馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 誰が呼んだの?2- 2016/05/06 -

Category : BLOG

謎を残したまま、呼んだのは誰か?もはやそんなことどうでもいい。

遠野に来て、馬をみて、みなさんに会ったら、それでもういい。

夜になり、大学生の可愛い女の子と、私と岩手遠野の馬と暮らす里の会代表の伊勢崎さんと三人でジンギスカンを食べに行く。

連休中日の平日だったので、手伝いの人が一旦はけてしまい、大学生の彼女のみゲストハウス改修の参加者として残っていたのだ。

明日からまた沢山の人が手伝いに来るらしい。

私はてっきり、馬頭琴→モンゴル→ジンギスカンということで選んでいただいたのかと思ったら、遠野は日本で北海道とひけを取らないくらいジンギスカンが岩手県内では有名で、何かあると、ジンギスカンを食べるのだそうだ。

焼肉と言えばジンギスカンらしい。

ジンギスカンはモンゴルにもありますか?

ありません。

という恒例のやりとりをして、遠野のジンギスカン。

肉をタレに漬け込んでいない。

後ダレ。

遠野のにごり酒。美味しかった!

と共に、このジンギスカン、とても美味しい。

想像以上。

羊好きな方はわざわざ食べに来てもいいくらいだと思います。

なんで世に知られていないんだろう。と、不思議になるくらい、羊の肉の臭みがなく、柔らかい。

どうやら北海道からもここへ肉を買いに来るらしい。

ちなみに肉はオーストラリアかニュージーランド。

直接輸入してるらしいです。

なので、お店で生肉を購入できる。

その肉を買って、野外で何かというとジンギスカンを食べるのだそうです。

で、ジンギスカンをつつきながら、最初は、なんで馬と暮らす里を目指しているのかという私の質問に伊勢崎さんがこたえ、伊勢崎さんの、なぜ美炎さんは馬頭琴やっているのかという質問に私がこたえ、それらを繰り返してだんだん話が深くなって行く頃、え?はじまりは随分似たような発想を持っている。話は飛ぶ飛ぶ。共通点があることをかなり発見して、

こいつは。。とお互い思った頃、あー。やっぱり、同じ匂いがする。という予感は当たっていたなと、納得する。笑

それにしても、事の発端がすでに笑い話になってしまった。

呼ばれたと喜んで来たら、主催者であるはずの人にあったら、美炎さんは誰に呼ばれたんですか?と言われるのは初めての経験。
山で弾いてみたときに伊勢崎さんが、この季節のこの時間はこういう風が吹くから、どうのこうの。

