馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 呼ばれる旅- 2022/08/29 -

Category : BLOG

グランドキャニオンのような場所には昔から惹かれる。

中学生の時に初めてアメリカへ行ってグランドキャニオンにほんの少し足を踏み入れた。

その時にお土産屋さんで売っていたネイティブアメリカンのものにとても惹きつけられた。

大人になってある日、セドナという場所へ行ってきたけどとにかくすごかった!赤い大地で岩山があちこちにあるという話をほんの2、3分立ち話でした時に聞いて、なんか分からんけどそこに行く。

とその瞬間決めていた。

たぶんそこから3ヶ月もしないうちにセドナにいた。

ガイドのナナさんに、まず最初に妖精の泉に行くけど、途中にかなりディープなお土産屋さんがあるからそこ寄る?

と言われて、最初にお土産屋さんかー。と思ったけどなんとなく行く。と言った。

この辺の詳細はなぜかはっきり覚えていて、お土産さんの店の中で自分がどのように動き回ったかまで何となく覚えている。

珍しく、魅力的なものばかりであったが、初日にあれこれ買い物する気持ちにもならなくて、また帰る頃に寄って買おうと思った。

最後の方でポストカードがたくさん売っているコーナーでふと目についた絵をまじまじと手に取って眺めた。

ホワイトバッファローが描かれていて、そこから女性がパイプをささげ持った姿が浮かび上がっているような不思議な絵だった。

なんだろう?何が言いたいのだろう?そんな気持ちになっていた。

いつのまにか後ろにいたナナさんが、それは最終日の前日の夜にするスウェットロッジの儀式の前にティピの中で語られる物語だよ。

と。

なぜかスウェットロッジだけはやってみたくて、セドナに急に行くと決めてから、そこは一体何がある所なんだ?と初めて調べたのだが、その頃ちょうど知り合った子がセドナに行った事があり、ガイドのナナさんと、滞在させてもらえるシェアハウスのような所を教えてくれたのだった。

その時に初めてネイティブアメリカンの聖地だという事と、ボルテックスと言われるエネルギースポットのような岩山があちこちにある面白い場所だということを知り、スウェットロッジというものがあるというのを知って、単純にやってみたいと思った。

あちこちの岩山に連れて行ってもらい、ただただ、この壮大な風景に見惚れ、肌で感じる空気や光に包まれて圧倒されていた感じだった。

子宮の洞窟という場所に連れて行ってもらった時は、そこから遠くに見える岩山を眺めていたら、涙が勝手に溢れて来て、自分が地球という場所に生きていて、そこに生まれてきたんだと強烈に思った。

スウェットロッジの前にナナさんの友人のネイティブアメリカンの人がホワイトバッファローの伝説を語ってくれた。

その時初めて私はパイプから煙を吸ってみた。

スウェットロッジは一言で言えばサウナなのだが、とにかくあの小さな丸い空間に石を丸く囲った炉が真ん中に組まれて、祈りと共にハーブが置かれ、熱した石を置き、水をかけて何重にもテントは分厚い布などで覆われて、中は凝らしても凝らしても何も見えてこない真の闇。

