2014
すっごく喉カラカラだね!と言ってコンサート終了後琵琶の三紀さんと喫茶店に駆け込む。
何気なくさっきのコンサートの様子を二人して語り合ううちに、要するに今回琵琶も、語りも馬頭琴もマイクを使った。200〜300くらいのホール。
前半は同じホールで会議があったので、演奏直前に音の確認。琵琶と語りと馬頭琴。音のバランスをとるのが難しい。グランドピアノも時には入る。途中出し入れの確認に気を取られて、本番。
なんか?生音?あれ、このホール響かないなー。マイク出てるのかな?確認してもらってるから、出てるはず。頭にモニターが無いじゃんという事がよぎるが、モニター無くてももっと直接の音の響きが多少あってもいいのになーと、いろいろ思ってる猶予もなく、少しでも響きを作ろうと一生懸命。渾身。もう何も出ない。というくらい。笑。そして自分の30分のソロ部分を弾き終えて、汗だく。届ける一心すぎてどう届いているか余裕なし。
袖に戻ると三紀さんが感動してうるっとしている。あれ?どうしたの?
そして三紀さん。今日はまた、なんかすごいなー、と袖で聞き惚れる。常連のお客様から、なんか今日のは新鮮でした。と言われ、三紀さんは、?
三紀さんにしても、語りも琵琶も客席に吸い込まれてしまって出しても出しても吸われてしまう。やばい。と思って、普段の倍の神経で語りを語る。
つまり二人とも、やばいぞの元にものすごく頑張った結果、いい演奏になったのだが、あーダメだったー。と思ってたらCDはたくさん売れるし、お客様の反応はとてもいい。⁇と思いながらも、もう頭が働かない。
で、喉カラカラになって一息入れたところで、あのさー、さっき舞台にモニター無かったよね?
‼︎‼︎それじゃん・・・
あー機械オンチで人任せはこうなるんだな。と二人で苦笑い。
でも結果いい演奏ができたということは、普段から、そのくらいやってしかるべきなんじゃ?ということにも気づいたありがたい舞台だったのでした。
何事も経験と学びなり。
写真はリハ風景。この時は曲の確認とか他に気をとられてたわけですね。苦笑