2018
うん。思い出した。
夕飯に何を食べたかを。
昨晩の台湾花蓮、新城のアトリエ琴でのライブの後、ホテルには戻らず、楊さん夫婦の親友の李さん宅へ。
李さん宅に2日間泊まらせてもらったのでした。
もう夜中なのに、ご飯作って待っていてくれた。
楊さんの大学生時代の親友の李さんは大学で化学を教えていて、家族は台北にいて、行ったり来たりしてるようです。
ゲストルームが3つもあり、何から何まで至れりつくせりでホテルより居心地よく居させてもらいました。
他の人があまり食べないので私ばかり半分は食べたと思います。
なんなら器ごと抱きしめてしまいたい。
くらい。
次の日の午前中は何も予定無かったので、市場へ連れて行ってもらいました。
今年は果物の当たり年だそうです。
マンゴーうまかったものなー
まだいう。
リュウさんが何かを買って、おばちゃんがいんげんの干したのを香嗅いでごらんといって、これあげると、無理やりリュウさんに。
お金払うよ!とリュウさんも無理やりおばちゃんに。
最後はすごい速さでおばちゃんがリュウさんのリュックの中にお金返して終了。
売り上げないと思うんだけど。
台湾バナナ。
芭蕉と言うらしい。
ひとふさ15元。
だいたい45円くらいかな。
そしたら一人一本ずつ味見くれて、商売になってるのかな?笑
台湾の人たち本当に優しい。
みんな明るくてフレンドリーで、この海と山とに囲まれて幸せそう。
太田さんが帽子を買う。
完全にどこの人?!
今日のプログラムはこの後劇団のワークショップに参加して、夜はカフェでライブ。
劇団は二つの原住民の劇団で、一つは阿宝さんの劇団。
その前にお昼ゴハン。
何食べたい?
ときかれて
るーろーふぁん!
おばちゃんが一人でやっている食堂へ。
日本でいうところの牛丼。みたいな感じなのかな。
リュウさん夫婦は、あらそれでいいの?みたいな感じで、違うもの頼んでましたが、前田さんと私はこれで大喜び。
ネギと卵の炒めたものと金花のスープと一緒に。
劇団のワークショップでは、原住民の人がまず、機織りの話をしてくれる。
始まる前に沢山織られた布や紐が素敵だったので、もしかして舞台衣装をこうやって自前で織っているのかしら?
と思っていた。
彼の話はとても興味深かった。
子供の頃、山の中の暮らしで、おばあちゃんがとても早く就寝するので、夜中の2時くらいに早くもう起きて、機織をするのだそう。
コンコン音が響くので自分も起きてしまう。
宿題やってしまうと、やることないので、真っ暗な中外で遊ぶ。似たような子達が起きていて、みんなでかくれんぼ。
外くらいから隠れる場所なくても遊べた。
でも村の年寄りはこの伝統を伝えることなく、去ってしまった。
ある時彼は夢で自分が機織をする夢をみる。
やり方がまるで知らなかったが、夢を思い出して織ってみるとできた。
でも伝統的な模様のやり方はその後の試行錯誤。
ただ、谷をくぐって二つの山を越えみたいな口伝えはおぼろげに覚えていてその通りにすると織れたりする。
そして、この織りのパターンを踊りのステップにかえた。
そうやって織りを覚え、伝えることと、舞台では織りのステップを表現として用いている。
みんなも最初簡単なパターンから教えてもらってステップを踏む。
だんだん複雑になるけれど面白い。
リズムのパターンというのは面白いものなんだな。
体も気持ちも喜ぶ。
音楽もそうだし、舞踏も、機織も、繰り返しの作業も。
しかし台湾では様々な世代の人が集まる。
特に若い人たちが多いのがなんとも嬉しい。
文化というものに一つ壁がなく、とても身近に親しんでいる様子だ。
彼らの明るさや好奇心、様々なものを受け入れてくれる大きさは素晴らしい。
次の日の朝。
李さんの用意してくれた朝食はとてもバラエティーに富んでいる。
学会で世界中に行く李さんは世界の美味しい調味料などあつめている。
トロリと甘いバルサミコ酢などをパンにつけて食べたり、マンゴー以外はどこの国の朝食かなという品揃えだ。
お世話になりっぱなしのまま、台湾公演の最終日は花蓮をさり、南の台東へ。
行く道の途中にある、リュウさん夫妻の昔勤めていた教会が運営する施設へ。
原住民のアワさんとモリさん夫妻も一緒に。
彼らの作っている工房を見せてもらったり、音楽に対する反応の良さは抜群ですね。
この後台湾ブログの一回目に訪れた海辺のカフェへ。
そして夜はヨガスタジオ公演。
続く。