2015
5月の君津文化ホールでの公演に向けて一歩ずつ。
スーホの白い馬
おそらく幼稚園の時に読んでいて、小学校二年生の時に授業して、18歳ではじめて馬頭琴に巡り合ってからこの方ずっと耳にしてきた物語。
私にとっては悲しい話でしかなかった。
それは残念ながら。
といった方が良かったのだろう。
だけど最近違うのです。
もういない。
そばにいない。
失ってしまったと思っていた関係性が、別の形に生まれ変わり永遠になる。
スーホの白い馬は実は大好きな白馬を失ってしまった悲しいだけの話ではなく、ずっと一緒にいようと約束した白馬が死んでしまって、楽器という姿に生まれ変わりスーホといつでもずっと一緒いる物語なのです。
さて人形浄瑠璃。
スーホの白い馬
この物語を馬頭琴の奏でる音楽と人形浄瑠璃のお芝居。
正確には八王子車人形とのお芝居でお届けします。
私は実は最近まで生で見たことがありませんでした。
いえ、一度見たことがありました。7年前くらいに。
その時はあーこれが人形浄瑠璃というものなのか。
という最初の興味は時半ばくらいで満足し、なんとなくもうわかったような気になり、それっきりでした。
なので去年縁あって人形浄瑠璃、それも八王子車人形という名前の、ん?車?
つづく