馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 リスボンに誘われて- 2014/10/28 -

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渋谷にて録音でした。
はじめの1時間で6曲とり、
つぎの1時間で20分の曲ともう一曲。
集中ーーな時間でした。

途中からバイオリンの佐久間さんも合流し、編曲を頼んだ木村くんも合流し、最初の1時間で6曲とった直後の私と竹井さんと今成さんは、なだれ込むようにして、その20分のファイブエレメントを演奏しました。
これが、また息の抜きどころのない曲だ。
木村くん、相変わらず録音は一月後だと勘違いしてるので、まあ来ないかと思ったら来てくれて、
とにかく弾ききった!いいんじゃない?今の。と全員が思ってるところに、
えーと、ここは、ここがこうだから、もっとこういう風に。
ここはもっとこうでお願いします。
と立て続けに。

木村くんは、大抵の録音がそうであるように、切り取り式で修正できると思ったらしい。
いえいえ。
全くのライブ録音です。
ノンストップです。
長い曲も。
すでに頭の中が真っ白になりつつあったので、考える事もなく、ではもう一回。
結果最初の録音よりうまくいった。
そして最後に残った一曲はバイオリンと馬頭琴のデュオ。
最初の頃に作曲した風と空のうたを、木村くんアレンジでバイオリンとのデュオがとてもかっこいい。
一発でとれた。
と思ったけど、とりおわった後に、録音の方が、今のとても良かったんですけど、チャンネルがどうのこうので、どうでしょうもう一回とっても?
と、とてもソフトにおっしゃるので、はい。
もう一度。
ふと、録音中にわずかに不思議な音がしたのを思い出し、それの事かしら?と思うも、その事は言ってないしな、まあいいや。
そしてもう一回。
結果二回目がとてもいいでき。
あとから、一回目の時に、木村くんの靴底が床に張り付いて、足上げようとして、ミシッと音がでたから、木村くん動けずにへんな格好で固まってたと、いう話を、その後次の用事でさっと帰った木村くんのいないところで聞き、もしかしてその音入ったから、録音の方がそれとなくやり直しを促したのではないかしら?と思えてきて、本当の事を言わなかったのは、ムカッと来ないように配慮されたのでは?
などと推察。

どっちにしろ、来てくれた木村くん。
あなたのおかげでいいのがとれたと思います。

エネルギー切れたみなでカレーを食べて、お茶を飲んで脱力。
もう動きたくない。
と思っていて、ふとなぜか文化村を思い出し、スマートフォンで検索すると、「リスボンに誘われて」という映画があと15分後にやっている。
ちょっと行ってくる!お疲れ様でした!
とさっきまで返事もろくにしないようだったのに、皆を後にして映画館。

どんな映画か全く知らないけど、なんか急に見たくなった。
題名からするに気楽な一人旅かと思って、これで心を軽くして帰ろうと思ったら、最初からん?
この映画は・・
革命を生きた人達の圧倒的な映画でした。
途中何度目をつぶって耳を塞いでできれば上着を被りたかったけど、すごくおかしな人になるのでがまん。
なんで私はこの映画を見ささられているのだろう?と思いました。

まだ消化できてないけど、終わったと思うと、いや終わってないでしょ。と突きつけられることがこの所多い。
そういうことなんだろうな。
できた。
と思うとその先が見えたり、できてないところが現れたり。
その繰り返し。
表現したことはその瞬間だけで、全て終われば過去のもの。
はじまったら終わりのない世界。

そして山手線でぎゅうぎゅうに押し寿司のようにおされて、今帰途についてます。

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