2014
つまりそういう事なのか〜
とようやく最後の頃になって、秋分の日に自分が弾いて、みなさんが集ってくれていてというこの時間の尊さみたいなものがありました。
美浜ホールで演奏するようになって、いつもみえるおばあちゃま。まだ生きてるのよ。もういいかしらって思うんだけど、あなたの演奏を聞いてもう少し生きてみることにするわ。
と毎回おっしやって、次を楽しみに来てくださる。
昨日、主人の墓参りに行ったの。もう10年なのね。ごめんなさい。明日は私どうしても美炎さんのコンサートに行きたいからね。って言ってきたわ。と、シックな黒いレースのワンピースを着ていらして、私に教えてくれた。
秋分の日というのが、私の中にはこれから冬に向かうとき。というイメージが強かったのだが、故人をしのび、先祖に想いを馳せる日でもあったのだな〜。
そして先日ここで紹介しました、着物ドレスを作る小林先生と先生を紹介してくれたゆきさんがいらしてくださり、コンサートの後も、楽しいお話を。
小林先生のショーを見たときに、モデルの動きによってドレスがふわっと風をはらんだようになるあの動きに、音をのせたい。と思ったのでした。
また面白いことがこの出会いから生まれそうな予感です。
本番があるたびに思いますが、一つみえたと思ってもまた戻らされ、それでもどかこに辿りつくのか。
またどこかで皆さまと音を通して出会う時に、風はどう吹いているだろうか?
この道の先には何があるだろう?下を向くことも上を見ることも、自分の胸にたずねる事も忘れる事なく、まだまだ進んでいくのです。