馬頭琴奏者 / 美炎 miho 公式サイト
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 待つこと- 2015/12/03 -

Category : BLOG

水木しげるさんの幸福の7か条。

ツイッターで目にしたので、読んでいていいなぁと思いました。

特に

しないではいられないことをし続けなさい。

怠け者になりなさい。

もいいね!

好きだった長新太さんともなんか通ずる。

ナンセンスが好きだったり、いい加減が好きだったり、ろくでなし子さんもそうですが、日本社会のここ、変じゃない?なんか堅苦しくない?というのを直接批判するんじゃなくて、茶化して、ほらこんなにナンセンスなんだよ。

こんなに滑稽なんだよって自分自身も茶化しながら表現してくれ続けている人。

社会の風穴的存在。

そういう人やそういう人の作り出したものに救われている人ってとても沢山いると思います。

私の場合は茶化すという高度な技はできませんが、自分が作る音楽のために自由でいたいなとおもいます。

精神的に。でも日常も出来る限り!

家族は諦めてますね。。

諦めてくれてありがとうございます。

やっとこの歳になって、このタイミングで、どうしたら自由でいられるか、割と楽にできるようになった気がします。

若い頃は本当に自分のやりたいことだけやる自由を自分に与えるためにどれだけ周りとぶつかったことか。

このところ、友達やお客さまに、仕事で行き詰まった時に、美炎さんのCDかけて心を旅に出してます。

という素敵な言葉をいただきました。

私が自分自身に許している、やりたくないことはやらない。

やりたいことをし続ける。

心を遊ばせる。

もちろん、やらなきゃいけないことってある訳ですが、そこは自分をうまく持ってく。

なるべく楽しくなるように楽しい要素を見つけて足して、で、ほんとにやりたくない時は潔くやらない。笑

そうやってるとほんとに些細なことが嬉しかったり幸せだなと思います。

寒い時お風呂に入って幸せだなーと思う。

お腹空いた時美味しいもの食べて幸せだなーと思う。

そんなことの積み重ねの1日。

美炎ちゃんていいよねー

と、とかく子供の頃から言われ続けている。みんなと同じ日常を生きているのに、私だけ嫌な部分をすり抜けているように見えるらしい。笑

実際そういうところもあります。

でも、それが私の道なんだなと最近思います。

そのおかげで何か私の音楽が自由な感じがして、それでいいなと思ってくれる人がいる循環がある限りは私はこのままでいいのかなと思います。

でも実際、自由でいることに不安や孤独を認めながらもそれと付き合い、なおかつ湧いてくるものを待つ。というのは、簡単なことではないのかもしれません。

簡単じゃないからこそ、やりがいもあって、続けられるんでしょうね。きっと。笑

  

 自宅からのラジオ出演♪- 2015/12/02 -

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初体験の自宅から電話でラジオ生出演。

何事も初めてのことはやってみないとわかりません。

スタジオに行くときは、それなりに仕事モードで行きますが、朝起きて、家のこといろいろやって、コーヒー淹れて飲んで、その延長でラジオ出演したらいかんでしょ。

というので、出かける仕度して(着替えて化粧した)仕事モードになって電話の時間を待つ。

こちら、本日のスタジオでした。
  
はい。谷地に向かってお話ししてました。

FM-FUJI
GOODDAYという番組のつながり人というコーナーでした。

一番心配だったのは、電話で出演してる間に誰かから電話来たらどうしよう。。

誰からも電話ありませんでした。

ただ一度ブッと携帯がメールの着信音があって!!!と思いましたが、あれは、やはりラジオお聴きの皆様にも聞こえてしまってるのでしょうか?