シャーマンの人が何が唱えながらリズムを叩いて歌う。

私とナナさんも音の鳴るものを手にして一緒にリズムを刻みながら汗ダラダラという状況。

一定の時間が経つと、入り口が開かれて外の冷気がサーと入って来る。

時期も2011年の2月の終わりでした。

その度になんとも言えない心地よさとスッキリした感じと、今俗に言う整うというやつですね。

それが何回戦か繰り返されて終わりとなる。

前日の夜から軽めの食事。当日はスープだけ。

水はなるべく沢山ちょこちょこと飲むようにという事だったと思う。

スウェットロッジの前にティピでシャーマンの人が語ったホワイトバッファローの話を聞いている時に、日本に帰ったらホワイトバッファローという曲を作ろうと決めた。

そこから先の話は先日書いたブログの通りで、簡単に説明すると、帰ってすぐに東北の震災があり、少ししてから改めてこの物語を読んだ時に、今こそ作る時だと思った。

一曲と思っていたらストーリーに沿って7曲になった。

CDにする時に色々な音を重ねたのでライブで再現が難しくなった。

いつかまたちゃんとやりたい。

その時には映像かアニメーションで物語を投影しながら音楽で綴りたい。

と思いながら11年経った。

コロナ禍、温暖化の加速で起こる世界各地の異常気象、ウクライナの戦争、その度にこの話を思い出す。

もう一度この作品と向き合おう。

そのタイミングが今でした。

最初に訪れてから11年。

そのあいだに後二回セドナを訪れました。

一回目、二回目、三回目の旅の写真を紹介します。

と思ったら、一回目に行った時の写真が今のiPhoneのアルバムに入っていない。

この旅はカメラ持っていなかったので、ナナさんが撮ってくれた写真しか元々無かったのですが、それもティピの中で顔が煤だらけで馬頭琴弾いた写真。

それだけは持っていたと思っていたのだけど。

二回目は井崎さんというアメリカ在住の方に撮影お願いしたものです。

撮影した写真をもとに2014年は美浜文化ホールでホワイトバッファローの伝説を演奏しました。

その時のチラシと当時、家のこの場所で曲をあれこれ練っていた風景。

さて三回目はドラムの前田仁さんを半ば強引に連れて行ったのが割と最近?なので写真が沢山あります。

プロフィール写真などで使っているものも多いので、なるべくみなさんが見てないであろう写真達を紹介。

楽器を担いで山登り。

このスタイルは何故か何度もしてます。

ちなみに高所恐怖症です。(誰も信じてくれない)

子宮の洞窟の中↑

こちらは初めて行ったモニュメントバレーの半洞窟↓

すごい小さく弾いてる姿あるの分かります?↑

この頭上に最初の丸い穴がぽっかり空いている。

これは目↑

この目はなんだかとても好き。

なんか寄ってきてぴったり張り付いてるワンコ。

子宮の洞窟のちょっと脇。↑

アリゾナというところは、初めて行ってから、数年経つとまたどうしても行きたくなる、私にとってそんな場所です。

まだそんな気持ちになってないけど

きっとまた数年経ったら、むくむくと行きたい気持ちが膨らんで気がついたらまたいると思います。笑

その時は現地でホワイトバッファロー演りたいもんだ。

さてホワイトバッファローの伝説、米本久美子さん作画のアニメーションと共にコラボする舞台は、10月22日は南房総市の富浦元気倶楽部のさざなみホールで。(ここではアニメーションとコラボのホワイトバッファローの伝説は一曲のみです。)

12月23日は千葉市の京葉線検見川浜駅から近くの美浜文化ホールメインホールで。

この12月23日の美浜文化ホールの方は自主企画でなかなか音響、照明とスタッフの方に沢山入っていただいて大きなスクリーンで投影できる機会は稀なので、この機会をお見逃しなく!

■2022年10月22日(土)

☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️

13:30開場

14:00開演

馬頭琴 美炎

キーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

要予約2500円

※本公演でのアニメーション投影は一曲のみとなります。

千葉県南房総市富浦町原岡88番地2

🌿10/22さざなみホール🌿

🎫チケット予約

info@miho-batokin.com

070-1274-2688(西郷)

■2022年12月23日(金)

☘️美浜文化ホールメインホール☘️

18:30開場

19:00開演

馬頭琴 美炎

ピアノキーボード 清瀬祥吾

ドラムパーカッション 前田仁

スペシャルゲスト登場予定

アニメーション作画 米本久美子

アニメーションデザイン製作 中島すみれ

ichikiro

一部馬頭琴コンサート

二部アニメーション✖️音楽 ホワイトバッファローの伝説

前売り4500円

当日5000円

学生3500円

未就学児の入場はご遠慮ください。

千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2

🌿12/23美浜文化ホール🌿

チケット購入方法

🎫e+チケット

■購入ページURL

https://eplus.jp/sf/detail/3682010001-P0030001

🎫美浜文化ホール

電話043-270-5619(10:00~18:00)(第3月曜休)

窓口10:00~18:00(第3月曜休)

美浜文化ホール

■購入ページURL

http://Chiba-aw.jp/mihama

コンサートに関するお問い合わせ

info@miho-batokin.com

070-1274-2688(西郷)

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