2014
南青山にある東京十月というお店で星のおじいさん☆と作戦会議。
お店の方が私のCDをかけてくれました。
素敵なお店で聞くとまたなんか違う。
話が南米にいったり、瀬戸内にいったり、店長さんも加わり楽しい夜でした。
そこで教えてもらった映画「白夜のタンゴ」
さっそく見ました。
いい映画。
最近渋谷で立て続けにいい映画を見れて幸せだ。
フィンランドがタンゴ発祥の地という説があるなんて初耳。
真実は?というところは追求されていないあたりも良かった。
ちょうど宮沢賢治の二相ゆらぎの世界のよう。
ブエノスアイレスのタンゴを聞いてると、とてもフィンランドと結びつかなかったのだが、フィンランドのタンゴ音楽を聞いていたらあら不思議。
ロシア民謡にも聞こえてきて、ありえるなー。と思った。
ブエノスアイレスのタンゴトリオが、そんな訳ないだろう!とフィンランドに行って向こうのミュージシャンに出会って交流していくのだが、だんだんみんな受け入れていくあたりが、
特にバンドネオン弾きのおじさんは、フィンランドのアコーディオン弾きのおじさんの演奏を聞いてすぐに受け入れるところが、
やっぱり音楽家だなーと思う。
やっぱり音楽の命って愛だなー。
音楽で繋がって行く人達。愛で繋がっていく人達。
美しいメロディーを、優しいテンポを、熱い情熱を音楽に注ぐ。
それで彩ることができる人生の豊かさ。
すぐそばに音楽があること。
誰もがそれを享受できること。
命あるものにもないものにも等しく音楽は降り注ぐ。
世界中の音楽家がなんだかとても愛すべき人達だと気づける映画でした。