馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 海をめぐる第1章- 2018/07/02 -

Category : BLOG

そのお店に着くと、入ったすぐ横に台湾のこの海のほとりで、おばあさんの顔が海辺のフジツボや虹色の海藻になっている絵があった。

すごくどきっとして見入る。

ちょっと怖いような、でもファンタジーを感じるその優しい色使いとタッチにゆだねたくなるような。

ふと部屋の向こうに海へと通じるデッキがあるのが見える。

他の絵や素敵な雑貨の前を通り越してすいよせられるようにデッキへ。

小さな浜辺と太平洋。

そして緑島がうっすらと見える。

強い悲しい感情が湧き上がり、泣きたくなるのをこらえる。

ふーと軽い涙が流れるようなというより、もし自由に泣いたら嗚咽するんじゃないかと思ったからだ。
店に着く直前に向こうに見える島は何?と聞くと、この台湾ツアーを引率してくれている楊さん夫婦が、昔は政治犯の牢屋があった島だよ。と話してくれた。

その時悲しい気持ちになったので、それが影響してるのかもしれないとも思った。

自分でも知らない何かが心の奥から飛び出してしまった感じだ。

泣いてる意味がわからないのにないてる。

と思いながら海を眺める。

泣かないようにしてるので顔がにらんでる。笑

  
  

前田さんは、僕は台湾に来てからすごく楽なの。

この楽なのは何だろう?と思うと、祖先はこっから来たんじゃないのかって思ったの。

と言っていた。
台湾に来て4日目の午後。
この辺りは幾つかある台湾原住民のアミ族の人達が多くいるところ。

旅の途中でアミ族の人やタロコ族の人や何人かに出会ったり同行してもらったりしていた。

今夜はこの旅の最後の公演。

ヨガスタジオでやる。

どんなところか、どんな人たちがいるのか、いつも知らないままにこの4日間小さなものも含めると7公演。

舞踏家の太田直史さんと巡っ達去年の夏の岩手三陸お盆ツアーを思い出す。

あのツアーも1日に何箇所かを移動しながら、次は一体どんな場所でどんな人たちと出会うのだろう?と思いながらだった。

岩手の時は、今橋さんが、台湾では楊さん夫婦が、アテンドしてくれていたので、太田さんも分かってる部分と知らない部分とあり、私達も知らなくてもそれはそれで面白いじゃない。という感覚でまわっていた。

モンゴル、中国で何度か公演している経験から、色々な事が想定外だったり、予定が決まるのが間際だったりは慣れている。

今回の台湾ツアーも、当初は去年から別の日程を長めにおさえていたのだが、今年の早春に別の日程に変わったために、長くは参加できず、なんとか5日間確保ができた。

太田さんを筆頭に、馬頭琴の私、パーカッションの前田さんと三人のパミールの花。

そもそもパミールの花というのも、去年の三陸お盆ツアーの初日に田老でのイベントで、団体名を付けてくれと書類上の話だった。

太田さんが2つの名前を考えて送ってくれた。

一つは忘れてしまったが、ちょっといかつい感じがして、それはそれで雰囲気あるような気もしたけれど、そもそも私がその漢字が読めなかったので(笑)

誰もがすぐわかるパミールの花を選んだ。

それがこうした台湾でパミールの花として迎えられているのが不思議なような、どこかで当然の流れのような気もしていたりして、それも不思議。

不思議ばっかり。

いいんだよね。

不思議で。不思議って思うことで何かがふわっと大事にされる感じがする。

これは黒か白か、何であるという結論つけてしまうより、不思議。と言って丸く包んでしまうのが好き。

だからいい加減大将なんだけど。

さて台湾1日目に戻りましょう。

先に行っている太田さんを追いかける形で前田さんと二人、成田から飛び立つ。

その朝にどうしても会いたいと、最近懇意にしている方が駆けつけてくれた。

これからおおきな手術をする前にどうしても会いたかったし、自分も入院する前に3日くらい旅に出ようかと思う。

と成田にスーツケースを持ってきていた。

北海道にもいけるし、沖縄にもいけるし。

沖縄がいいんじゃない?とか話しながら、それでは行ってきます!と。

また会おうね!

と言って。

人が出会うタイミングって何でこんなにパーフェクトなんだろうと思う。

おおきな意図が働いているとしか思えないことが次々にあると、もう焦ったり不安になるのは馬鹿げた事だと思うようになる。

私には私の今の課題というのが幾つかあるが、課題が見つかると、解決しようとやっきになるが、いつか解けていくんだと、ゆるりとしている方がこんがらかった糸の目が逆にきつく縛られたり、余計にあっちに転がり、こっちに転がりして大きくなってしまう事がない。
ゆるりと構えた方がいつのまにか緩んで解けていくんだろう。
そううまくいくときと、やっぱりやっきになってしまう時ってあるんだけどね。

そういう時は一時停止だ。

台湾に来てから何度か海は見ているけれど、この浜辺から見る海は、あれだ。

もう8年くらい前に沖縄の島へ行った時にずっと頭に流れていたメロディー。

それで作った「海をめぐる第1章」

それが再び流れ出す。

今度の神楽坂での自主企画ライブに(だいたい一年に夏と冬の二回くらい自主企画ライブしてます。何が違うかというと、オリジナル曲をたくさん弾くので単純に曲数が多いのと、演奏メンバーが増えるのと、映像なんかも色々使ってやりたいことやってる感じです。)
この曲をやろう。

続く。
7月27日金曜日夜
夏の銀河夜行💫
今年に入り、アリゾナ、台湾と旅して7月8日は南相馬市と旅が続きます。

どこも自分の感覚を心地よくおしひろげ、想い出や感動を音に繋げたくなります。

音楽はシェアだなと最近思います。

私という個人が、大きな歴史を持つ土地や、沢山の物語を持つ人たちに出会うことでそこから伝えてもらったものを音や話を通して同じ空間の中でシェアする。

まるで共にトリップするような感覚がうまれたとしたらすごく素敵な事だと思います。
いつものピアノ竹井美子、ドラム・パーカッションの前田仁と、そして銀河夜行ライブでは欠かせない存在になっているベースの山田章典が今回はウッドベースも持って参加。
選曲も楽しみながら、銀河夜行ライブでしか聞けないプログラムでたっぷりお届けします。
夏の盛りの宵に、銀河夜行へご一緒に。
今回は神楽坂にあるクラシックのライブでもよく使われている、音の美しいTHE GLEE  にて。

立ち見なしの定員55名。

お酒やお食事とともにゆっくりお楽しみいただけます。
要予約です。

お早めに♪

  
予約電話03-5261-3124(平日10:00〜18:00)

東京都新宿区神楽坂3-4  

AYビルB1F

THE GLEE 

18:30開場19:30開演

ミュージックチャージ予約4000円 当日4500円

飲食代別途/予約制/先着順自由席

馬頭琴 美炎

ピアノ 竹井美子

ドラム・パーカッション 前田仁

ベース・ウッドベース 山田章典

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