馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 わからないこと- 2016/04/15 -

Category : BLOG

最近ふと車の中で、考えたことがあった。

悲しい時に、自分はまだこんなに泣ける力があったのかな。

子供のように泣きじゃくることができるんだな。

ということ。

子供のように泣きじゃくることができたら、それは自分を褒めていいと思う。

で、そんな風に泣いた時は、次にその場面が来てももう悲しくない。

悲しみが泣きじゃくる事によって癒されて、さようなら〜したんだなと思う。

 

泣きじゃくりながら、頭のどこかで、そうか、自分はこんなに悲しいんだな。辛いんだな。って、イイコイイコしてあげる。

この歳で泣きじゃくっても、誰もイイコイイコしてくれないし。そもそも人前ではやはり泣きじゃくれない。笑

だから偉いよね。子供って。人前で泣きじゃくれるし、だだもこねれるし。

でも、泣くに至るまでには過程もある。

茫然とすることもまた、茫然とするしかない。

大きな地震や災害があるたびに、自分の心をつかむ。

つかまざるを得ない。

そしてやっぱり、辛かったら、悲しかったら、泣いてしまおうと思う。

抱えたままだと、どうも体も心も具合わるい。

そして私は先日出来たばかりのポラリスを一人で弾きました。

弾きながら、なんて悲しい音なんだろうと思った。

三回くらい弾いたら落ち着きました。

ポラリスの詩を急に書きたくなって、

あ、ポラリスって北極星のことです。

なんか書きながら、うねりのようなものを感じていた。そのうねりは、この時代によく言われている、天災や人災。

人も地球もどうなっちゃうんだろう?誰もが頭によぎること。

そのうねりのはざまで、ふと聞こえたこと。

ポラリス。

終わりじゃなくてはじまりだよ。

それが何かわからないけど。

私はわからないことだらけです。

自分で感じたことも、作った作品も、本当はわからない。

わからないままに書いて、弾いて。

わからないままにしてるし、わからなくてもいいのかもしれない。

でもせざるを得ない。作らざるを得ないし、ひかざるをえない。

だから生きてるんだなと思う。

.

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ポラリス

.

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もう千年、そしてまた千年。

広大なひろがりの星座の網にゆられて、

時がむこうからやってくる。

うちよせられた、そのはざまで

おわりではない。

それははじまりだとポラリスが言う。

もう迷わない。

出ていこう。

その幾重にも重なる星座の網の暗がりの中へ

ポラリスをめざして。

.

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