このタイミングに届くメールってなに?!と思ったら、

母に今日の頼みごとしたメールの返信で、「頼むの遅い。もう家にいない」でした。

とはいえ、DJは小川もこさん。いろいろお世話になっているので、とても楽しくトークできました。

馬頭琴の楽器の由来、どうして私が馬頭琴をやろうと思ったのか、オリジナル曲を弾いているのはなぜか、馬頭琴の魅力、思い出せばモンゴルでのエピソードや、オリジナル曲の話など、

あ、もう終わっちゃうのか、もこさんやもこさんの同じ語りの会のラジオパーソナリティーの方々はやはり流石です。聞き上手、なので話すことが次々頭に浮かぶので時間足りず。

そして、相手をリラックスさせるということをまず第一に考えてくださっていることが手に取るようにわかります。

ラジオ出演、ちょこちょこと今までも経験がありますが、人によりますが、若手の方だとやはり、いかにうまくまとめるかということに一生懸命になっておられて、こっちも協力しなければ。という心持ちになります。

なので、今回は本当に話したいことに集中することができました。

話し手聞き手の本当のプロはこうなんだなーというのを、自分が話しながらも感じていました。

そんな小川もこさんとの出会いについては、私のこのブログの7月13日の回に紹介しています。

もこさんの語りは音楽と似ています。引いたり押したり、包み込んだり、駆け登ったり。

音楽が大好きなもこさんだからでしょうか?

私も最近ご縁ができました山梨で、私のオリジナル曲「龍は嵐を呼んで天に昇る」をバックに流しながらもこさんが語る公演があります。

もこさんが以前私のコンサートに聞きに来てくれた時にこの曲を演奏した時、これだ!!と思ってくれたその感覚が、私はもこさんの語りの中で、この曲とのシンクロに驚いて、鳥肌がたち、涙が出ました。

12月15日

手打ち蕎麦「そば丸」にて

お食事付き3000円
すごく行きたい。。。
演目

「昇天の刺青(ほりもの)」
FM-FUJI

GOODDAYという番組、10時から4時まで生放送。DJ小川もこさんは毎週水曜日の出演です。
  

 うまがあう- 2015/12/01 -

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だんだん冬景色になってきて、今朝は車のフロントガラスが凍りました。

  
窓の結露とその向こうに見える畑には落花生ボッチと呼ばれるこの時期の畑の風景です。

三菱鉛筆さん二回目のイベントでの演奏も、会場のお客様にあなたはモンゴル人?と呼びかけられて無事終わりました。

  
 

控え室における一コマ。

よく見ると馬だらけ。

この週末は岡山から親子で来た津軽三味線の蝦名宇摩ちゃんと下北沢と秩父でライブでした。

なぜか中国語でお客様に話しかけられました。

今回、宇摩ちゃんも私と同じく、子供の頃家にあった津軽三味線奏者の高橋竹山のレコードを聴いてやりたい!となったということが判明。

  
隣で楽器を構えていると、よく似た形で構え方。

それで並んで津軽じょんがら節を弾くと手の動きの上下もシンクロするのでお客様も見ていて聴いていて面白いみたいです。

多分私が一番興奮してます。

だって今更津軽三味線でじょんがらは弾けませんが、馬頭琴で弾けるのですもの。それも、馬頭琴だけだとやっぱり面白くないけれど、隣で津軽三味線と絡むと面白いことができるわけです。
馬頭琴と津軽三味線の津軽じょんがら節とリベルタンゴはお客様に大好評でした。

   
 
宇摩ちゃんはお師匠さんに尺八も全国の唄も、沖縄三線も太鼓も仕込まれたので一つのライブでいろんな事ができます。

馬頭琴美炎のオリジナル曲、新曲の月みちるを津軽三味線で、最後の鷹を尺八で宇摩ちゃんに入っていただき、こちらもお客様にとても好評でした。
ライブでしか聞けない面白いことが満載のライブです。
これにドラム入るとさらに華やかになるだろうな〜

春には岡山でまた一緒にできそうです。

秋はまた関東で幾つかライブが実現しそうなので、聞き逃した方は来年の秋をお待ちください^ ^
秩父でのコンサートでは、宇摩ちゃんの実家、パン屋のラパンノアール。

国産小麦と天然酵母の美味しい優しい味をたくさんいただきました。

特にこの時期これ!

  
シュトーレン。

大好きです。去年いただいた時に美味しくてとまりませんでした。

本当は一月日持ちするので、クリスマスに向けて薄くスライスして毎日一枚ずつ、コーヒーと一緒にいただくのがベスト。

でも美味しくて一枚ずつが二枚、三枚と食べてしまうから、クリスマスまでもたない。。

秩父はまた改めて遊びに来たいところだなと思いました。

さて
12月も幾つかライブがありますが、6日のみつるぎカフェは満席になりました。

25日の子供向けクリスマスライブ、千葉県八千代市の勝田台文化センターと、23日の岐阜でのコンサート。

このホームページのコンサート情報でご確認ください。

27日暮れのギリギリ手前!