と風の話をよくしていたので、非常に珍しいなと思っていたら、パラグライダーをかれこれ20年もやっているベテランで、風を読むんだそうです。

伊勢崎さんの勝手に公共事業や、馬と暮らす里山の発想など、みんなこの風を読み、空の上から鷹の目になって村を見ているからだなーと納得。

伊勢崎さん家族とチーム

  
さて当日はどんな風が吹くのかな。

とても楽しみです。

次の日、テレビ取材が入り、代表の伊勢崎さんがインタビュー受けている間に、出迎えてくれた地元の高橋さんが、現場を仕切る。

私と大学生の女の子と、ちらほら到着した人達がみな女性。

高橋さんは、え?美炎さんも長靴履いて泥の中で作業するんですか?と言うので。はい。と。

前日伊勢崎さんに、過去のいろんな事がばれてしまったので、伊勢崎さん、当然のように、美炎さん作業よろしくー。

と長靴を貸してくれた。

高橋さんが、まだみんな来ないから休んでてください。と言って一人作業はじめる。

しばーらくして、「あー。困ったな。女性にこんな仕事してください。って言えないわ。

あー。とりあえず、お花摘みしててください。

その辺のたんぽぽとかお願いします。」笑

少しするとみな勢揃いして、本格的に作業がはじまる。

以前の私なら張り切って作業するところ、力仕事で腕を使うのは後で筋肉痛になった時も、その後も、本番があると弓をひく感覚がかわるので、途中から釘拾いを立候補。

ひたすら釘を拾う。

休憩の時、馬を飼っている菊池さんを捕まえて、聞きたかった馬のこと、あれこれ聞き倒す。
寒立馬。

青森の尻屋崎にいる天然記念物。

でも予算が無くて肉として売られる馬達。

肉にされるところを引き取られたのがここにいる、風神。芝祝い。春風。テル。

みな足が太く、胴も太く首も太短で、頭も大きい。

かわいいなー。この種をまじかでみるの初めて。

まだみんな若い。

テルはこれから調教。

山で木を切り、それを馬にひかせる。

馬搬。

機械と違い、山を傷つけないそうだ。

馬でひいてきた木材を自分たちで製材して、ゲストハウスの改修にあてる。

ちなみに皆さん伊勢崎さんのここ、地元の同世代の人々が会の中心メンバーになっていて、馬飼の菊池さんは馬の暮らしを求めてここへ移住。

自分の同世代の、一緒にこの地で育ってきた友人と、移住の人達と、地元の他世代の人たちをうまく巻き込みながら、里作りをすすめてる。

ここに住んでる地元の人を巻き込むって本当に大変なことだと思う。

その間に、意識を変えるなら、子供たちの教育が一番大切だというところに行き当たり、子供達にいろんな体験を通して、自然と伝えていきたいと伊勢崎さん。

馬飼の菊池さんより拝借

  

さて、6月11日のコンサート。

風はどこからどう吹いてくるか。

どんな方々が集い、どんな音になり、どんな御縁が紡がれるか。

皆様もタイミング合いましたらお越しください^ ^

馬をいつか飼いたいなー。と漠然と夢見ていたけど、まさか馬と共に暮らすを里作りとしてやってる方々がいるのは目からウロコでした。

こうやっていろんな場所でいろんな発想をもち、実行している人達と出会えて、自分も新たな視点に立てる。

ありがたいなと思います。

栃木県の棚田コンサート筆頭に、これは本当にご縁だなあ。としみじみ感じる自分と自分につながる場所があり、そこでうまれた輪が1輪だったのが、2輪になり3輪になる。そしていつのまにか波紋のように拡がっていく。

それが自然なのかな。

朝一番、伊勢崎さんが山の上のパラグライダーの草地へ案内してくれる。

馬搬の森を抜け、山の上は遠野の山々が一望できる。

あそこの尾根伝いの一番先端にゲストハウスがあります。

この草地もいずれ馬たちの放牧地にする予定です。

眺めていると、

パラグライダー仲間が飛ぶ為に上に来た。

風をみて、ダメだなこりゃ。と潔く別の場所へ移動。

何だろう。飛ぶ人達のこのすかーんと晴れた空のような気持ち良さは。

山をおりて普通にさっきいた山の上と、村に降りた時と、再び上がったゲストハウスの斜面の草地と、移動するだけでこんなに視点が変わることに改めて気づかされる。

ここへ着いたばかりのとき、猛禽類が一羽山の上を飛んでいた。

草地で音を出したあと、伊勢崎さんが、もう一ついいなと思ってる場所があって、と山の上を指差す。

そこで弾いたら、さっき山の上を旋回していた鳥の目からはこの景色が見えるのかと、弾いてて思った。

みなさんにまだまだ沢山話しを聞きたかったが、今日中に山形に戻るならもう行かなければならない。
遠野は今が桜の盛り。

あちこちに桜吹雪が舞い、晴天だった今日は山が回廊になって川とともに海へと続いている方から海風が斜面に沿って上がってくる。

そんなダイレクトな風とここの地形が遠野を作っている。

遠野を去る時、伊勢崎さんが言った。

美炎さん、美炎さんは遠野に呼ばれたんですね。

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