馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 まだまだですな〜- 2014/09/27 -

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すっごく喉カラカラだね!と言ってコンサート終了後琵琶の三紀さんと喫茶店に駆け込む。

何気なくさっきのコンサートの様子を二人して語り合ううちに、要するに今回琵琶も、語りも馬頭琴もマイクを使った。200〜300くらいのホール。

前半は同じホールで会議があったので、演奏直前に音の確認。琵琶と語りと馬頭琴。音のバランスをとるのが難しい。グランドピアノも時には入る。途中出し入れの確認に気を取られて、本番。

なんか?生音?あれ、このホール響かないなー。マイク出てるのかな?確認してもらってるから、出てるはず。頭にモニターが無いじゃんという事がよぎるが、モニター無くてももっと直接の音の響きが多少あってもいいのになーと、いろいろ思ってる猶予もなく、少しでも響きを作ろうと一生懸命。渾身。もう何も出ない。というくらい。笑。そして自分の30分のソロ部分を弾き終えて、汗だく。届ける一心すぎてどう届いているか余裕なし。

袖に戻ると三紀さんが感動してうるっとしている。あれ?どうしたの?

そして三紀さん。今日はまた、なんかすごいなー、と袖で聞き惚れる。常連のお客様から、なんか今日のは新鮮でした。と言われ、三紀さんは、?

三紀さんにしても、語りも琵琶も客席に吸い込まれてしまって出しても出しても吸われてしまう。やばい。と思って、普段の倍の神経で語りを語る。

つまり二人とも、やばいぞの元にものすごく頑張った結果、いい演奏になったのだが、あーダメだったー。と思ってたらCDはたくさん売れるし、お客様の反応はとてもいい。⁇と思いながらも、もう頭が働かない。

で、喉カラカラになって一息入れたところで、あのさー、さっき舞台にモニター無かったよね?

‼︎‼︎それじゃん・・・
あー機械オンチで人任せはこうなるんだな。と二人で苦笑い。

でも結果いい演奏ができたということは、普段から、そのくらいやってしかるべきなんじゃ?ということにも気づいたありがたい舞台だったのでした。

何事も経験と学びなり。

写真はリハ風景。この時は曲の確認とか他に気をとられてたわけですね。苦笑

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 空想の中で会いましょう- 2014/09/26 -

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やっぱりこの時代になってもお手紙はいいものですね。

先日のライブで棚田コンサートのお知らせをしたところ、ライブにいつも来てくださる方から、漢詩の便りをいただきました。

さすがにこの歳では棚田コンサートには行けないので、空想の中で山の棚田を訪ねたつもりで作詩したものです。とありました。

大意は、どうぞおいでください、の便りに、はるばるここまで尋ねてきた。野花咲く小道をとぼとぼと川に沿って歩いてきた。秋の収穫を終わった田についた時、弦楽器の音が流れてきた。あざやかで美しいその音は、手紙を下さった若い女性の馬頭琴奏者がかなでる馬頭琴の音色だった。

そういえば、一昨年コンサートの後で馬頭琴の調べを詩にしたものを送って下さった方がいた。調べが誰かの心に届き、何かに表現してみたくなる。そんな風に作用しているのかなと思うとまた嬉しいです。

文通といえば、私が高校の時からずっ馬頭琴奏者になるまでくらいの間ずっと文通していた方がいました。

民族文化映像研究所の所長の奥様で、所長宛に研究所の作品「奥三面・山に生かされる日々」を見た経緯とどんなに素晴らしい作品かということを(笑)熱烈に手紙に書いて山形から送ったのでした。そうしたら奥様から返事があり、大変楽しい内容のお手紙ありがとうございます。姫田は(所長)撮影で忙しくしていておそらくすぐに返事は書けないので私が書きたくなり、書いています。とありました。
大変楽しい内容。というのも、あの時山の中の学校で、研究所のこの作品を何としても見たい!と思い、探してみると、なんと峠を越えた町の役場にある事がわかり、ボロい自転車でギコギコ峠を越えて、町へ行くと、投影機が必要な巨大なタイヤみたいなフィルム。自転車の後ろに役場の日に焼けたおじさんが、縄でぐるぐる縛ってくれて、はるばるまた峠を越えて戻り、なんと投影機が学校にあってみんなで見た話し。

そこからはじまって15年は続いていたかと思います。奥様に実際に会う事は二、三度でしたが、姫田さんには研究所に毎週通っていたのでずいぶんお世話になりました。

ここ数年は手紙もずっとご無沙汰してしまい、しばらくぶりに尋ねたのが姫田さんが亡くなられる一年ほど前。

映画を観る会小さな会で、作品についての感想を言いましたら、あらー美炎子さん?あなたの事はこちらの勝手なんだけども、本当に娘みたいに思っているのよ。どうしてるかなー?なんて家内と良く話しているの。そうですか、お元気でしたか。とおっしゃるので、思わず涙が出そうになりました。

また久しぶりに民映研の作品をみたいな〜

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 青く高い空の下で- 2014/09/25 -

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音が人の輪をつくる一つの媒体になるとしたら、こんな嬉しい事はないと思います。

でもそれを目に見える形で感じるのが棚田でのコンサートです。

去年の市原での山川さんとの朗読コンサートより来てくださっている素敵な2人のお客様は、毎回顔を出してくださり、心遣いに涙してしまいます。さりげなく支えてくださる方がいる事で、前に進んでいけるのだと思います。

まだ私が全然人前に出ることすら冷や汗ものだった時より励まし、応援してくださる方々も昨日のライブに来てくださり、やっと少しずつ音返しできるなという想いです。

去年、今年と出会っていく大切な人達が少しずつ棚田にも足を運んでくださり、私にとって一番音返しできるのが、この場所なのでとても嬉しい想いでいっぱいです。

人の輪というのは愛だなーと思います。音楽は愛だと思うのです。

説明できませんが、他に言葉が見つからないのです。

棚田をめぐる自然と代々手を入れ育まれたその世界もやっぱり愛だと思うのです。

棚田の青い空の下で会いましょう!

