馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 別次元のものになってない?- 2015/03/17 -

Category : BLOG

ここ数日はあれこれ飛び回り、ブログ書くヒマがありませんでしたが、ここらで一つ。

数日でいろいろな人に会い、時系列がめちゃくちゃですが、振り返って数日の事を書く余裕はやっぱり無いので、今出てくることだけ。

でもやっぱり面白かったのは、ホームコンサートですね。
最近では久しぶりのホームコンサートですが、気軽に集まれて、身近に音楽が楽しめ、交流もゆっくりできるのでいいなと思います。

今回のホームコンサートは、私の高校時代の先生のお宅でしたが、私と面識ある方はごく一部で、何となく遠巻きに繋がりのある人達と、一般のお客様も来てくださいました。

こういう所で生まれる交流が、暖かい雰囲気で、普段のライブとはまた違う良さがあります。
私も久しぶりに同級生に会ったりして、あ、美炎さんまだ裸足なんだ。笑と笑われました。

ホームコンサートのお宅の、高校時代の先生は、非常勤で料理とお菓子を教えに山形の山奥の高校へ来てくれていました。
100人くらい来ても賄えるくらいの何種類ものケーキと、お土産用のクッキーと、お昼ご飯にはちらし寿司。ゆっくり残った人も食べれる用に夕ご飯にビーフストロガノフと、どれだけ出てくるのかな?というくらい、食べました。

もうお年なので、早めに行って、部屋のセッティングを手伝うはずが、すでにスッカリ終わっていて、リハーサルも、さしてする事もなく、始まる前から、ちらし寿司や、後で出てくるはずのケーキを一通り何種類もいただいてしまい、何のために早く来たのか、上げ膳下げ膳で、恐れ入ります状態でした。笑
そして、もしかして今日の良いことは全部終わってしまったんじゃないかと、心配になりました。

でもありがたいことに、ここから楽しいことがいっぱいで、何のご褒美?と不思議になるくらいでした。笑

帰り際にイラストレーターの、田村セツコさんと青山で待ち合わせ。
5月の君津市民文化ホールでの人形浄瑠璃✖️馬頭琴「スーホの白い馬」公演で発売予定のCDジャケットを描いていただける事になり、その打ち合わせ二回目。
ピアニストの竹井さんが子供の頃からのセツコさんの大ファンで、書く絵は全部セツコさんの真似をしていたというエピソードあり。

そしたらセツコさんが、私たち2人に新発売の「いつかきっとバレリーナ」という仕掛け絵本をプレゼントしてくれました。
これは少女のハートを掴むだけでなく、意外にもお孫さんに買ったおばあちゃまがハマるようです。笑
セツコさんの絵は、私は「おちゃめな双子」シリーズで知っていましたが、元祖かわいいの、ラブリーな絵はもちろん、展示会にお邪魔した時に見せていただいたのは、神秘的で不思議な世界も描かれていて、とても感銘しました。
その他にもイタズラ書きのようなものに楽しんでコラージュしたでもお洒落になってしまう魔法のかかった作品も沢山。
何しろ最近何度もお会いして、お話していると、腹を抱えて笑ってしまうほど愉快な方です。

そのセツコさんに、馬頭琴を持っている私を描いてくれる事になったのですから、とても楽しみであり、なんだかドキドキ緊張もします。

そして、楽しく打ち合わせが終わって、竹井さんと帰路に着く道道、この先にね、三度くらいしか、行ったことないんだけど、すごく、美味しいラーメン屋さんがあってね、と話してるうちに、2人共どうしても食べたくなってしまい、今日1日食べた沢山の美味しいものが、全く腹にもたれることなく、ラーメンを、食べる余裕がある事に驚くのでした。

私はラーメンまあまあ好き。という程度のものです。
一軒銀座にある担々麺のお店が好きなのと、あと唯一好きなのが、ここです。
普段美味しいと思うラーメンも、途中から飽きてしまったり、食べ終わった後にお腹がもたれて、別のものを食べれば良かったなと思うことが多いのです。

このお店、作る人がたった一人、お手伝いもたった一人で、カウンター席のみ10席あるかないかで、たいていいつも外で行列してます。

でも、面白いなーと毎回見とれてしまうのが、作る人の所作が急いだり慌てたり絶対しないで、美しいのでした。舞を舞ってるみたいです。笑
丁寧で、なんの迷いもなく、しかもお客様に向ける笑顔が自然で光輝いてます。
冗談でも誇張でもなく、
なので、カウンターで、待つお客様がみんな、お点前拝見みたいになって、お茶をいただくように、食べる方も、ゆっくり丁寧に自然となるのです。

何かの魔法としか思えません。
そして、上品な味と、全くお腹にもたれない。

ホームコンサートでのご馳走の数々も、お腹にもたれませんでしたが、素材にこだわっているのはもちろんですが、
真心が作用すると、何か、食べ物が別次元のものになっていないですかい?と思わず思ってしまうほどです。

きっとこのおもてなしのような心、学びなさいよ。という事なのかしらん?と思いつつ、
さて、今日は高尾でした。そして明日も。この辺はまた明日か、あさってに。

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この記事へのコメント

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  1. 黒河内 隆 says: -#1

    孫も良くやる?「美味しくなあれ・・・」、あれですね、自分に美味しく、いただいてくれる人は見えてないでしょうが、心を込めた電波が伝播します、食にも、人にも・・・。ゆるかかに、しなやかに、日本のおもてなしの第一歩です。

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