いつもの馬頭琴編成と少しまた変わるライブが四ッ谷のライブハウス、メビウスで夜あります。

渋谷の宮地楽器で私は馬頭琴講師をしていますが、そこで出会った素晴らしい講師陣とライブします。

モンゴルの馬頭琴楽曲、美炎のオリジナル曲や、私も初となる名曲もいろいろ!

ピアノ、ギター、ベース、パーカッションの編成です。

きっと楽しい夜になりそうです。

  

 わわわ- 2015/11/22 -

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愛情でつながっている人の輪っていうのが一番強くて、拠り所にもなれば、何かを形づくる上でも、確かなものだと最近いろいろな仕事の場面で思います。

三菱鉛筆さんの130周年記念、そのパーティーの席にて馬頭琴を演奏してほしいと、声をかけてくださった清水さんは、ぜひパーティーの中での社長の話を聞いてください。と。

話がうまい人、沢山いるけれど、どうしたって人柄が出る人っているなぁと思います。

大きな会社の社長ともなれば、沢山のことを把握して、現実的に作っていかなきゃならない部分にとらわれてしまうのではないかと思いますが、こんなに精神的なことを一番の支柱において、常にそこに意識がいくように、そこから外れないように、社員も家族も、取引先の方々にも気配りを忘れない。

ちょっとやそっとでは真似できない、器の大きさを垣間見た気がしました。

ちょうど今日も、普段ライブに来てくださるお客様でもあり、子供会のクリスマスコンサートに度々呼んでくれている方のお店が10周年ということで、そのパーティーで演奏しました。

その中にも無くなった会社の社長さんがいかに地域の人の幸せを考えていたか、その方のおかげでみんなが集まれるお店を作ることができたと、そういった話を聞きました。

人は何かを作り上げる時に、たくさんの経験をして、苦労も努力もして、そういうものもしれませんが、

それはあくまでも過程であり、いいことも悪いこともあった。というような、波のようなもので、実際には、人の輪をどう作っているか、という副産物のようなものが、実は一番大事なものであると、実際に幾つかのパーティーや、イベントやコンサートで、人の輪をみさせていただき、関わらせていただいたことで、勉強させられていたように思います。

私はといえば感じたことをそのままに音にのせることが精一杯なのでありますが。

そんな人の輪に入れていただいて、少しでも何かを担えたことが非常にありがたく、幸せな仕事だなと改めて思いました。

それからハープの中村愛さんと、いわきまで行きまして、ラジオ出演を楽しくしてきました。

いつも車のなかや、控え室で楽しく話をしていて、その日もラジオ出演なのに沢山二人で喋りすぎて、少し黙ろうか?と言った直後にまた二人で話しだし、私はといえば、人の名前を間違って覚えたり、覚えなかったりする悪いところがあるのですが、此の期に及んで、愛さんは、めぐみと読むのを、いつもアイ。と間違えてるので、ラジオでそれは絶対にまずい!

と慌てて治そうとするも、

「愛さん、アイって間違えてよんだら罰金100円払うからね。アイさんに。」

って速攻で間違えました。

それから、ボーカルの先生のご紹介で生徒さんのCD製作に、以前ライブを聞いてくださった時に音色を気に入っていただいて、歌のバックに馬頭琴を入れました。

その打ち上げで美味しいイタリアンをご馳走になり、その後カラオケに行って、歌のボーカルの先生の前で歌いました。。。。。。。。

さて明日は天気心配ですが、マザー牧場。

そして来週は津軽三味線の蝦名宇摩ちゃんと。下北沢ライブはおかげさまで満席になりました。

29日日曜日の秩父でのライブはまだお席あります。

それから12月は6日にみつるぎカフェにて桜月流の宗家、神谷美保子さんとライブです。

  