本日ハープの中村愛さんと二回目の音合わせ。ギターにしても筑前琵琶にしても津軽三味線にしても、弦を直接弾く楽器の心地よさ。そこに弓を使う楽器がロングトーンで入っていくときに喜びがあります。

ハープは本当に聴いていて飽きない音だと思いました。また、なぜかシルクロードがあう。ハープで伴奏。馬頭琴でメロディー。本当に不思議な世界に誘われる感が、シルクロードで発見。

今週土曜日は筑前琵琶の室井三紀さんと松戸市民会館にて。

28日日曜日はハープと馬頭琴で花島コミュニティーセンター 多目的室で10:30開場11:00開演 ワンコイン。
千葉市花見川区花島町308

10月4日にはまたマザー牧場でギター成川正憲さんと

10月5日は美浜区民祭り出演

そして10月19日は栃木県那珂川町の馬頭地区小口の山の棚田にてコンサートです。11:00開演

10月は高く青い空の下のどこかで音を辿ってお会いできますように♪

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 今日という日の音めぐり- 2014/09/23 -

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つまりそういう事なのか〜

とようやく最後の頃になって、秋分の日に自分が弾いて、みなさんが集ってくれていてというこの時間の尊さみたいなものがありました。

美浜ホールで演奏するようになって、いつもみえるおばあちゃま。まだ生きてるのよ。もういいかしらって思うんだけど、あなたの演奏を聞いてもう少し生きてみることにするわ。

と毎回おっしやって、次を楽しみに来てくださる。

昨日、主人の墓参りに行ったの。もう10年なのね。ごめんなさい。明日は私どうしても美炎さんのコンサートに行きたいからね。って言ってきたわ。と、シックな黒いレースのワンピースを着ていらして、私に教えてくれた。

秋分の日というのが、私の中にはこれから冬に向かうとき。というイメージが強かったのだが、故人をしのび、先祖に想いを馳せる日でもあったのだな〜。

そして先日ここで紹介しました、着物ドレスを作る小林先生と先生を紹介してくれたゆきさんがいらしてくださり、コンサートの後も、楽しいお話を。

小林先生のショーを見たときに、モデルの動きによってドレスがふわっと風をはらんだようになるあの動きに、音をのせたい。と思ったのでした。

また面白いことがこの出会いから生まれそうな予感です。

本番があるたびに思いますが、一つみえたと思ってもまた戻らされ、それでもどかこに辿りつくのか。

またどこかで皆さまと音を通して出会う時に、風はどう吹いているだろうか?

この道の先には何があるだろう?下を向くことも上を見ることも、自分の胸にたずねる事も忘れる事なく、まだまだ進んでいくのです。

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 みんなで待ってます。- 2014/09/22 -

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明日9月23日は秋分の日 美炎馬頭琴ライブです。

爽やかな実りの秋を迎えて、様々な命も静かに冬を迎える準備に入るのかな。

冬の裸の木は美しい
青い炎が燃えているような気がする

これは草野心平の詩の一節。

私の名の中にも炎があります。

音の中に、佇まいの中に静かに炎が燃えているような気がする。

そういう演奏が似合う季節にもなっていきます。

7月からの新曲三曲に、つい最近できた三曲も加わり、以前からの曲と合わせていろいろな模様が揃ってきました。

曲を作る糸口というのは突然に見つかります。

以前はやみくもに集めてましたが、最近はこれはいいのができそう。というのだけ。
眠いときは寝てしまうことも度々ですが、いいのができそう!なときは、ガバッと起きます。

先日。お風呂に浸かったと思ったら突然ワンフレーズ浮かび、これはいいのができる。と思ってしまったので、一瞬躊躇しましたが、すぐに風呂を出ました。そしてすぐにピアノに向って書き上げたのが、通称にじにゃんこ。(ピアニストとドラマーの間だけですが、)

ネコ虹わたる

です。この曲、身内では大変評判で、ネコが虹をわたっているとしか思えない。そう。弾いててその絵が浮かぶ、ワクワクかわいい曲なのです。

共演者とは曲名を通称で呼び合うのですが、

ピアニスト竹井さんに、「えっとねー、にじにゃんこと、龍と氷と馬とインスタントね。」

・・・・

今の何? 何時もの事なのですが、思わず二人で笑ってしまいました。

かわいい世界も壮大な世界も海も草原もLOVEも、モンゴルもアメリカも日本も・・

明日は晴れそうです。

東京駅から京葉線の快速でおよそ40分。千葉みなと駅からは、海側に降り、ロータリーの右に見える四角いビルの一階。

JAZZ&BAR クリッパー
クラシックな船内をイメージした素敵なお店に、ワンコインで食べれる美味しい料理も。飲み物も。

3000円+ワンオーダー

馬頭琴 美炎
ピアノ 竹井美子
ドラム 今成英樹

17:00オープン
17:30スタート

ぜひみなさんお越しください。

お待ちしています。

下の写真のように・・・笑

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