神の存在をはじめて意識したというような記事があり、それがアイルランドらしい。
その海岸はロンドンデリーの近くの行ってみようと思った遺跡の近くにあるらしかった。
そんなわけでアメイジンググレイス弾けたらいいななんて妄想を抱いているうちに、前述のとおり、とにかく向こうで買うなら少しは弾けなきゃ買えないと思って、アイリッシュハープどこで習えるんだろうと思ったら、超身近にアイリッシュハープ教えてくれる先生がいました。
実家から車で20分。
ハープの中村愛さん。
そう。三つの琴コンサートシリーズで共演も何度かしているグランドハープ奏者。
アイリッシュハープも教えてるし、貸せる楽器もある!ということで早速お宅へ。
弾かせてもらったアイリッシュハープにドネゴールと書いてある。ドネゴールというハープのメーカーなのかな?
その日帰って家で弾いたらすぐに薬指に水ぶくれができた。
さてさて五月のアイルランド行きまでに弾けるようになりますやら。
直子さんに、フランスで機械生産しているアイリッシュハープなら、ケルトの書が置いてある博物館のミュージアムショップに小型ハープなど買えると聞いたので、初日のダブリンでさっそく行ってみようと思う。
現存する最古のアイリッシュハープもそこにあるらしい。
ということで、ここ最近いきなりアイルランド、ハープづいてますが、アイルランドの旅を終えるまではお付き合いください。笑
でもこのアイリッシュハープ、これからも飽きることなく細く長く付き合っていけたらいいなと思ってます。
そしてアイルランドも一回で終わらず、この先も何度も訪れることができたらいいな。
今年から来年に繋がる道がなぜかアイルランドの私でした。
・
・
いくつか宣伝を。
年明け1番はプラネタリウムコンサート。
私自身とても楽しみにしているコンサートです。
1月13日
千葉市科学館
もう一つは1月26日。
三つの琴コンサート♪♪♪
ヨーロッパのグランドハープと南米のハープのアルパと二つのハープの音色の重なり合いの中で馬頭琴が弾けるというかなり私的にも贅沢な嬉しい内容。
お待ちしています。
さてこのクリスマスの日に初のメンバー編成でライブしました。
二曲ほど聞いてみてください。
馬頭琴 美炎
ピアノ 工藤拓人
ベース 山田章典
ドラム 前田仁
リベルタンゴ
オリジナル曲でグラスランド
まだまだ面白くなるなという予感のある四人でした。
次回をお楽しみに。
この記事へのコメント
「夢やぶれて 山河あり、 城春にして 草木深し・・・」、ではなく、その草木には自然基本のパワーがあり、土をわけ、種をばらまき、芽を出し、次の夢や希望が生まれます。夢とか希望は、みて・持ってこその明日ですね・・・。
自然の中にたまに身を投げ出さないと行き詰まります。