 浮いてます。- 2015/11/18 -

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田舎の家にいると、なんかいろいろ作りたくなる。

作りたくなるような気持ちに余裕ができる場所って大事だな。

どんな些細なことでも、くだらないことでも、これは自分が喜ぶなと思ったら迷わずやってます^ ^

白馬がいたのでキャンドル作りました。

  
夢の中で出会う白馬。

この前の演奏。同じ舞台の共演者はなんと羊。

世界中の羊。

そう、マザー牧場です。

去年秋よりたくさん出演させていただいているマザー牧場。

野外での演奏なので雨が降ると中止。

でも私は雨に降られることなく皆勤賞でしたが、ついに雨。

山の上の牧場は真っ白け。

羊のショーをするアグロドームで演奏することになりました。

舞台袖に出番までいようと思ったら、袖には沢山の羊さん。

人間は見慣れている羊達ですが、ド派手な衣装で、頭には角!!

何この生き物は!という羊たちのギョッとした目つきに、ストレス与えそう。と思って舞台袖に羊たちと一緒に待つのはやめました。

ド派手な角の生き物こちら

  
そして次の日の演奏会場である館山のギャラリーへ。

いつも墨絵画家の山鹿先生とは、おしゃべりするのが楽しくて時間を忘れてしまいます。

ちょうどギャラリーではとってもかわいい作品展が。

全て野山で拾った木の実や落ち葉や小枝で作られた小さな生き物たちが生き生きと音楽を演奏したり、スケートをしたり、楽しそうに遊んでいる。

ピアニスト竹井さんと山鹿先生と、一つ一つにきゃーきゃーいいながら、私はついに見つけてしまいました。

ヤマネ

しかもちょうど山鹿先生のギャラリーにむかう真っ暗な房総の山道を運転しながら、道路に飛び出してくるカエルを避けていると、竹井さんが、私カエルになって冬眠したいというので、冬眠するなら、カエルじゃなくてヤマネがオススメだよ。

と、そこからヤマネの魅力話炸裂。

  

    
もちろん連れて帰ります。

山小屋みたいな家なので、違和感なさすぎで、一緒に住んでるみたいです。

うちのヤマネたちは、いつ見ても二匹寝ているので、ちょうどよかった。

  
そして山鹿先生が、私バラの花大好きなのよ。ちょうどさっきね、ヒゲさんって呼んでる地元のおじさんでね、自宅でバラを沢山育ててる人が明日演奏会だからってバラ届けてくれたのよ。

  
わー!!と感激していると、ヒゲさん、数年前にうちの備前焼の作品展に見に来て、バラの花をいけるのにちょうどいいのがあるか見に来たと、そして、無かったと言って帰っていこうとしたので、気の毒に思って、バラは育てるのですか?

ときくと、そうだと。

山鹿先生が、私バラの花を書きたいので今度かきにいっていいか聞くと、それから毎年一年を通じて一年に200本以上の薔薇を届けてくれているという。

そして山鹿先生は墨絵でもう何百という薔薇の花を書き続けているという。
そして、山鹿先生が、持ってきてくださったのが、

こちら。

  
ものすごい複雑な織で、自然のシルクの色の着物の織物に、躊躇することなく一気に書き上げたのだそう。

これ、衣装にしたらどうかしら?

とみんなで興奮しながら遊んで写真まで撮ったのがこちら。

  
とやっているうちに、美炎さん、これ衣装に使ってちょうだい。

ドレスに仕立ててくれたら、作品が皆さんの目に触れることになるし、光や動きで作品の表情が変わるし、それがいいわ!

と、こんな素敵なものを何の躊躇もなく、持って行きなさいと。

ありがとうございます。

山鹿先生。

きっといいことあるわよ!このドレスは世界中どこいっても映えるわよ。きっと世界中で演奏することになるわよ。

と嬉しい呪文をかけてくれました。

次の日の演奏会。

バラの花を届けてくれたヒゲさんが、新米のおにぎりを70個も!握って持ってきてくださいました。

コンサートが終わると次はその足でさらに房総の先端にあるホテルへ行ってとある会合で演奏して帰りました。

さて、だいまシェラトンホテル。これからまた演奏です。

ドラマーに、着きました。とメッセージ送ろうとして、浮きました。

と送ってしまいました。

浮かないでください。と返信がありました。

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