2014
山の峰にこだまする音
昨日は津軽三味線の蝦名宇摩ちゃんとリハーサル。
彼女は私と同い年で不思議なくらいいろいろな境遇が似ている。話せば話すほど。
まあそもそも私は2歳で連れられていったバイオリンの発表会で興奮して舞台にあがろうとしたらしく、母が3歳からバイオリンをさせた。私はというと覚えていないのどが、自分が覚えているのは、家にあった津軽三味線の高橋竹山のレコードを何回も聞いて浸っていたこと。笑
宇摩ちゃんは太鼓をずっとやりたくて、鼓動に行ったら年齢制限で入れず津軽三味線に出会って弟子入り、師匠は津軽の人だが、その師匠が関東に出てきてからは、津軽三味線だけ出来てもだめだ。と全国の民謡と尺八と太鼓と沖縄三線、奄美三線全部仕込まれたので、いろいろできるのが強み。
彼女がいる岡山で一緒にライブをする事になり、岡山民謡、福島の相馬の民謡、沖縄民謡、奄美民謡、そして津軽のもの。
それに馬頭琴が絡むことになった。
即興で入ってしまえば簡単な事なのだが、これらの地方の民謡にかかわれる事がすごく嬉しいので、まずは覚えようと、福島の新相馬節を今朝からずっと聞いている。
日本の民謡はやっぱり日本の山の峰を彷彿とさせるな〜
そして相馬だけにとても切なく聞こえるのがまたせつない。
奄美も沖縄も最近訪ねる機会が増えたし、岡山の民謡もしみじみとした味わいがあるし、津軽はなぜだかすごく私の中に懐かしい感覚があるので(まあ、父の仕事で幼い頃に良く行っていたのもあるし、津軽訛りバリバリのおじちゃん達がよく家に来て飲んでった記憶もある。)日本人として生まれ育ってきたどこかにある記憶と想いと感覚やそういったものがどう織り交ぜられるのかな。馬頭琴で。