馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 お籠- 2016/01/29 -

Category : BLOG

お籠。

漆塗りだったんですね〜

改めてすごいなー。

昨日演奏依頼をいただいたお寺に打ち合わせで行きました。

その土地の名前が門前というように、このお寺の門はとても立派。

前年に改修工事をしたときには同じ仕事ができる宮大工を頼むのに青森や群馬やほうぼうに声をかけて集めないとならなかったそうです。

でもこれでまた100年はしっかりもつのだから、現在の門でもおよそ200年前の時代に建てられたものだそうですが、お寺自体は1300年代足利基氏将軍の建立だそうです。

由来とか、そんなのを聞いてるとキリなく聞いていたいです。

机の上のお勉強は苦手でしたが、こういう所で聞ける話はいくらでも知りたい知りたがりや。

打ち合わせしている間なんどか、あれは何だろう?と向こうの天井に見えていた黒い底の部分。

帰り際に見ましたら、お籠でしたの。

で、ぼろぼろで、いつの時代からあるのか全く分からなく、きれいに直して漆も塗り直したそうです。

「お坊さまが乗ったのか、お姫様が乗ったのか、誰が乗ったんでしょうかね?」

ということです。

  

以前にご一緒しました元アナウンサーの山川建夫さんの朗読とのコラボを一部で。

青い馬の少年。

私二度ほど音楽を挟みつつやりましたが、この絵本、少年とおじいちゃんのテンポ良い会話で成り立っているお話し。

少年とおじいちゃんを代わる代わるやっていた私。

これ、おじいちゃんを山川さんのうっとりする低いお声でやったら面白いだろうなー。

ということで、私も少年をやらせていただきます。

スーホといい、青い馬の少年といい、割と少年に向いてる気がします。私は。

歌っていても、少年が歌ってるみたいとよく言われておりました。

色気がないということかなー。

お寺の方々といろいろ打ち合わせしていると、本堂のどこをステージにするかというので、ご本尊にお尻を向けては、ということで、でもステージの見栄えも考慮しまして、ご本尊の真ん前に金屏風をたて、その下にお雛様が座るような華やかな縁の畳のようなものを敷きましょうか。

と、9月のお彼岸の日なので、そういう華やかなのでもいいそうです。

ご先祖様も沢山見にこられるかもしれませんね。

ということでした。

金屏風に馬頭琴。なかなか見られない図が展開しそうで楽しみです。

冗談で、美炎さんお籠に乗って登場しますか?

と言われて、ちょっと乗ってみたいと思ったりして。

どんな乗り心地なのか興味が湧きます。

馬に乗り慣れてて、ラクダに乗った時のあの驚き。

お籠とは、意外に揺れるものではないだろうかと想像。

幼稚園もやっておられるお寺さんなので、当日は子供たちも来てくれたらいいなぁ。

先代が、良寛さんのようにお寺のお庭で子供達とまりつきをしたいと思って作られたそうです。

でも今はまりつきというような優雅なものではなく、サッカーが流行りで、一緒にやるどころじゃないそうです。

私のいとこが、自分の子が通う小学校で、ドッチボールに参加して、やばい!しぬ!と思ったそうです。笑

話をしていると、御住職、エレキベースを若い頃からしており、バンドメンバーとよくライブハウスでライブするそうです。

でもお寺でこのようなイベントは初だということで、なのになぜ音響機材があるのか?

お説教に使うだけにしては、、?と思っていたらそういうことでした。笑

一曲何かコラボしたいなと思っています。

まだ先ですが、とても楽しみです。

山川さん今日は自宅まで来てくださり、広島のレモンを持って来てくれたので、台所が爽やかな香りでいっぱいです。

  

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