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 ケンカの本能- 2014/08/08 -

Category : BLOG

突然やってきた錦鯉。

(前回のブログに記事があります。)

 

同じくその、数年後に突然やってきた2羽のつがいの薩摩鶏。

残念ながら薩摩鶏とは友達になれなかった。
どうしても!

竹林に彼らを閉じ込める大きな小屋まで作ったのに。

なぜだか朝庭に出ると、彼らは高い木の上にいて

私を見下ろしてものすごい声でときの声をあげ

バサバサと飛んで降りてくると

ケンカ腰でエサを要求した。

薩摩鶏はケンカ鶏なのだ!
仕方ない・・

私はでかい爪とクチバシが怖くて
半分逃げながらエサをやった。

すると向こうも追いかけてくる。

私も逃げる。

そうして毎朝必死の追っかけっこが
庭で繰り広げられるのだった。

(もちろんこれも遅刻のひとつの充分な理由。
私が大人になって遅刻をしなくなったのは、子供の頃に散々やって学んだ事のひとつなのだ。
他にもう一つ
バイオリンを習っていた私は散々弓や楽器をお稽古に忘れていったので
今は必ず確認するようになった。)

 

猫も必死だった。

彼らはなんでも庭にきたものを侵入者とみなして追いまわす。

自分達が後から来た新参者ということは全然彼らの頭の中には無いようだった。

猫は大きく平な岩の上でゴロゴロ昼寝することも、
木の上に登ることも
虫をとったり、土をほじくり返したりすることもできなくなった。

のっぴきならぬ理由で庭に出ると

狩りをするように慎重に忍び足をし

彼らがゆっくり近づいてくる時には

背中とシッポを思いっきり逆立ててしゃーっといいながら、

斜めになって素早く横走りしながら逃げ去るか、

はじめっから彼らが勢い良く追いかけてくると、弾丸のように走り去った。

猫としては気の毒な感じだった。

彼らによって庭の平和は完全に奪われ
受難の時は続いた。

父が持ってきたのに
肝心の父はまたしても仕事でほぼいないのだ。

薩摩鶏が私の友達になると思ったのだろうか?
大きな間違いであった。

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