馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 地球の影- 2018/06/08 -

Category : BLOG

モニュメントバレーのサンセットは7時過ぎ。

夕日の頃を狙うなら

3時のジープツアーで二時間半まわり、休憩して6時くらいに出ればいいかなんて言っていて、実際には撮る場所によって岩山がそびえてるので、早めに日が陰ってしまい、顔に日が当たらないという事になるのでした。

岩山が夕陽で一番赤く燃えて輝く時には顔色も赤く燃えるという事になるのでした。

何しろ人目を気にする小心者の二人は、撮ってるところをできれば見られたくない。

車で巡るのが基本のこのモニュメントバレーのコースは、名所やビューポイント以外はほとんど車が素通りしていく。

素通りポイントであり、でも車が車道にはみ出ないように少しだけ停める所があり、なおかつ入り組んでいたりして、人目につかないという場所を探す。

普通は絵になるポイント探すのにね。

まず見つけたのがここ。

  
真ん中の車道から一段低い訳ですね。

でも撮ってる前田さんが、なんかイマイチ。と言って、上に上がれと言う。

   
    
   
それから逆にこの下へもっと行ってみる。

   
   
向こうに見える岩山の陰に日が沈んでしまう。

だめだこれ。場所変えよう!と岩山の向こう目指す。

   
    
    
   
こっから交代。

もう二人してつかれてしまい、前田さんも僕はもういいよと言うし、私も撮る!と言っておきながら何が撮れてるかよくわかってない。

   
    
    
 
もう気持ちは明日でいいんじゃない?

で車で引き返す。

そして駐車場の外れで、え、まって。ここが一番良くない?

と撮ったの。

   
    
    
    
    
    
 
さてこれでカエンタの宿まで戻る。

その道すがら

   
    
    
 
夕日のピンク色の下に地平線に沿って紺色になっている部分は地球の影だって、先日ナナさんが教えてくれた。

この日の夕食はなかなかにハードでした。

それまでがとても美味しかったので、要するにセドナのようにジャンクフードではないレストランやスーパーがある環境ではなく、ホテルのレストランは閉まってしまい、外に出るとファーストフードかどきついいろの食べ物しか置いてないコンビニ。

タコベルのドライブスルーへ。

疲れと、割に遅くに沢山食べた昼食のせいで、私は食欲なし。

前田さんはロール状のものと、アイスティーを頼みましたが、このアイスティーが全部飲んだら死ねるんじゃないかというくらい甘かったです。

もうさっさと寝てしまうに限る。

次の日はこうなったら3時頃起きて出て、撮ってからホテルに戻って仮眠して昼に出ようということに。

モニュメントバレーのパンフレットにも、開けっ放しの門の前の立て看板にも、この季節は7時にクローズ、朝は7時にオープンとある。

そうすると日の出も日の入りもその時間外なので、美味しいところみれないじゃんと思うのだけど、真っ暗だと危ないからという配慮なのか。

果たして本当にクローズしてしまうのかわからないが、とにかく来てみようと。

この旅はギュと体力勝負の部分と、かなりのろんとグータラな時間とが日替わりである感じ。

旅先で何もしないでのんびりするという時間があるとことのほか贅沢に感じる。

ほんとは海外に出たら一カ月くらいはほしいな。

ツアー旅行に参加するとなんでもかんでも合わせなければいけないのがつまらない。

今はネットで簡単に予約も調べることもできるから、やってみたことない人もやってみると案外簡単に、自分にベストな旅を組めるんじゃないだろうか。

場合によっては現地の日本の人を1日でも半日でもガイドを頼むと、途端にその人から見えてくるその場所が近くなるし、知っている人がいるという場所が見知らぬ土地から、次にその人のいる土地へになる。

これはかなりおすすめ。

カリキュラムに従って、プログラムに従って、合わせていく。

ほんとは演奏でもプログラムお願いします。

と事前に言われるの困る。

その日の朝にどういう気持ちか分からないし、その場の雰囲気やお客さんにもよる。
まあ大抵の場合、多少の変更はありなので、あまり気にしないようにはしているが。

急に動きをとめて、どれだけ寝るんだモードになったり、2.3日動き続けたり、

これ私の日常もそうだわ。

たとえたら

って考えてみて最終的に思いついたのは猫。

中年期の。

気づくとずっと寝てるんだけど、はしゃぐ時や、本能が目覚めると獣になる。

でもそれがおさまるとまた同じ姿勢でずっと動かない。

それより、この旅で一番の目的はモニュメントバレーの誰もいない荒野で音出す。

というもの。

あしたはそのために早起きだ。

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